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About 救命医ハンクについて

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YOOSEKU
(ヨーセク)
海外ドラマ関連の執筆のほか、ドラマや映画の字幕・吹替翻訳を手がける。


4月25日(木)S4#3『旅立ちのとき』

3

ハンクとエヴァンの対立がひどくなるなか、彼らのもとには次々と依頼が舞い込む。
1人目はハンクの学生時代からのライバル、ケン・ケラーだった。彼は腹痛と吐き気、発熱の症状がある。これを診たハンクは一般的な肺炎用の抗生物質を処方する。
2人目はセレブ御用達のスパに来ていた、ソプラノ歌手のフランチェスカだった。彼女は激しい動悸を訴えており、診察に来ていたディヴィヤとジェレマイアの前で心肺停止に陥る。このときジェレマイアは瞬時に、除細動器の止まった原因が磁気毛布だと判断する。同じ毛布をかけて装置を動かし、フランチェスカを蘇生させる。
3人目は配送業のジェイクだった。彼は新しい仕事を始めたばかりで経済的に余裕がなく、仕事用のトラックに寝泊まりしていた。彼の発熱や咳の症状を診たハンクは抗生物質を処方する。
間もなくケンとジェイクは症状を悪化させる。2人は激しい咳と高熱の症状があり、痰に血が混じっている。また一般的な肺炎用の抗生物質が効かない点など多くの共通点が見られる。これらの事実からハンクとディヴィヤは2人をレジオネラ症だと見抜き、ハンプトンズ記念病院へ搬送する。
このあとハンクたちは感染源を特定するため、患者たちの行動を調べ始める。するとそこへ、ジェレマイアがフランチェスカを搬送してくる。彼女も激しい咳に見舞われており、レジオネラ症にかかっているのは明らかだった。
3人の感染源はスパのアクアウォールだった。彼らは同時期に、それぞれの理由で免疫力が低下していた。そのとき建物内のアクアウォールから発生したレジオネラ菌に触れて発症したのだった。こうして感染の拡大は未然に防がれる。
このころハンクとエヴァンは、スパの新規契約を巡って熾烈な争いを演じていた。実はこれは、ディヴィヤの仕掛けた作戦だった。彼女は2人がスパの営業で失敗すれば互いの必要性に気づくと考え、わざと競うように仕向けたのだった。ところがスパの担当者が2人を最終候補として残したため、彼らの対立は一層激しくなってしまう。
間もなく、ハンクはエヴァンを蹴落とすために仕事を取ろうとしていた自分に気づく。そうして醜い行為をやめるべく、スパの営業から手を引く。ところがその直後、ケンたちのレジオネラ症が見つかる。このためエヴァンは、ハンクが不衛生なスパの仕事を自分に押しつけたと誤解する。この結果2人の溝は更に深まり、ディヴィヤの手に負えなくなる。こうして彼女はとうとう、ある人物に連絡する。それは2人の父親エディだった。
一方、ハンク・メドを取り巻く人々にも変化がある。まずペイジがロンドンでの仕事をクビになり地元へ戻ってくる。またジルは急きょアフリカでの仕事が決まり、慌ただしく旅立っていく。

●アフリカのシーン
最後のアフリカのシーンは、実際に現地で撮影されたそうですよ~! この点について、製作総指揮のアンドリュー・レンチェウスキーとマイケル・ローチがTV GUIDEのインタビューに答えています。
最後のシーンで「登場人物や視聴者にウソはつけない」と、限られたクルーと南アフリカへ飛び、撮影を行ったそうです。どこまでも広がる大自然、ゆったりと歩くキリンやシマウマの群れはとても印象的でした。
CGで何でも描けてしまうこの時代、南アフリカでの撮影にこだわったスタッフの心意気に拍手!

●ジル卒業の理由
また、このインタビューではジル卒業の理由についても語られています。第1シーズンから番組を引っ張ってきたジル。そんな彼女はハンクとの交流を通して、徐々に自身の夢に目覚めていきます。それは医療面で貧困層を支援することでした。
番組が年数を重ね、皆がそれぞれの夢に向けて動くなかで、製作サイドは「ジルが夢を追って旅立つ」という展開を用意したということです。

※インタビュー詳細:TV GUIDEのサイトより
(※記事の内容は全て英語です)
Royal Pains Bosses on Jill's Departure: It Was the Hardest Thing We've Done

●ジル壮行会のプレゼント
チューイの店でジルの壮行会を開いた一同は、それぞれプレゼントを渡しました。ハンクは手作りのアルバム。ディヴィヤは名前入りのネックレス。そしてエヴァンが渡したのは特殊な形の寝袋。
寝袋は似たような製品があるようです。検索してみたところ、"Bed Bug Sleeping Cocoon"という商品名がヒットしました。1つ80ドル弱。なかなかのお値段です~。

ネックレスは残念ながら本国の公式グッズコーナーにもありませんでした。ところで改めてチェックしてみると、色々な公式グッズがあるんですね~。

※公式サイトのグッズコーナー

●番組グッズをプレゼント!
さて、ここで嬉しいお知らせです。WOWOWでは「救命医ハンク」の新シーズン開始を記念して番組グッズをプレゼントしています。
下記URLより是非ご応募ください!

※WOWOWオンライン

●Flip-Cam
中盤、ビリヤードでモメたエヴァンが、ペイジに「『フリップカム』を持ってこい」と伝えます。これはFlipというブランドが出している、小型ビデオカメラのこと。

※カメラの公式サイト

●今回のゲスト
患者のジェイク役はジェイ・チャンドラセカール。
実は「救命医ハンク」では全部で4話、演出を手掛けています。彼が監督したエピソードはS1#10「青ざめる秘密」S2#8「パーティーは危険な匂い」S3#15「青い青い海」、そして今回の「旅立ちのとき」です。
アニカ役はジュリー・クレア。主な出演作は「メンタリスト」「24」"Bunheads" "Web Therapy"ほか。
歌手フランチェスカ役はデイル・ラオール。「トゥルーブラッド」"Dumbass Filmmakers!" "Ave 43"ほか多数の作品に出演しています。

2013.4.25||コメント(0)トラックバック(0)

4月18日(木)S4#2『ハンク対ハンク・メド2』

2

ハンクとエヴァンが別々の医療ビジネスを始めると決めた直後、ハーバーフェストの会場で爆発事故が起こり、一帯は炎と煙に包まれる。
近くに居たハンクは現場に急行し、救助活動を手伝いながらエヴァンを捜す。すると間もなく、救護所でジェレマイアの看病を受けるエヴァンが見つかる。弟の無事を知ったハンクは、思わずエヴァンを抱きしめる。
この出来事をきっかけに二人は兄弟の絆を第一に考え、これまでの事業を理性的に分割すると決める。だがしばらくして、ディヴィヤを巡る奪い合いが起きてしまう。これを知ったディヴィヤは「過去の経験から仕事の掛け持ちはムリだ。どちらと組むか時間をかけて考えたい」と語り、二人を突き離す。
そんな中、ハンクたちには新たな依頼が舞い込む。患者の一人は爆発事故の現場にいたホリスターで、もう一人はジルの甥っ子ルークだった。
ホリスターは事故の翌日から体調不良を訴えるが、身体的な異常は見られない。また本人の希望でヴァンダイクが全身CTを行うが、画像上の病変はない。だが彼女の体調はどんどん悪化し、二日後には腸が動かなくなってしまう。
原因は爆発の衝撃で小腸が損傷する、いわゆるショック・バウルだった。ホリスターはハンプトンズ記念病院に搬送され、無事に一命を取り留める。こうして彼女は一同の対応に感謝し、ハンクとエヴァンの両方と契約を結ぶ。
一方、ルークはチェス・キャンプに出かけた翌日、目にあざを作って帰ってくる。それ以来、彼は挙動がおかしくなっていく。これを見たハンクは薬物中毒を疑い、ルークの尿検査を行う。しかし結果は異常ナシだった。だが間もなくルークは音と光に異常な反応を示し、錯乱状態に陥ってしまう。原因は何と、知り合いの女子からもらった抗うつ剤と感冒薬との併用だった。
ルークはその女子からSATの代理受験を頼まれた。このとき彼は緊張を解くため、女子の母親の抗うつ剤をもらって飲んだ。実は、抗うつ剤の成分は長く体内に留まる。このため、あとから飲んだ感冒薬の作用が加わったことでセロトニン症候群に陥ったのだった。これに気づいたハンクは、緊急の処置を施すとルークを病院へ搬送する。
ルークが入院して間もなく、ジルのもとにウルグアイから電話が入る。それは、彼女の仕事を別の人物に任せたいという知らせだった。仕事を辞め、自宅を売却してしまったジルは途方に暮れる。
一方、ホリスターの処置に対応したディヴィヤは、ハンクとエヴァンの両方と仕事をすると宣言する。

●コンマの誤用/分離不定詞/懸垂分詞
前半、ジェレマイア・サカーニ医師は、エヴァンが用意した書類の不備を指摘します。
彼が指摘したのはコンマの誤用と分離不定詞、そして懸垂分詞。そこで、この3点について改めて調べてみました。

・コンマの誤用(run-on sentence):
複数のセンテンスをコンマで単純に繋ぐのは原則NGだとか。複数の文章を繋ぐ場合は、セミコロンなどで互いの関連性を明確に示すのが正しい用法のようです。

・懸垂分詞(dangling participle):
1つ目の文章の主語が省略された状態で、主語の異なるもう1つの文章をコンマで繋ぐ方法。文学作品で見られる手法ですが、誤用とされる場合があるようです。別名は「ぶらさがり分詞」。

・分離不定詞 (split infinitive)
"I want to+動詞"など"to"を使う文章で、"to"と動詞の間に修飾語を入れた文章。これは原則NGだとか。確かに読みづらいかも……。

※尚、それぞれの使い方については誤用/許容、両方の意見があります。英語って奥が深いですね~!

●宇宙旅行
ホリスターの兄が予約したという宇宙旅行。これは物語上の単なる設定ではありません。調べてみると2013年からは民間企業によって、ロシアの宇宙船ソユーズを使った宇宙旅行が実際に計画されています。費用は日本円で30億円前後だとか!(ボリスなら行けるかも!?)
最近の宇宙旅行といえば2009年10月に実施されています。「シルク・ドゥ・ソレイユ」の創設者ギー・ラリベルテ氏が旅立ち、無事に帰還しました。その他、インターネットを検索すると商業的な設備を整えた宇宙旅行や、火星探査の旅など、さまざまな宇宙旅行の情報があります。

●SAT
アメリカの大学入試制度は日本とは異なります。大学申請時に必要な試験がSAT(Scholastic Assessment Test)。
また日本の高校2年生に相当する10年生※1)はPSAT(Preliminary SAT)というテストを受けます。このPSATでは、成績優秀者に奨学金を出す学校もあるようです。

※1)アメリカの高校は4年制が多いため、厳密には「高校2年生」とは異なります。

●今回のゲスト
ホリスター役はアレクサ・ヴェガ。大ヒット映画「スパイキッズ」シリーズのカルメン・コルテス役を演じていた少女です。その他の出演作はTVシリーズ「ゴースト ~天国からのささやき」「ザ・ミドル ~中流家族のフツーの幸せ」ほか。

●キャッチーな音楽
ジェレマイアが「患者のデータを暗記した」とエヴァンを訪ねたあとのシーンで流れる曲は、Michael Gross and The Statuettes の"Too Much Too Soon"です。

2013.4.17||コメント(0)トラックバック(0)

4月11日(木)S4#1『それぞれの夏』

1

ハンクとエヴァンは新しい機器の導入を巡って口論となり、仲直りできずにいる。2人は話し合おうとするたび価値観のズレを感し、それぞれの考えで医療ビジネスを行うと決める。
間もなくハンプトンズでは毎年恒例のハーバーフェストが始まり、街はお祭りムード一色となる。このとき、フェストの会場を訪れたディヴィヤは両親と遭遇する。だが2人は、彼女の前から冷たく去っていく。
そのころジルは、3人の兄や甥のルークとフェストの準備に取りかかっている。このとき兄の1人アーニーが、カキをむいている途中で手の甲を怪我してしまう。さらにアーニーは、記憶が飛んだり情緒が不安定になったりするなど、様子がおかしくなっていく。この原因は水だった。彼は早食い大会での優勝を狙っており、訓練のために水を大量に飲んでいたのだった。これに気づいたハンクはドクターストップをかける。
ところがアーニーは、ハンクに黙って早食い大会に出場する。彼がそこまで大会にこだわるのには理由があった。それは、変化の激しい地元で、街の住民が大会を制してきた伝統を守りたいというものだった。アーニーの想いを知ったハンクはその場で体調を確かめ、あらためて出場の許可を出す。彼の最大のライバルは、プロのフードファイターで小柄な女性のロージーだった。
実はロージーも体調不良に悩んでいた。彼女を診察したディヴィヤは胃不全麻痺の危険を察知し、訓練を一時中断させる。だが検査の結果、とくに大きな病変は見られない。このためディヴィヤはロージーに早食い大会への出場を許可する。
遂に早食い大会が始まり、闘いはアーニーとロージーの一騎打ちとなる。両者の激しいデッドヒートは、ロージーの体調不良によるリタイアによってアーニーの優勝が決まる。
実はロージーは、体のコラーゲンが正常に作れない病気で、これが体調不良の原因だった。また彼女の言葉は、しばらく前から外国語訛りになっていた。彼女は頸動脈の解離による外国語様アクセント症候群を引き起こしていたのだった。
こうしてハーバーフェストは終わり、エヴァンはハンク・メド2をスタートさせる。メンバーは記念病院のヴァンダイクと、新たに採用したジェレマイア・サカーニ医師だった。一方ハンクは、ジルの助けを借りながら従来の診療を行うと決める。
その夜、フェストの会場で緊急事態が発生する。突然花火が爆発し、一帯が炎に包まれたのだ。ハンクはエヴァンの身を案じ、会場へ駆けつける。そのころディヴィヤはラージとカレンの間に子供が出来たことを知り、家族への思いを募らせる。そうして、密かにルビーナを訪ねるのだった。

●イケイケの人生
ヴァンダイクは前半、ハンク・メドとの契約で好条件を引き出そうとします。これに対し、エヴァンは「イケイケの人生を夢見ても、現実はそう甘くない」と答えます。このときの原文は"I was hoping for "Jersey Shore: The Movie." Life's full of disappointments.(「『ジャージー・ショア』を望んでいたけど、人生は落胆に満ちている)"。

"Jersey Shore"はイタリア系アメリカ人の若者たちが繰り広げるリアリティ・ドラマ。日本では「MTV Jersey Shore ~マカロニ野郎のニュージャージー・ライフ~」というタイトルで放送されています。

●ジェレマイア・サカーニ医師
膨大な知識を持つ、ジェレマイア・サカーニ医師役を演じるのはベン・シェンクマン。出演作はTVシリーズ「私はラブ・リーガル」「ダメージ」「バーン・ノーティス」ほか。また、映画"Breakfast with Scott"では、第3シーズンでプロ・ゴルファーのジャック・オマリー役を演じた、トム・キャヴァナーと共演。トムの恋人役を演じています。日本では未公開のようですが、予告編が見つかりましたのでご紹介します。とてもコミカルな雰囲気ですよ~。

※予告編はこちらから

●その他のゲスト
ジルの兄アーニー役はドナル・ローグ。TVシリーズ「Dr.HOUSE」「ER」のほか、「きみがくれた未来」「ゴーストライダー」「ゾディアック」などの映画に出演しています。
フードファイターのロージー役はサヴァンナ・ワイズ。主な出演作は話題のTVシリーズ「SMASH」「ゴシップガール」「ブルーブラッド」ほか。ライル役はトム・パトリック=スティーヴンス。デレク役はライアン・カレルスが演じています。

●キャッチーな音楽
前シーズンまでの紹介のあと、ハーバーフェストのシーンで流れる曲はSan Ciscoの"Girls Do Cry"。
ゲストハウスで、ハンクとエヴァンが立ち去った直後に流れるのは、San Ciscoの"Golden Revolver"。
ディヴィヤが、フードファイターのロージーを診察した直後に投げれるのは、Jack Dolgenの"It's a Beautiful Day"。

2013.4.11|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)