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About 救命医ハンクについて

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YOOSEKU
(ヨーセク)
海外ドラマ関連の執筆のほか、ドラマや映画の字幕・吹替翻訳を手がける。


7月25日(木)S4#16『結婚協奏曲 後編』

16

ハンプトンズに戻ったハンクは、知人や友人の治療に駆り出される。まず、退院したばかりのオーウェンが倒れてしまう。ハンクが確認したところ、彼の足には赤い斑点が出来ている。これは血液抗凝固薬の使用で、皮膚の一部が壊死したためだった。応急処置をしたハンクは、オーウェンを記念病院へ戻す。 このあとハンクはケンの恋人バービーの診察に訪れる。彼女は雪の中で急に倒れ、けいれんを起こしていた。病院で検査をしたところ、彼女は甲状腺の病気「橋本病」だと判明する。 間もなくハンプトンズの雪はひどくなり、ニューヨークの空港や周辺のハイウェイが次々と封鎖される。このため200人以上いた招待客は9人となり、さすがのペイジも冷静でいられなくなる。ケンは恋人を看病するため欠席し、ニューバーグやジェレマイア、ヴァン・ダイクは雪のため各地で足止めを食らう。さらに結婚式の司祭までもがホテルに辿り着けない事態となる。この危機を救ったのはエディだった。彼はウェブサイトでウェディング・ミニスターの資格を取得し、結婚式を執り行う。 するとペイジは「思っていたのとは、かけ離れた結婚式になったが必要なモノは全て揃っている」と、涙を浮かべて感謝を述べ、こうしてエヴァンとペイジは数々の災難を乗り越えて晴れて夫婦となる。 実は結婚式の直前、エヴァンはハンクに意外な告白をしていた。それは「ハンプトンズに来たのはハンクのためではなかった。自分が人生をやり直すためだった」というものだった。当時彼は多額の投資に失敗し、職場でマズい立場に追い込まれていた。そのため上司に申し開きをしようと、シャドーポンドのチャリティ・パーティーを訪ねたことがあった。このとき大富豪のボリスを見て、ハンクと共にハンプトンズで人生をやり直す決意をしたのだった。これを聞いたハンクは「どん底の自分を救ってくれたのは紛れもなくエヴァンだ。おかげで人生が開けた」と告げる。 またエヴァンはペイジへ、オーウェンに遺産の全額5万ドルを投資させて、全額を失わせたことも告白する。これを聞いたペイジは2人でオーウェンに返済することを決める。ところがここで意外な事実が判明する。なんとオーウェンが投資したのは遺産のうち500ドルだったのだ。このことを知ったエヴァンとペイジは「コミック・ストアを開く」というオーウェンの夢を応援することを決める。 こうして2人の結婚式は無事に終わる。また彼らの様子を見ていたディヴィヤは、結婚の大切さを改めて実感する。そうして「衝動的な結婚を解消したい」とラファに告げ、結婚証明書を暖炉に入れて燃やす。 このあと最大の危機がハンクを襲う。彼は、しばらく前から頭痛に悩まされていたが、急にろれつが回らなくなって倒れてしまう。彼はハンプトンズ記念病院に搬送され、緊急手術を受ける。 そのころスイスでは弁護士のホステトラーが、ある屋敷を訪ねていた。そこには死んだはずのボリスがおり、「まだハンプトンズには戻らない」と告げる。

●ハンプトンズの暮らしは嘘から始まった
第4シーズンに来て初めて、エヴァンがハンクをハンプトンズに連れてきた理由が判明しました。
それは自分が人生をやり直すためだった!
何シーズンも経て、新たな過去が明らかになるのが海外ドラマの面白いところです。高慢だった昔のハンク、金儲けに走ったエヴァン。二人ともハンプトンズでの暮らしを通し、成長したんですね~!

●ウェディング・ミニスター
エディは、雪で来られなくなった司祭の代わりに結婚式を執り行います。このように司祭以外の司式者は、ウェディング・ミニスターとも呼ばれています。ただし日本の場合はインターネットで手軽に資格が取れる、というわけではないようです。調べてみたところ、書類審査、対象となるセミナーの受講や試験などが義務付けられています。

●今回のゲスト
懐かしいハンクの元婚約者ニッキ役はマディ・ジョー・ランダース。第1シーズン第1話とは別の女優さんです。日本でも話題の「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット」に出演しています。
第1シーズンでニッキを演じていたのはパスカル・ハットン。彼女は現在TVシリーズ"Arctic Air" "Continuum"など多数の作品に出演しています。

●キャッチーな音楽
中盤ハンクがディヴィヤをベンチで待つシーンで流れるのは、チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky)の「くるみ割り人形("Dance of the Sugarplum Fairy")」です。
エレンが控室でペイジを手伝うときに流れるのは、日本でもお馴染みの「きよしこの夜("Silent Night")」。

●「救命医ハンク」第5シーズン放送決定!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。「救命医ハンク4」はいかがでしたか?
ハンクの手術シーンと海外でのボリスの姿を最後に、第4シーズンは終了です。2人の今後の様子が気になります!
さて、ここで「救命医ハンク」ファンの皆さんに朗報です。本国アメリカでは早くも第5シーズンが始まっており、日本での放送も決定しました! 第5シーズンも引き続きWOWOWで放送いたしますので、どうぞお楽しみに!

2013.7.25|エピソード|コメント(5)トラックバック(0)

7月18日(木)S4#15『結婚協奏曲 前編』

15

ハンプトンズは冬を迎え、街は休暇らしい雰囲気に包まれる。ゲストハウスではエヴァンとペイジの結婚式を間近に控え、準備が着々と進んでいく。
この日、エヴァンとペイジは男女に分かれて独身さよならパーティーに出かけるが、2人とも当初の予定を変更する。
まずエヴァンは、ケン・ケラーの提案でニューヨークでの「スパイダーマン」ミュージカル鑑賞と食事会をキャンセルする。そしてエヴァン、ケン、ハンクと遠い親戚のオーウェンの4人はラスベガスに向かう。
現地に着いた一同はカジノで盛り上がるが、エヴァンは以前、自分が持ちかけた投資話が原因でオーウェンが大損をしたことを思い出す。これでエヴァンは気まずくなり、カジノを出て名物の噴水前に向かう。
一方ペイジは、ディヴィヤや友人とアスペンでパーティーをするはずだった。しかし悪天候のため飛行機の欠航が相次ぐ。そんなとき、2人は車内でラファのCMを目にし、彼がラスベガスでサイン会を開いていることを知る。CMを見たペイジは行先をラスベガスに変更し、ディヴィヤとラファを引き合わせる。その後1人になったペイジは、買い物をすると名物の噴水前にやってくる。こうしてエヴァンとペイジは、ラスベガスという大きな街で奇跡的に出会い、ロマンチックなキスをする。
そのころディヴィヤは、ラスベガスのチャペルでラファと結婚式を挙げていた。突然の破局から一転、彼女はラファの真剣な想いを受け入れる。だが2人はエヴァンとペイジの式が済むまで、結婚のことは伏せておくと決める。
ハンプトンズに戻ったハンクたちは、オーウェンのCT検査を行う。ハンクは、オーウェンがラスベガスで声を枯らしていたことから声帯麻痺に気づいたのだった。CT検査の結果、オーウェンには大動脈瘤が見つかる。これを知ったオーウェンは取り乱して血圧が急上昇し、高血圧クリーゼを起こしてしまう。だが彼はハンプトンズ記念病院でステント手術を受け、一命を取り留める。
間もなく、ハンプトンズにエディがやってくる。このとき彼は、ペイジにロス家に代々伝わる指輪を手渡す。この指輪はペイジの希望によって、エヴァンへのプレゼントとして持参したものだった。だが後日、この指輪が比較的新しいモノだと分かる。
このころハンクは、エディの滞在先でウィニーという女性と再会する。ウィニーはエヴァンのケーキや贈り物のクッキーを作るために呼ばれた洋菓子職人だった。またハンクとは学生時代からの恋人だったが、ハンクがニッキに心変わりしたことから破局していた。今回、彼女は弟のように可愛がっているエヴァンのためにケーキ作りを引き受けたのだった。思わぬ再会にハンクは少し戸惑うが、ウィニーは「あなたにはハンプトンズが似合う」と告げ、部屋を出ていく。

●「スパイダーマン」ミュージカル
「スパイダーマン」ミュージカルと言えば、石岡瑛子さんデザインの衣装やアクロバティックな演出が話題となり、日本でもたびたび紹介されています。また公演前から事故が相次ぎ、延期や演出の変更などがありました。
現在の主役はリーヴ・カーニー。彼は2010年、同作に出演中に事故で大怪我を負いましたが、今は舞台に復帰しています。

ミュージカルの公式サイトはこちらから>>

●レストラン「タオ」
エヴァンたちが行こうしとしていた「タオ」は、高級店が立ち並ぶニューヨーク五番街の傍にあるレストランです。人気のTVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」にも登場しました~。

レストラン公式サイトはこちらから>>

●べラージオの噴水ショー
エヴァンとペイジが出会った噴水ショーは、ベラージオ・ホテル主催のショー。日中から深夜12時まで定期的に行われており、20種類以上のパターンがあります。

●チップの色
中盤、オーウェンはケンがウェイトレスに渡したチップの額に驚きます。
調べてみたところカジノで使用するチップは、金額によって色が決まっているようです。
・赤=5ドル
・緑=25ドル
・黒=100ドル
・紫=500ドル

●ダイス投げの言い回し
中盤、オーウェンが挑戦するダイス投げにもさまざまなカジノ用語があります。
・リトル・ジョー("Little Joe"):
2つの目が揃うことを"Little Joe"または"Little Joe from Kokomo"と言います。

・ボックスカー(Boxcars):6のゾロ目
・ハードエイト(Hard Eight):4のゾロ目。

●今回のゲスト
ローソン兄弟の遠い親戚オーウェン役はチャーリー・クーンツ。TVシリーズ"Community" "Free Rent" "Gigantic"などに出演。
ハンクの元恋人ウィニー役はエマ・コールフィールド。TVシリーズ「バフィー~恋する十字架~」のアンヤ(アニヤンカ)役でお馴染み。その他「プライベート・プラクティス」"General Hospital"ほかに出演。
ケンの恋人バービー役はミシェル・ノルディン。「アシュトン・カッチャーの70'sショー」「スイート・ライフ」"The King of Queens"などTVシリーズを中心に活躍しています。

●キャッチーな音楽
前半ケンがサンタの飾りを指示する場面で流れるのはPaul McCartneyの"Wonderful Christmastime"。
ハンクたちがラスベガスへ飛ぶ時に流れる曲はFrank Sinatraの"Come Fly With Me"
エヴァンとペイジがラスベガスで出会うシーンの曲はJohnny Mathisの"It's the Most Wonderful Time of the Year"。

2013.7.18|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

7月11日(木)S4#14『現実の前で』

14

ハンクたちは、ビーチバレーの大会で医療テントの仕事を請け負う。このとき彼はプロ志望の選手キャメロンを診察する。彼女は咳をしており、吐き気があった。
間もなくキャメロンは激しい咳を繰り返すようになり発熱する。このときハンクは、彼女の肺周辺に胸水が溜まっていることを突き止め、肺炎と診断する。
このあとハンクはエヴァンたちに業務を任せ、ハーパーとクーベリック家の集まりに向かう。だが船に乗る直前、キャメロンのハンタウイルスの可能性を疑って引き返す。だが会場に戻ったハンクは、活躍するキャメロンを目の当たりにする。彼女の病気は肺炎であり、ハンクの処方した抗生物質で体調は劇的に回復していた。その様子を見た彼はあることに気づく。それは「患者の病気を理由にクーベリック家の集まりから逃げた」という事実だった。
そのころディヴィヤは仕事を休み、ラファと過ごしている。彼は、下着ブランドのモデルの仕事をするためニューヨークへ行く。撮影当日、ディヴィヤはラファと共演する女性モデルのことが気になり、密かに撮影スタジオへ忍び込む。このとき彼女は、スタッフの会話から思わぬ事実を知ってしまう。ラファには故郷に恋人と子供がいるというのだ。後日ディヴィヤが問い詰めると、彼は別れた女性との間に子供がいることを認める。こうして燃えるようなディヴィヤの恋は、あっけなく終わったのだった。
一方ペイジは、ルーとの交流を重ねていく。二人は散歩やスケッチをして過ごすうち、親子だという確信を深めていく。だがある日、ルーの雇った探偵から意外な知らせが届く。
それは彼女のDNAと一致する女性が、他州で見つかったというものだった。さらにハンク・メドで行ったDNA検査でも、二人の親子関係は否定される。このときペイジとエヴァンは大切なことに気づく。それは、二人が互いを家族として強く想っているという点だった。一連の騒動を乗り越えた二人は、来年末に予定していた結婚式を、数か月後のクリスマスに挙げると決める。
その頃シャドーポンドでは執事のウドや警備隊が、建物の出入り口付近に立っている。このときハンクは、敷地から車で立ち去るディミトリとすれ違う。ハンクがウドに訪ねると、ウォッカ・ルームから出火したということだった。これを聞いたハンクはボリスの身を案じて建物に駆け寄る。だがこのとき、彼は爆風で吹き飛ばされて倒れてしまう。

●ボッチボール
ハーパーの家族が楽しむというボッチボール。これは小さなボールを使ったカーリングのようなゲームです。始めに目標となる白いボールを投げあと、白いボールを目指して赤や黒のボールを転がします。公式ルールでは、複雑な加点システムがあり、それによって勝敗が決まるようです。

●ルーとペイジが出会う場所
前半10分辺りで、ペイジとルーはバーの前で再会します。この店はニューヨークのベルポートにある、"Porters on the lane"だそうですよ~。撮影時の様子を紹介した関連記事が見つかりました(※記事は英語です)。
※関連記事はこちらから>>

●レギュラー陣の動き
前回に続き、今回のエピソードでもレギュラー陣に大きな変化がありました。
まずペイジとルーは親子でないことが判明します。また、ラファにはなんと子供がいました! そしてハンクとハーパーの関係にも亀裂が…。さらにボリスの安否はどうなったのか? 残り2話で全ての伏線が回収されるのでしょうか!?

●今回のゲスト
ビーチバレーの選手キャメロン役はジャスティン・ルーペ。「ハリーズ・ロー」「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査」「シェイムレス 俺たちに恥はない」など人気シリーズに出演。
モデルのジョーゼット役はディルドレ・レイモルド。彼女はニューヨークを拠点に活動する本物のモデルで本作がドラマ初出演となります。海外の映画・ドラマのデータベースIMDBによると、仕事で東京に来たこともあるそうですよ~。
黒人選手のオーブリー役はターニャ・ホワイト。キャメロンと組むジェシカ役はクリスタル・マリー・エングルです。

●キャッチーな音楽
ペイジとルーが街で出会うシーンで流れている曲は、
Great Mountain Fireの"Late Lights"。
オフィシャルPVはこちら>>

中盤、休憩中のラファとディヴィヤが話すシーンで流れるのはLifetime's Dance Momsの"La Creme De la Creme"(※"Creme"の1つめの"e"にはアクサンが付きます)。

2013.7.11|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

7月4日(木)S4#13『遠い海に浮かぶ夢』

13

ハンクはボリスと地中海の島にたどり着く。そこでは瀕死のディミトリが助けを待っていた。この土地は民主化を目指す市民たちが立ち上がっており、ディミトリとボリスは彼らの活動を支援していたのだった。
案内役の少年アミールによると、ディミトリは島に来てすぐ体調を崩したと言う。だが叔父から医療を学んだアミールの処置によって血糖値は安定していた。こうしてハンクは、限られた医療環境のなかで原因を探すことになる。
間もなく彼は、ディミトリの腹部の変色を見つける。ヘモクロマトーシスのディミトリは命の危険があるため、甲殻類を食べることができない。だが彼は殻類のいる海を渡ったため、自分でも気づかないうちに甲殻類による感染症を引き起こしていたのだ。ハンクはぎりぎりのところで処置を施し、ディミトリの命を救う。
ところが事態は終わらない。満ち潮で迎えのボートが来たとき、ハンクはアミールが足を引きずっていることに気づく。彼がアミールを診察しようとすると、帰国を急ぐディミトリが銃口を向ける。これを見たハンクは迷わずボートから離れ、アミールを治療するべく小屋に戻る。間もなく、ボリスもボートを下りて駆けつける。
このあとハンクは、ボリスの助けを借りてアミールの足を治療する。アミールは山で体調を崩したディミトリを運ぶ途中、人食いバクテリアに感染したのだった。急速に広がる患部を見て、ハンクはある方法を思いつく。それは腐った肉を食べるウジで、患部を治療するというものだった。こうしてアミールの治療のメドが立ち、ハンクとボリスは島を後にする。島を去る直前、ハンクはアミールに往診用のかばんを残していく。また、今回の出来事をきっかけにボリスと和解する。
そのころハンク・メドには新たな患者が現れる。それは、医薬品のセールスをしているタリアだった。彼女は睡眠導入剤の売り込みでハンク・メドに来たのだが、実は少し前から不調を覚えていた。彼女は視界がぼやけたり、プレゼンの途中で何度も言葉を詰まらせた。また、後日訪ねてきたディヴィヤやジェレマイアを覚えておらず、診察の途中で深い眠りに落ちてしまう。これらの症状から、ジェレマイアとディヴィヤはタリアをクライネ・レヴィン症候群(別名「眠り姫症候群」)だと診断する。さらにジェレマイアは、タリアの足に結節性紅斑があるのを発見する。この結節性紅斑の原因はサルコイドーシスが疑われた。このことから、タリアのクライネ・レヴィンは視床下部付近の肉芽腫によるもので、ステロイドでの治療が可能だと判明する。
一方ペイジは、産みの母親だと主張するルーに会う。ルーはドラッグによる逮捕歴があり、4度も破産して名前を変えるなど波乱の人生を歩んでいた。これを知ったペイジはルーを「偽物だ」と拒絶する。だが後日、ルーから「一度は自分で育てようとした」と告白され、迷い始める。コリンズ夫妻によるとペイジの産みの母親は同じ行動をとっていた。またルーがアーティストであることも分かり、ペイジにはルーが生みの親ではないかという想いが強まる。こうして彼女は、ルーとの親子鑑定のため、DNA検査を行うことにする。

●ルーの若い頃の写真
前半、ペイジは、母親と名乗るルーの若い頃の写真を見つけます。この姿、若い頃のペイジによく似ていますよね!
この写真が誰なのか調べてみましたが、残念ながら分かりませんでした。情報お持ちの方、ぜひお寄せください!

●ディミトリの名前
ディミトリは第8話「ローソン動物記」に続き、3度目の登場です。
ところで彼のフルネームはディミトリ・ディミトリエヴィッチ・ワシリエフ("Dmitry Dmitrievich Vasilyev")です。
「ディミトリエヴィッチ」は「父称」と呼ばれており、父親の名前の末尾を加工したもの。ロシア人名は「名前・父称・姓」で構成されています。
ロシア人の名前については『字幕屋のニホンゴ渡世奮闘記』(太田直子著/岩波書店)のP91「君の名は…-その1『長すぎる』」の項目に詳しく書かれています。よろしければ是非ご覧ください。 映画翻訳の舞台裏が分かる一冊としてもおススメです。

●トルクメニスタン
「紛争地帯はこりごりだ」というハンクに対し、ボリスは「トルクメニスタンを見れば不満は言えない」と告げます。
トルクメニスタンは旧ソ連に属した共和国。1991年10月に国家として独立しました。このときボリスは、ロシア人のディミトリのために尽力したのでしょうか?

●クシュタート
ボリスが行ったというクシュタートのアルパインスクール。クシュタートはスイスのベルン州に位置する町です。

●今回のゲスト
「ペイジの母親」を名乗るルー・ハンター役を演じているのはロザンナ・アークエット。「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」シリーズで主演したパトリシア・アークエットの実姉です。主な出演作は映画「クラッシュ」「「グレート・ブルー」「デブラ・ウィンガーを探して」「バッファロー'66」、TVシリーズ「Lの世界」「恋するブライアン」ほか多数。「ミディアム」では女流作家役で1度ゲスト出演しました!
薬のセールスのタリア役はブルックリン・ライオンズ。"2 Broke Girls" "Jane by Design" ""DateaHuman.com"などTVシリーズを中心に活躍。
アミール役はアラミス・ナイト。今回のエピソードでは中東訛りの英語を話していますが、カリフォルニア州の出身です。

●キャッチーな音楽
前半、ハンクとハーパーが過ごすレストランで流れる曲はOne Twoの"Me and You"。
PVはこちらから>>

2013.7. 4|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

6月27日(木)S4#12『母の願い』

12

ハンクメドにあらたな患者が現れる。それはジャッキーとフィオナの親子で、二人は見た目も性格も趣味も対照的だった。母親のジャッキーはおしゃれな自由人といった雰囲気で、官能小説家でもあった。一方、娘のフィオナは化粧っ気のない、化学に熱中する高校生だった。また彼女は腹痛やむかつきといった症状に見舞われていた。彼女を診察したハンクは、吐き気止めを処方して様子を見る。
間もなく、フィオナの状態が悪化する。彼女は本を足に落とすのだが、ぶつけた箇所が異常に腫れ上がる。さらに、水分を十分補給しているにも関わらず脱水症状を起こしてしまう。また、フィオナに付き添っていたジャッキーも首の周りに発疹が見つかる。その後、彼女はペイジと話している途中、呼吸困難に陥る。これらの症状を診たハンクは、二人が共通の病気にかかっていることを見抜く。
それはクインケ浮腫(遺伝性血管浮腫)だった。これはストレスや怪我などをきっかけとして顔や手足、内臓が腫れるというものだった。クインケ浮腫が体の表面にできたときは、ジャッキーのように発疹となって現れ、内臓にできときは、フィオナのように吐き気や腹痛、脱水症状を起こす。見た目も性格も異なる母子だったが、二人は全く同じ病気にかかっていたのだった。そんな二人の姿を、ペイジは自身に重ね、コリンズ夫妻が懸命に育ててくれたことを再認識する。こうして彼女はエヴァンと実家を訪ね、コリンズ夫妻と抱き合う。こうしてコリンズ家は親子の絆を取り戻したのだった。だがその直後、思わぬ出来事が起きる。ハンク・メドにペイジの母親を名乗る女性が現れたのだった。
そのころディヴィヤは、ラファとの甘い日々を過ごしているが、5日後に彼が遠征へ出発することが分かる。これを知ったディヴィヤは、ラファを交際相手として披露するパーティーを開く。このとき彼女が借りた会場は、ジェレマイアの自宅だった。
また、ラファは腕が痺れるという症状に見舞われており、密かにジェレマイアへ相談する。一方のジェレマイアは、ラファが不治の病に侵され、自分が劇的に回復させたことでディヴィヤの心を掴むという妄想を抱く。結局ラファの不調は、腕枕による「ハネムーン麻痺」で、ゆっくりと腕を動かしていけば治癒すると判明する。一連の出来事のさなか、エヴァンはジェレマイアの言動から、彼がディヴィヤを想っていることに気づく。
一方、ハンクとハーパーは多忙なスケジュールの合間をぬってデートを重ねる。そんな中、二人はアツアツのディヴィヤとラファを見て、恋に熱中する時間が足りなかったと気づく。こうしてある朝二人はブートキャンプを休み、車のなかで愛し合う。

●フィオナの授業
中盤、ジャッキーは娘のフィオナが大学入学を目前に、新しい授業を取るつもりだと嘆きます。
この箇所に当たる原文は"But she insisted on taking this A.P. class now(でも娘は今からAPクラスを受けると言っている)"です。
「APクラス」とはアメリカの学校制度のひとつで、各科目の上級クラスのこと。最後に試験があり、合格すると大学の単位として認められます。

●ヴァージン・マルガリータ
勉強熱心な娘に対し「自分ならヴァージン・マルガリータを飲んで過ごす」と語るジャッキー。ヴァージン・マルガリータはアルコール抜きのカクテルで、未成年でも飲むことができます。

●残酷なディヴィヤ
ラファと出会って以来、ディヴィヤはまるで別人です。片時も彼のことが頭から離れません。
今回は、ラファを皆に紹介するため盛大なパーティーを開きます。しかも会場は、こともあろうにジェレマイアの自宅でした!
ジェレマイアがちょっと気の毒……。果たしてディヴィヤは、ジェレマイアの気持ちに気づくのでしょうか?

●ペイジとコリンズ家
ペイジはフィオナの看病を通して、家族の絆とは何かを実感します。終盤、自宅へ戻りコリンズ氏やエレンと抱き合う姿は感動的でした!
……と思っていたら最後にまさかの展開が! ペイジの母親と名乗る女性。果たして彼女の正体は……?

●今回のゲスト
勉強熱心な高校生フィオナ役はアメリア・ローズ・ブレア。主な出演作はTVシリーズ「トゥルーブラッド」「TOUCH/タッチ」「GRIMM/グリム」ほか。
フィオナの母親で官能小説家ジャッキーを演じているのはキャリー・プレストン。日本でも話題のTVシリーズ「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット」「グッド・ワイフ」「トゥルーブラッド」ほか多数の作品に出演しています。
最後に登場した謎の女性を演じているのはロザンナ・アークエットです(彼女の情報は次週、詳しくお伝えします)。

●キャッチーな音楽
終盤、ブートキャンプからハンクとハーパーが車で愛し合う場面で流れる曲はKatie Herzigの"Hey Na Na"。
オフィシャルPVはこちら>>

2013.6.27|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

6月20日(木)S4#11『ポップスターの秘密』

11

ハンクメドに、超ビッグなセレブからの依頼が舞い込む。それは自由奔放で知られるポップシンガー、アヴァからだった。ハンクたちがアヴァのリハーサル現場を訪ねると、そこには落ち着いた雰囲気の女性がいる。彼女がアヴァだった。実際のアヴァは地元を愛する純朴な女性で、世間の持つイメージは売るための戦略にすぎなかった。
アヴァは6週間ほど前から体調不良に悩んでいる。これを聞いたハンクは栄養補給と休養が必要だと告げる。だが彼女は激しいリハーサルを続け、あるとき舞台のシーツから落下してしまう。これを知ったハンクは十分な栄養を摂らせるため、アヴァをゲストハウスに呼ぶ。このとき彼女は、祖母から教わったポッサム・パイを作って振る舞い、ハンク・メドの人々と楽しい時間を過ごす。ちょうどそのとき、ハンクたちの元にアヴァの血液検査の結果が届き、一部の数値の異常が見つかる。こうして彼女には12時間のコルチゾール検査が行われることになる。検査では4時間ごとに唾液を採取するため、睡眠時間の短いジェレマイアが検査を担当する。
その夜、アヴァの部屋を訪ねたジェレマイアは、強引にクラブへ連れていかれる。このとき彼女はフロアで失神し、ハンプトンズ記念病院に搬送される。そうしてハンクとジェレマイアは、アヴァの荷物から思わぬ原因を見つけ出す。
それは噛みタバコだった。アヴァはタバコに含まれる甘草が原因で、偽性アルドステロン症に陥っていたのだ。原因を知った彼女は、ジェレマイアやハンクに感謝する。このときジェレマイアは、ニコチンパッチと禁煙用のガムをアヴァにプレゼントする。
そのころシャドーポンドには、マリサがカルロスを連れてやってくる。彼女はカルロスがミルクを飲まない点を心配し、いい小児科医を紹介してほしいと語る。こうして白羽の矢が立ったのがハーパーだった。間もなくおむつ交換のとき、ハーパーはカルロスがミルクを飲まない原因を突き止める。それは彼の舌小帯短縮症だった。舌小帯短縮症は簡単な手術で治すことができるため、理由を知ったマリサは安堵する。また、この出来事をきっかけにハンクはハーパーに再度、自分の気持ちを伝える。
一方エヴァンとペイジはニューヨークに滞在している。パーソンズに入学を決めたペイジは、希望する講義の受講生に選ばれたかどうかを見に来ていた。彼女は1年生としては異例の合格を果たすが、その表情には影がある。ペイジは、養子である事実を隠されていたことにずっと傷ついていたのだった。そして彼女は自分だけの居場所を求め、狭い学生寮に入ると決める。この決断をエヴァンは支持する。
またディヴィヤは、ラファと激しい恋に落ちる。そして彼との時間を優先する余り会議に遅刻したり、シフトの交代をジェレマイアに頼んだりする。舞い上がる彼女は、ジェレマイアの想いに全く気付かない。

●エピソード監督
今回のエピソードの演出は、エヴァン役のパウロ・コスタンツォです。
プロモーション・ビデオの徹底的な作り込み。レギュラー陣の恋模様を丁寧に描いたシーン。華やかなクラブのシーンなど、長年本作に携わるコスタンツォのこだわりが見える演出です。

●アヴァのプロモーションビデオ
今回のゲストスターは、ポップシンガーのアヴァです。
冒頭に、彼女のプロモーション・ビデオの映像が流れますが、実はフルコーラスでの映像があります。
残念ながら歌手の名前は不明です。

映像を見る>>
※昨年までは、NBCの公式サイトにも上がっていたのですが新シーズンのプロモーション動画に切り替わっています。
YouTubeにあった動画をご案内します。

●第一子が健康な男の子でよかった
前半ハンクは、カルロスを抱いて、マーロン・ブランドのの真似をします。
「第一子が健康な男の子で本当によかった」というのは映画「ゴッドファーザー」第一作の台詞。原文は"And I hope that their first child is a masculine child"(第一子が健康な子供でありますように)です。

●全米の地理コンテスト
ジェレマイアはアヴァの出身地の地理を的確に言い当て、「6年生のとき全米の地理コンテストで2位だった」と語ります。この「地理コンテスト」に当たる原文は"the National Geography Bee"。ナショナル・ジオグラフィック協会(the National Geographic Society)主催の地理コンテストのこと。「ジオビー」とも呼ばれています。

●今回のゲスト
ポップスターのアヴァ役を演じているのはパッティ・ムリン。本作以外には、TV映画"Before We Made It"に名前がクレジットされています。

●キャッチーな音楽
アヴァとジェレマイアがクラブに到着したとき、流れている曲はReverend and The Makersの"Bassline"です。
また、二人がダンスをするシーンで流れるのはBlockhouse Bayの"Borderline"。
公式PVはこちら>>

2013.6.20|エピソード|コメント(3)トラックバック(0)

6月13日(木)S4#10『本当の私』

10

ハンクメドは、ポロの大会で医療スタッフとして働く。すると試合中、選手兼オーナーのブラドックが落馬する。ハンクは処置をして様子を見るが、どこか腑に落ちない点があった。
実はハンクは、ブラドックが落馬する前から肩を痛めていたのではないかと疑っていた。案の定、彼は数日前から激しい痛みがあったと告白する。そうこうするうち、ブラドックの肩の状態はひどくなり、彼はハンプトンズ記念病院に搬送される。
間もなく、スター選手のラファが優勝カップを持って病室に現れる。丁度そのときブラドックの痛みの原因が判明する。それはパーソネージ・ターナー症候群だった。これは脇の下の神経が炎症を起こす病気で、経口ステロイドと理学療法による治療が可能だった。この話を聞いたブラドックは元気を取り戻す。
またポロの大会では、観客のファニーが足を骨折する。彼女は下着ブランドの経営者で、ラファをモデルに起用したいと考えていた。そこで彼を追いかけていたところ、怪我をしてしまったのだ。彼女は記念病院に搬送されるが、売り込みに必死の余り病院を抜け出す。そうして会場に戻ったところでふらつき倒れてしまう。原因は肺の塞栓症だった。彼女の体内では、骨折の際に脂肪が血液中に流れ出して血栓をつくっていた。それが肺の塞栓症を引き起こしたのだった。こうして彼女は再入院するがラファにオファーを出し続ける。結局、彼はファニーの熱意にほだされモデルの仕事を受ける。
またポロの大会では、ディヴィヤに運命の出会いが待っている。相手はなんとラファだった。彼女はヴェロニカの紹介で見合いを続けていたが、上手くいかなかった。そんなとき彼女は厩舎でラファにキスをされ、ラファに恋している自分に気づく。
そのころエヴァンとペイジは、遊説から戻ってきたコリンズ夫妻とエディを引き合わせる。するとエディはエヴァンの制止を無視し、刑務所時代から書き始めたブログで賞にノミネートされたことや、コリンズの遊説先でブログ本のことを宣伝したいことなどを提案する。
するとコリンズ夫妻は急に席を立ち、その場を後にする。これを見たエヴァンは激怒しエディを責めるが、夫妻が立ち去ったのには思わぬ理由があった。
それはコリンズが昔、秘書の女性と関係を持っていたというスキャンダルが報じられたためだった。上院選の影響で、報道は日増しに加熱する。だがコリンズ氏は不倫をしていたわけではなかった。不倫相手とされる女性は、コリンズ夫妻の養子縁組に協力していただけだった。つまりペイジは、夫妻の養子だったのだ。これはペイジ自身、初めて知る事実だった。

●エチケットの極意
前半、エディは口うるさいエヴァンのことを「お偉い先生にエチケットの極意を教わっていた」と揶揄します。
原文は"I've just had an exhilarating time here with Emily Post(エミリー・ポストと心が浮き立つような時間を過ごしていた)"。
エミリー・ポストとは、アメリカで「エチケットの権威」と呼ばれる人物です。『エミリー・ポストのエチケット』は1920年代に発売されて以来、ロングセラーとなっています。

●フローズン・ヨーグルト
中盤、エヴァンはフローズン・ヨーグルトを口実に、ペイジを買い物へ行かせようとします。
ここの原文は"Scoop du Jour opens at eight("Scoop du Jour"は8時に開く)。
調べてみると"Scoop du Jour"という店が、イーストハンプトンに実在するようですよ~。

●アイアス
後半、ディヴィヤはラファに飼っていた馬の話をします。彼女はアイアスという馬のことを「ギリシャ神話から取った名前だ。洗剤の名前じゃない」と説明します。
アイアスに当たる原文は"Ajax"。ギリシャ神話で登場する英雄の名前であり、アメリカでお馴染みのキッチン洗剤の名前でもあります。

●ミート・ザ・ペアレンツ
後半、ハンクはエディに「『ミート・ザ・ペアレンツ』事件の話を聞いた」と伝えます。
『ミート・ザ・ペアレンツ』はベン・スティラー主演のコメディ映画。主人公のグレッグが結婚の承諾を得るため、高級住宅地に暮らす恋人の両親を訪ねるという物語です。エヴァンとよく似た状況ですね!

●レギュラー陣、衝撃の展開
今日の物語は、衝撃の展開が待っていました!
ペイジがコリンズ夫妻の養子だという事実が発覚します。さらに冷静沈着なディヴィヤが、出会って間もないラファと濃厚なキス!
これらの出来事が、今後の二人にどんな影響を与えるのでしょう?

●今回のゲスト
下着ブランドの経営者ファニーを演じているのはミリアム・ショア。TVシリーズ「グッド・ワイフ」「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」「ダメージ」など話題作に多数出演。また日本でもロングランとなっているミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の映画版では、イツハク役を演じています。
セクシーなポロ選手ラファ役はコータン・フェルナンデス。映画情報サイトによるとメキシコ出身の俳優で、これまでの主な出演作は"Una Maid en Manhattan" "Perro amor"ほか。
ポロ・チームのオーナーブラドック役はゲイリー・コール。主な出演作はTVシリーズ「グッド・ワイフ」"Scooby-Doo! Mystery Incorporated" "Veep"ほか。
ディヴィヤの見合い相手デヴィッド役はジェド・オールマン。TVシリーズ「ゴシップガール」「ナース・ジャッキー」"One Life to Live "などに出演。

●キャッチーな音楽
ラファが、転んだファニーを抱き上げるシーンで流れるラテン系の曲は、Cinzia Gizzi、ege Munari、Giorgio Rosciglioneの3人による"Basement Jazz Quartet"。"Pasta Jazz"というアルバムに収録されています。

2013.6.13|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月30日(木)S4#8『ローソン動物記』

8

わがままで頑固なディミトリが、治療と商談のためシャドーポンドにやってくる。だが彼は、糖尿病の恐ろしさを知っていながら無節操な暮らしを続ける。そんな中、ハンクは少しでもディミトリの負担を減らそうとインスリン・ポンプを勧める。これは常時微量のインスリンを投与し、必要に応じて投与量を増加できる装置だった。だがディミトリは装置を正しく使わず体調を崩してしまう。これを見たハンクは激怒し「24時間、体調を見守る人物が必要だ」と告げる。するとディミトリはハンクを主治医に指名する。
この状況に、ハンクはある秘策を思いつく。それは糖尿病用に訓練された犬だった。犬は血糖値が上昇すると匂いをキャッチし、本人に知らせる。実際に犬の動きを見たディミトリはすっかり気に入り、ようやく病気と向き合う決意をする。一方ハンクとクリスティーナは、ボリスがディミトリのために用意した氷のバーで酒を楽しみ、愛し合う。
そのころハンクたちは診療所扱いで、新規の患者を診察する。それは糖尿病用の訓練犬を貸してくれた獣医のトムだった。彼は3週間前に結婚生活が破綻し、泥沼の訴訟を抱えていた。その影響か体重が減り、下痢や疲労といった症状が出ていた。さらに彼は牛の治療中にふらつき、牛に蹴られて前歯を折ってしまう。駆けつけたハンクとディヴィヤは、トムとの見事な連係プレーでこのピンチをしのぐ。まずディヴィヤが前歯を発見。するとハンクは、トムに教わりながら牛のミルクを絞り、そのミルクで歯根を洗浄した。そして歯をトムの歯茎に戻すと、手製のブラケットで固定。さらにハンクは、トムの指示に従って牛の治療を済ませる。
このあと、歯の治療のため車に乗ったトムは顔の右半分が麻痺する。これを見たハンクは脳卒中に気づき、アイスクリーム売りのトラックでトムの体を冷やしつつ、ハンプトンズ記念病院に向かう。
トムの不調の原因は、ウィップル病という珍しい感染症だった。この菌は一般的な培養検査では検出できない。このため記念病院でようやく菌が確認され、トムは一命を取り留めたのだった。
同じころ、ヴァンダイクが泥酔した状態でスタッフ会議に現れる。エヴァンが問いただしても、ヴァンダイクは何も答えない。やむなくエヴァンは彼をクビにするが、泥酔の理由は意外なものだった。
それは長年飼っていたウサギのロニーを安楽死させるかどうか悩んだためだった。ロニーは元交際相手からもらった大切なウサギだった。これを知ったエヴァンとペイジは、クビを撤回するためヴァンダイクを訪ねる。すると、ロニーがベッドの下で死んでいるのが見つかる。こうしてヴァンダイクの希望に従い、海辺でロニーの葬式が行われる。しかし事前の許可を取っていなかったため、一同はライフセーバーに追いかけられることになる。こうして騒動のさなか、ロニーの葬式は終わったのだった。

●今回の監督
実は今回のエピソード、ハンク役のマーク・フォイアスタインの監督話です!
今後もレギュラー陣が演出を担当するエピソードがありますので、随時お伝えします。

●エルマー糊
ディヴィヤは、最初の愛馬にエルマーと名付けました。この話を聞いたペイジは「エルマー糊」を連想します。
エルマーと言えば、幼児向けの絵本「エルマーのぼうけん」が有名です。ディヴィヤはこの絵本から、愛馬の名前をとったのかもしれません。
一方ペイジが指摘した「エルマー糊」は、アメリカで有名な接着剤。実はインターネットでは、「糊には馬の油が使われている」という噂があります。ペイジはその噂が気になったのかも……。

※エルマー糊に馬の油が使われているわけではありません。

●ファイト・クラブ
前半、泥酔したヴァンダイクは「タイラーと駐車場に居た」と語り出します。これはデヴィッド・フィンチャー監督作品「ファイト・クラブ」のワンシーン。タイラーは、ブラッド・ピットが演じる謎の男の名前です。その男の友人で、映画の進行役を演じているのがエドワート・ノートン。ヴァンダイクの「クラブの件は禁句」という部分までが映画のネタです。

●600万ドルのサイボーグ男
ディミトリは、医師として妥協しないハンクに苛立ち「(ハンクの指示に)従ってたら600万ドルのサイボーグ男にされる」と不満を漏らします。元ネタはドラマシリーズ「600万ドルの男」。日本に登場した1974年当時の邦題は「サイボーグ危機一髪」でした。この作品のスピンオフとして製作されたのが「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」。ジェミーがパワーを発揮するときの効果音や、バイオニック犬マックスを覚えている方も多いのでは?

●ヴァンダイクの意外な一面
泥酔して会議に現れたヴァンダイク。原因は何と、愛するペットの死でした。
ヴァンダイクと言えばバイクに乗り、無精ヒゲを生やしているなど少しハードな印象があります。でも実際の彼には思わぬ一面が……。ペットのウサギを可愛がり、甘いアップルティーニを好むヴァンダイクの新たな魅力が表現された、楽しいエピソードでした!

●今回のゲスト
獣医のトムを演じているのはアンディ・ミルダー。最新シリーズ"Austin & Ally"のほか「ザ・ミドル ~中流家族のフツーの幸せ」「Weeds ~ママの秘密」「BONES ボーンズ -骨は語る-」ほか多数のシリーズに出演しています。

●キャッチーな音楽
最後に掛かるのはThe XXの"Crystalised"です。
The XXは今年のフジロックフェスティバルにも出演する予定です。

※参加情報:
フジロックフェスティバル

2013.5.30|エピソード|コメント(2)トラックバック(0)

5月23日(木)S4#7『ロシアより愛をこめて』

7

ハンクはボリスとヘリコプターに乗り、マンハッタンに到着する。そこには美女の通訳クリスティーナがおり、1日遅れで主賓のディミトリも到着する。彼はボリスの友人で、石油ブローカーの仕事をしている。このときボリスはわざとふらつく。
ディミトリは糖尿病を患っていたが、体調管理を怠っていた。そんな友人を心配し、ボリスはハンクの処置をディミトリへ見せたのだ。この作戦が上手く行き、ディミトリはハンクに健康相談をする。しかし詳しい検査が必要だと知ると、彼はセキュリティを理由に取り止めてしまう。
その日の深夜、ディミトリは愛人と会った直後に低血糖性昏睡に陥ってしまう。これを見たハンクは適切に処置し、ディミトリを死の淵から救う。さらにこれまでの症状から、ディミトリの不調の原因がヘモクロマトーシスであると見抜く。案の定ディミトリの両脇には、ヘモクロマトーシス特有の皮膚色素沈着があった。こうしてディミトリは警備の厳重なシャドーポンドで検査をすると決める。これは、屋敷で重要な会談を計画しているボリスにとっても最善の結果だった。
そのころハンプトンズでは、エヴァンたちが古くからの顧客ブレイディを訪ねている。彼は宇宙旅行を楽しむほどの大富豪で、ペイジの幼馴染みでもあった。これを知ったエヴァンは、契約更新のためペイジをブレイディの屋敷へ同行させる。このときエヴァンとブレイディは互いにスタートレックの大ファンだと知って意気投合する。するとブレイディは自前の訓練用装置を披露し、エヴァンを乗せる。
この直後、ブレイディは誤って装置に顔をぶつけて出血してしまう。駆け寄った一同が見たのは、緑色の血液だった。実はブレイディは度重なる頭痛に悩まされていた。診察したジェレマイアは、頭痛の原因が頭痛薬の飲みすぎによるスルフヘモグロビン血症だと診断し、薬をやめるように告げる。
後日、ブレイディからエヴァン宛にメールが届く。それは「歩み寄れず残念だ」という内容だった。エヴァンは、ジェレマイアの不用意な発言でブレイディが契約更新を見送ったと考える。だがペイジは値引きに応じなかったエヴァンに原因があると指摘する。これを聞いたエヴァンはブレイディ宅へ。すると、そこにはジェレマイアがいた。彼は、もう一度宇宙へ行きたいというブレイディの願いを叶えるべく、薬を飲まずに頭痛を緩和する方法を指導していたのだった。
そのころディヴィヤは、デヴェッシュの看病に専念している。間もなく彼は意識を戻し、献身的な娘の様子に心を開く。その後、ディヴィヤは実家のベランダで蜂の巣を発見し、デヴェッシュが落ちたのは自殺ではなく、蜂を駆除していたためだったと気づく。怒ったディヴィヤが問い詰めると、デヴェッシュは「偶然落ちたと言えば、お前が去ってしまうかと思った」と本音を吐露する。これを聞いたディヴィヤは、父親が大切な存在であることを伝える。こうして二人はようやく和解したのだった。

●ファイドとペイロード
幼馴染みのブレイディとペイジは、互いを「ファイド(Fido)」「ペイロード(Payload)」と呼び合います。
ファイド(Fido)は"The Flight Dynamics Officer"の略で宇宙船の操縦技師のこと。"FDO"とも表記されます。
ペイロード(Payload)は正式名称を「ペイロードベイ」。スペースシャトルの貨物室のことです。

●スタートレックネタ
ブレイディとエヴァンは宇宙ウェディングの話をきかっけに「スタートレック」ネタで盛り上がります。

【スポックとプリング】
ブレイディの指摘した「スポックとプリング」。プリングはシリーズ第1作の「バルカン星人の秘密」というエピソードに登場する重要な女性キャラクターです。彼女を巡り、カークとスポックは戦うこととなります。

【その他のシリーズ】
「ピカード」とは、ジャン・リュック・ピカード艦長。シリーズ第2作「新スタートレック」のメインキャラクター。「ディープ・スペース・ナイン」はシリーズ第3作。「エンタープライズ」は2001年開始のシリーズ第5作。ブレイディが批判するこのシリーズ、設定の矛盾などから一部のファンが離れたと言われています。

●テキサス・ホールデム
ペントハウスの一同は、カードゲームに興じます。このときディミトリが提案したのが「テキサス・ホールデム」。これはポーカーの種類で、アメリカのカジノで主流とされる方法です。

●今回のゲスト
ボリスの友人でロシア人のディミトリ役はマーク・イヴァニール。TVシリーズ「トランスポーター ザ・シリーズ」「TOUCH/タッチ」のほか"Assassin's Creed Revelations" "Battlefield 3"など、ゲームでの声も担当。
通訳のクリスティーナ役はイーナ・バロン。主な出演作はTVシリーズ「BONES ボーンズ -骨は語る-」「グレイズ・アナトミー」「NCIS:LA ~極秘潜入捜査班」ほか。
大富豪でペイジの幼馴染みブレイディ役はライアン・ハンセン。TVシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」"Burning Love" "2 Broke Girls"のほか、最新映画「G.I.ジョー バック2リベンジ」にも名前がクレジットされています。

●キャッチーな音楽
ボリスたちがポーカーを始めるシーンでかかる曲はSean Roweの"Wrong Side of the Bed"。
公式動画はこちら>>

ハンクとクリスティーナがバーでキスをするシーンでかかる曲はPOLICAの"Lay Your Cards Out"。
公式動画はこちら>>

2013.5.23|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月9日(木)S4#5『禁じられた愛』

5

大所帯となったハンク・メドに新たな依頼が舞い込む。相手は婚活プロデュースを手掛けるヴェロニカ・サラヴァンという女性だった。彼女は世界的にも珍しい異所性心臓移植を受けており、心臓を2つ持っていた。また彼女には、軽いめまいや動悸のほか、吐き気や光へ過敏な反応を示す「羞明(しゅうめい)」の症状があった。その後ヴェロニカは不整脈から心肺停止に陥り、搬送先のハンプトンズ記念病院ではけいれん発作を起こしてしまう。
これらの症状からハンクとディヴィヤは、彼女がロッキー山紅斑熱にかかっていることを突き止める。ロッキー山紅斑熱はダニを媒介とする感染症で、危険はあるものの治療が可能な病気だった。ハンクからこのことを聞いたヴェロニカは、自分の心臓の問題ではないと知って安堵する。
一方、シャドーポンドの庭で見つかった男はハンクの処置によって蘇生され、ハンプトンズ記念病院に搬送される。だが手術で一命を取り留めたのも束の間、男は政府の関係者と思われる人々によって移送されてしまう。これを知ったハンクがボリスに詰め寄ると、彼は「危険に飛び込む覚悟はあるか」と意味深な言葉をかける。
このころ、ハンク・メドの人々のあいだにもさまざまな動きがある。まずペイジは帰国して以来、ハンク・メドの運営やエヴァンへのサポートにのめり込んでいく。やがて、ハンク・メドの再出発を記念して開いたパーティーの当日、彼女はロンドンでの意外な事実をエヴァンに告白する。ペイジは舞台監督の女性から関係を迫られて拒んだ結果、劇団の仕事をクビになったというのだ。これを聞いたエヴァンは「ペイジの才能は本物だ。美大に行け」と励ます。
またハンクとディヴィヤはヴェロニカから見合いを勧められる。ハンクはすぐに断るが診療を口実に呼び出され、ハーパーという美形の医師を紹介される。一方ディヴィヤはルビーナから「いい人を見つけて欲しい」と言われ、ヴェロニカの助けを借りて一歩踏み出す決意をする。

●ディープティシューマッサージ
ペイジがエヴァンに行ったという「ディープティシューマッサージ」。どんなモノか調べてみました。
少し強めの圧をかけて、深筋肉組織に行うマッサージのことを呼ぶようです。リラクゼーション効果があるとか。試してみたい~!

●アイアンガーヨガ
ヴェロニカは、ディヴィヤへ盛んに見合いを勧めます。彼女が勧める男性の趣味は写真とワインとアイアンガーヨガ。
インターネットほかの情報によると、これはアイアンガー師が編み出したヨガだということです。

●フォネティック・コード
中盤ハンクは、侵入者の男が搬送される場面に遭遇します。
このとき彼が耳にしたのが「フォネティック・コード」。これは電話や無線といった通信で使用されるコードのこと。
アルファベットにはそれぞれ、A=アルファ(ALFA)、B=ブラボー(BRAVO)といった言葉が割り当てられており、この総称を「フォネティック・コード」と呼びます。別名は「フォネティック・アルファベット」。
軍事モノの映画やアクション系のTVシリーズでは、お馴染みの表現かもしれません。

●ペイジが帰国した理由
第3シーズン14話「ハンプトンズの夜の夢」で、ペイジは舞台の美術スタッフとして認められ、イギリス公演に参加していました。
ところが急にクビになって帰国。その理由は女性の演出家に関係を迫られたからだった! (とんでもないセクハラ演出家!)

ところでペイジがクビになった理由を告白する場面では、エヴァンが頼もしかったですね~。
彼が居ればペイジは大丈夫でしょう。是非、夢を追いかけて欲しいですね。

●今回のゲスト
婚活プロデューサーのヴェロニカ役はジュディ・グリア。TVシリーズ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」"Archer" "Glenn Martin DDS"ほか多数の作品に出演。
ハンクがヴェロニカの紹介で出会った女性ハーパー。彼女を演じているのはカット・フォスターです。主な出演作はTVシリーズ「グッド・ワイフ」「Weeds ~ママの秘密」"Franklin & Bash"ほか。

●キャッチーな音楽
後半、ペイジが企画したパーティーのシーン。エヴァンがペイジを励ましたときに流れる曲は、1,2,3の"Work"です。

2013.5. 9|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月2日(木)S4#4『ドーン・オブ・ザ・メド』

4

ハンクとエヴァンの亀裂が深まるなか、ディヴィヤはフロリダのエディに助けを求める。するとエディは一冊の分厚いバインダーを見せ、「この文章がハンクとエヴァンを救う」と告げる。それは彼のブログをまとめたものだった。
このころハンプトンズでは、ゾンビをテーマにしたチャリティ・イベントが開催される。主催者のジェイソンは恋人のキャリーと、通りでプロモーション活動を行う。このとき彼は急に喉を詰まらせてしまい、その場を通りかかったハンクが救助する。
だがジェイソンの異変は続く。イベントの前日、彼は心臓が苦しいと訴え、当日は再び喉を詰まらせる。ハンクはこれらの症状から、ジェイソンの病気が食道と胃のあいだが狭窄するアカラシアだと見抜く。応急処置を受けたジェイソンは、記念病院に搬送される。
そのころエヴァンは移動中に車がガス欠を起こし、近所の家に助けを求める。その家には風変わりな生化学者バルジンスキーが暮らしている。彼は不審な噂の絶えないプラムアイランド動物疫病センターの元責任者だった。
現在、バルジンスキーは自宅で孫のメルと研究を行っている。だが最近は奇行が目立ち研究を中断していた。ハンクとジェレマイアが診察した結果、バルジンスキーはビタミンB12欠乏症だと判明する。このところ彼は飲み込みずらさを感じており、肉を食べられずにいた。その肉を飼い犬に与えていたため、メルは異変に気付かなかった。そうこうするうちに彼の体内でビタミンB12が不足し、さまざまな症状が現れたのだった。
ジェイソンとバルジンスキーのケアには偶然が重なり、ハンクとエヴァンが同時に関わることがあった。これをきっかけに二人は和解し、ようやくハンク・メドが復活する。これにはエディも大きく貢献していた。幼少期のハンクについて書いたブログを、エディが本人に読ませたのだ。するとハンクは悪かった過去を思い出した。またどこかでエヴァンを見下していた自分に気づき、彼に謝罪する。
ハンク・メドが復活した夜、シャドーポンドに銃声が響く。庭へ駆けつけたハンクは、1人の男性が倒れているのを発見する。するとボリスは「侵入者だ」と告げる。

●ドーン・オブ・ザ・メド
第4話のサブタイトルはオリジナル・タイトルと全く同じ「ドーン・オブ・ザ・メド(Dawn of The Med)」。
これは2004年製作のゾンビ映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」のもじりです。

●ジェイソンとキャリー
チャリティ・イベントの主催者の名前はジェイソンとキャリー。これらはホラー映画を代表する作品のキャラクターです。
ジェイソンは「13日の金曜日」シリーズの殺人鬼で、作品の見どころはトム・サヴィーニの特殊メイクです。サヴィーニは「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のリメイク版で監督を務めたほか、「ドーン・オブ・ザ・デッド」や「プラネット・テラー in グラインドハウス」などでは、俳優として出演しています。

キャリーは1973年公開の映画「キャリー」の主人公です。原作はホラー小説の巨匠スティーヴン・キング、監督は「悪魔のシスター」や「アンタッチャブル」「ミッション:インポッシブル」「ブラック・ダリア」等でおなじみの巨匠ブライアン・デ・パルマ。シシー・スペイセク演じるキャリーは悲哀に満ちており、ホラー映画の枠を越えた鮮烈な印象を与えました。
ところで「キャリー」は今秋、リメイク映画が公開される予定です。今のところクレジットされているのは、クロエ・グレース・モレッツとジュリアン・ムーア。楽しみですね!

●ジョージ・ロメロの古典
前半、エディはハンクにジョージ・ロメロ監督作品を勧めます。
ジョージ・ロメロ監督作品と言えば「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」と「ゾンビ」。「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の墓場のシーンで、登場人物のジョニーが告げる言葉「奴らが来るぞ(They're coming to get you, Barbara!)」は、一度聞くと忘れられません。

●プラムアイランド
バルジンスキーが勤めていたというプラムアイランドの研究所。これは「プラムアイランド動物疫病センター」という実在の施設です。調べてみたところ、1950年代に家畜の病気を研究する目的で設立されたようです。ところがこの近辺で奇妙な動物の遺体が打ち上げられたことから、さまざまな疑惑が絶えないとか。

●ホラホラ、出ておいで~
助けを求めてバルジンスキー家を訪れたエヴァンは「ホラホラ、どこだ? 出ておいで~」と告げます。原文は"Come out, come out, wherever you  are."で、隠れた人を捜すときの決まり文句です。調べてみると「オズの魔法使い」「シャイニング」ほか、いろいろな映画やドラマで使われています。

●シルクウッド
中盤、バルジンスキーがエヴァンの顧客だと知ったエディは「(映画で)メリル・ストリープが演じていたらシルクウッドより有名になった」と語ります。映画「シルクウッド」は1983年公開で、主演はオスカー主演女優賞に輝くメリル・ストリープ。プルトニウム工場で働くなか、謎の死を遂げたシルクウッドの行動を描いた作品です。

●今回のゲスト
ジェイソン役はサンティノ・フォンタナ。主な出演作は「グッド・ワイフ 」"Submissions Only" "A Gifted Man"ほか。
キャリー役はケイティ・ロウズ。TVシリーズ「プライベート・プラクティス」「クローザー」"Scandal"のほか、1980年代を彷彿とさせる映画「SUPER 8/スーパーエイト」にも出演。
化学者バルジンスキー役はジョン・カラム。TVシリーズ「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」「ER」「ロズウェル」のほか、リンカーン大統領暗殺を扱った、ロバート・レッドフォード監督作品「声をかくす人」や、ピンナップガールの伝記映画「ベティ・ペイジ」などに出演。
新しい執事のウド役はジョン・ハンス・テスター。これまでの出演作は「トゥルーブラッド」「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」ほか。

●キャッチーな音楽
後半、ゾンビレース開始から流れる曲はAndrew J. Hindsの"Girls Gone Wild"です。

2013.5. 2|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

4月11日(木)S4#1『それぞれの夏』

1

ハンクとエヴァンは新しい機器の導入を巡って口論となり、仲直りできずにいる。2人は話し合おうとするたび価値観のズレを感し、それぞれの考えで医療ビジネスを行うと決める。
間もなくハンプトンズでは毎年恒例のハーバーフェストが始まり、街はお祭りムード一色となる。このとき、フェストの会場を訪れたディヴィヤは両親と遭遇する。だが2人は、彼女の前から冷たく去っていく。
そのころジルは、3人の兄や甥のルークとフェストの準備に取りかかっている。このとき兄の1人アーニーが、カキをむいている途中で手の甲を怪我してしまう。さらにアーニーは、記憶が飛んだり情緒が不安定になったりするなど、様子がおかしくなっていく。この原因は水だった。彼は早食い大会での優勝を狙っており、訓練のために水を大量に飲んでいたのだった。これに気づいたハンクはドクターストップをかける。
ところがアーニーは、ハンクに黙って早食い大会に出場する。彼がそこまで大会にこだわるのには理由があった。それは、変化の激しい地元で、街の住民が大会を制してきた伝統を守りたいというものだった。アーニーの想いを知ったハンクはその場で体調を確かめ、あらためて出場の許可を出す。彼の最大のライバルは、プロのフードファイターで小柄な女性のロージーだった。
実はロージーも体調不良に悩んでいた。彼女を診察したディヴィヤは胃不全麻痺の危険を察知し、訓練を一時中断させる。だが検査の結果、とくに大きな病変は見られない。このためディヴィヤはロージーに早食い大会への出場を許可する。
遂に早食い大会が始まり、闘いはアーニーとロージーの一騎打ちとなる。両者の激しいデッドヒートは、ロージーの体調不良によるリタイアによってアーニーの優勝が決まる。
実はロージーは、体のコラーゲンが正常に作れない病気で、これが体調不良の原因だった。また彼女の言葉は、しばらく前から外国語訛りになっていた。彼女は頸動脈の解離による外国語様アクセント症候群を引き起こしていたのだった。
こうしてハーバーフェストは終わり、エヴァンはハンク・メド2をスタートさせる。メンバーは記念病院のヴァンダイクと、新たに採用したジェレマイア・サカーニ医師だった。一方ハンクは、ジルの助けを借りながら従来の診療を行うと決める。
その夜、フェストの会場で緊急事態が発生する。突然花火が爆発し、一帯が炎に包まれたのだ。ハンクはエヴァンの身を案じ、会場へ駆けつける。そのころディヴィヤはラージとカレンの間に子供が出来たことを知り、家族への思いを募らせる。そうして、密かにルビーナを訪ねるのだった。

●イケイケの人生
ヴァンダイクは前半、ハンク・メドとの契約で好条件を引き出そうとします。これに対し、エヴァンは「イケイケの人生を夢見ても、現実はそう甘くない」と答えます。このときの原文は"I was hoping for "Jersey Shore: The Movie." Life's full of disappointments.(「『ジャージー・ショア』を望んでいたけど、人生は落胆に満ちている)"。

"Jersey Shore"はイタリア系アメリカ人の若者たちが繰り広げるリアリティ・ドラマ。日本では「MTV Jersey Shore ~マカロニ野郎のニュージャージー・ライフ~」というタイトルで放送されています。

●ジェレマイア・サカーニ医師
膨大な知識を持つ、ジェレマイア・サカーニ医師役を演じるのはベン・シェンクマン。出演作はTVシリーズ「私はラブ・リーガル」「ダメージ」「バーン・ノーティス」ほか。また、映画"Breakfast with Scott"では、第3シーズンでプロ・ゴルファーのジャック・オマリー役を演じた、トム・キャヴァナーと共演。トムの恋人役を演じています。日本では未公開のようですが、予告編が見つかりましたのでご紹介します。とてもコミカルな雰囲気ですよ~。

※予告編はこちらから

●その他のゲスト
ジルの兄アーニー役はドナル・ローグ。TVシリーズ「Dr.HOUSE」「ER」のほか、「きみがくれた未来」「ゴーストライダー」「ゾディアック」などの映画に出演しています。
フードファイターのロージー役はサヴァンナ・ワイズ。主な出演作は話題のTVシリーズ「SMASH」「ゴシップガール」「ブルーブラッド」ほか。ライル役はトム・パトリック=スティーヴンス。デレク役はライアン・カレルスが演じています。

●キャッチーな音楽
前シーズンまでの紹介のあと、ハーバーフェストのシーンで流れる曲はSan Ciscoの"Girls Do Cry"。
ゲストハウスで、ハンクとエヴァンが立ち去った直後に流れるのは、San Ciscoの"Golden Revolver"。
ディヴィヤが、フードファイターのロージーを診察した直後に投げれるのは、Jack Dolgenの"It's a Beautiful Day"。

2013.4.11|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

7月19日(木)S3#16『ロング・グッドバイ』

3

ジャックが突然この世を去った。彼の遺言で葬儀はなく、人々は悲しみを抱えたまま日常生活へと戻る。
今回ハンクが依頼を受けたのはセスミ邸だった。高齢のセスミ夫人にはデヴォン、ライアン、ボビーというやんちゃな3人の孫がいる。この日はまずボビーがボトルに舌を吸い込まれ、抜くことができなくなる。これを見たハンクは迅速に処置し、長男のデヴォンに弟を守るよう伝える。だがトラブルはこれで終わらない。ハンクは再びセスミから連絡を受け屋敷に駆けつける。すると、そこには手足に火傷を負った3人がいる。実は3人は祖母の目を盗み、スタントまがいの危険な動画を撮影していた。これを知ったハンクは長男のデヴォンにすぐ止めるよう伝えるが、彼らは助言を無視する。
そしてついに、深刻な事故が起こる。デヴォンはトラックでバンジー用のゴムを引っ張りジャンプするという危険な行為を撮影していた。だが撮影の途中でゴムが切れ、彼は地面に叩きつけられてしまう。その場に駆けつけたハンクは無茶を続けるデヴォンに苛立ちを募らせ、強い口調で接する。だがこのとき、ハンクはデヴォンのことをつい「ジャック」と言い間違えてしまう。指示に従わないデヴォンの様子が、生前のジャックと重なったのだった。
精密検査の結果、デヴォンには幸い大きなケガはなかった。このあとハンクはニナのオフィスを訪れ、ジャックとの想い出を語る。すると彼女は「ジャックの言っていたとおり、実は私はシットコムの子役スターだった」と告白する。
一連の出来事で、生前のジャックを思い出したハンクは、彼の人生を称えるためディヴィヤ、エヴァン、ジルとゴルフコースを訪れる。そうしてジャックに教わったように呼吸を整え、最高のティーショットを打つ。
このころディヴィヤは、元ファッションモデルのグレイスを担当する。半身不随のグレイスは冠動脈疾患を患っており、疲れがたまっていた。彼女の様子を見たディヴィヤは、睡眠時無呼吸症候群を疑い検査を行う。
この時、ディヴィヤとエヴァンはクローデットからスマートシャツを紹介される。これは装着型の検査器具で、従来の装置よりも患者に負担なく、無呼吸症候群を調べることができる優れ物だった。実はクローデットの一族は医療機器に関する会社を経営しており、ボリスからの融資を引き出したいと考えていた。そこでハンク・メドから高い評価を得ることで、融資を取り付けようと考えていたのだった。ハンク・メドの事業拡大を考えるエヴァンは、最先端の機器が顧客獲得の手段になると考え、ハンクに相談無くシャツの使用を決める。こうして検査は成功するが、新たなテクノロジーの導入に慎重なハンクは後日このことを知り激怒する。こうしたハンクとエヴァンのあいだには大きな亀裂が入る。

●アメリカン・アイドル
中盤、ペイジとエヴァンは「アメリカン・アイドル」の話をします。このとき彼は次々と出場者の名前を挙げていきます。
クリス・アレンは第8シーズンで優勝し、プロデビューを飾っています。
ケリーはケリー・クラークソン。第1シーズンで優勝。
ルーベンはルーベン・スタッダード。第2シーズンで優勝。
そのほか、エヴァンが挙げた名前は第3から第6の優勝者と、番組で人気の高かった出場者です。さすがはエヴァン、全部見てるんですね……。

●フラッシュダンス
スマートシャツを着たエヴァンは自分の姿を「『フラッシュダンス』っぽい」とコメントします。「フラッシュダンス」は1983年製作の映画。躍動感溢れるダンスシーンが話題となり、日本でも大ヒットしました。
主演のジェニファー・ビールスは現在、「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」「Lの世界」など話題のTVシリーズで活躍しています。

●今回のゲスト
セスミ夫人はツァイ・チン。TVシリーズ「グレイズ・アナトミー」のほか、映画「北京のふたり」「SAYURI」「007/カジノ・ロワイヤル」「ザ・インタープリター」にも名前がクレジットされています。
デヴォン役はエストン・ファング。ボビー役はイサック・ジン・ソルステイン。ライアン役はマイケル・ボウです。

●キャッチーな音楽
後半、ハンクたちがゴルフ場で献杯するシーンで流れる曲はBrett Dennenの“Dancing At A Funeral”です。

●シーズン・フィナーレ!&第4シーズン放送決定
いつもブログをご覧の皆さま。「救命医ハンク3」いかがでしたか?
ハンクとエヴァンが仲違いをしたままシーズンは最終話を迎えてしまいました。2人の関係がちょっと心配ですね。
さて、本国アメリカでは早くも6月から第4シーズンの放送が始まっており、日本での放送も決定しています。最新の第4シーズンも、引き続きWOWOWで放送いたします。どうぞお楽しみに!

2012.7.19|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

7月12日(木)S3#15『青い青い海』

15

ハンクは漁師のジムに頼み、ジャックのボートを捜してもらうが行方は分からない。そのころジャックは、ジルと沖に出ていた。間もなく彼女はジャックの異変に気づき「引き返そう」と説得する。初めは抵抗していたジャックだったが立っていられなくなり、ジルの助言に従う。
ジルは埠頭を目指してボートを操縦する。すると途中で携帯電話の電波が届くようになり、ハンクから電話が入る。こうして2人は埠頭で合流する約束をし、担当医のニナも駆けつける。
埠頭に着いたジャックは立ち去ろうとするがその場で倒れ、意識を失ってしまう。だがハンクはこの緊急事態のなかで冷静に対処する。そしてジャックの胸に注射を刺し、心臓周囲に溜まっていた液体を抜く。
これでジャックは直近の病院へ搬送され、一命を取り留めたと思われた。しかし、このあとハンクたちにとって最大の悲劇が待っている。深夜になってジャックの状態が急変し、処置の甲斐なく帰らぬ人となってしまったのだ。ハンプトンズに来てから、ハンクが患者の死に立ち会ったのは今回が初めてだった。ハンクにとってジャックはただの患者ではなく友人でもあった。この突然の別れに、ハンクは言葉を失う。
一方、ハンク・メドにはジルの診療所経由で新規の依頼が入る。相手はジルの甥ルークだった。彼によると、バイト先のボスでサーファーのクインシーが体調不良に悩まされているという。当初、不調の原因は日焼けと脱水症かと思われたが、原因は意外なところにあった。
それはクインシーが飲んでいた、ビタミンB入りのドリンクだった。ビタミンBは過剰に摂取すると顔が紅潮し、肝機能が低下するのだが、クインシーは用量を守らず1日に何本も飲んでいたのだ。原因が分かったクインシーは安堵し、ハンプトンズ記念病院で処置を受ける。
そのころ街ではボリスとマリサの息子、カルロスの洗礼式が執り行われる。するとそこへ、いとこのクローデットが現れ「一族の者たちが内紛を収めたいと望んでいる」と告げる。だがボリスはタリウム中毒で死にかけて以来、一族への不信感を募らせていた。そのため彼はクローデットを拒否する。
間もなく彼の気持ちを動かす記事が、クローデットの持ってきたiPadに映し出される。それは長年ボリスの執事を務めてきたディーターの逮捕に関するニュースだった。これを見たボリスはクローデットと会うことにする。
同じ時期、ディヴィヤは結婚式の費用の返金問題に決着をつける。事情を知ったエヴァンが、個人的に運用していた債券を売り、ディヴィヤの株式を一時的に買い取ったのだ。こうしてディヴィヤはラージに全額を返済し、笑顔で彼と別れる。

●【医療豆知識】眼窩上神経痛(がんがじょうしんけいつう)
漁師のジムが患っている、眼窩上神経痛。眼窩上神経痛では額の辺りの知覚を司る神経が影響され、片側もしくは両側で頭痛をおこします。

●ゴッドファーザーにかけたジョーク
ハンクはボリスに名付け親を頼まれます。このニュースを知ったエヴァンは、すかさずマーロン・ブランドのモノマネをしました(→しかし似ていない!)。
これは映画「ゴッドファーザー(原題:“THE GODFATHER”)」と、名付け親に当たる英単語“godfather”をかけたジョーク。
英語ではマフィアのドンを表す言葉も、名付け親を表す言葉も同じです。
英語の“godfather”は犯罪組織で力を持つ者を意味し、とくにマフィアのボスに使用される言葉です。一方、キリスト教において、洗礼名の名付け親となった男性を表す言葉にも“godfather”が使われます。

また、マーロン・ブランドはマフィアの名作映画「ゴッドファーザー」シリーズの主演俳優です。

●「救命医ハンク」初の死者
ハンク・メドの患者がついに命を落としてしまった!
実は「救命医ハンク」では初回放送の理事長を除き、死者を出していませんでした。しかも来週でシーズンは最終話。ハンクはどうなってしまうのでしょう?

●ルークの登場
第13話「人生のホールインワン」では、ディヴィヤの食器セットが盗まれ粉々に割れてしまうという一幕がありました。そのときジルはかけらをくっつけたカップを渡し、「パズル好きの甥っ子が手伝ってくれた」と言っていました。このときの甥っ子がルークのようですね~。

●今回のゲスト
ジルの甥ルーク役はティモシー・ショーメ。TVシリーズ“Burning Blue”のほか、ポール・サンプソンやノーマン・リーダス出演で話題のショートフィルム“Clown”に出演。
サーファーのクインシー役はキム・ショウ。TVシリーズ「グッド・ワイフ」「ゴシップガール」“I Just Want My Pants Back”ほかに出演。
クローデット役はジュディット・ゴドレーシュ。フランス出身で、映画「しあわせの雨傘」「仮面の男」「スパニッシュ・アパートメント」など、映画を中心に活躍しています。

●キャッチーな音楽
後半、ディヴィヤとエヴァンがサーブボードに座って話すシーンで流れるのは、Blake Millsの“Hey Lover”です。

2012.7.12|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

7月5日(木)S3#14『ハンプトンズの夜の夢』

14

ハンプトンズで演劇祭が行われ、シェイクスピアの「夏の夜の夢」が上演される。この舞台にはスコットランド出身の俳優、ゲイブ(ガブリエル・グリーソン)が出演する。現在、ゲイブはハリウッドを中心に活躍しており、舞台に出演するのは15年ぶりだった。そんな中、彼は人知れず体調不良に悩まされている。
ある日、ゲイブはほかの出演者の治療に訪れていたハンクを見つけ、体調について相談する。こうしてハンクはゲイブを診察するが、とくに異状は見られない。
実はこの舞台の公演にはペイジが舞台美術、エヴァンが端役で参加している。公演を間近に控えたある日、エヴァンは「幸運を」「マクベス」など、劇場で不吉とされる言葉を連発する。
これをきっかけに、舞台関係者が次々と不幸に見舞われる。妖精の女王ティターニア役の女優が失神し、青年ライサンダー役の俳優の目に異物が混入する。2人はハンクたちの処置で事なきを得るが、悲劇は終わらない。
パック役で演出も手がけるジュリーが、公演の途中でアキレス腱を傷めてしまったのだ。しかも代役の俳優は病欠だった。このピンチに、高校時代にパック役を演じたエヴァンが急きょ舞台に立つ。彼はジュリーの携帯電話用イヤホンをつけて台詞を聞き、どうにか舞台を進める。
さらに劇場の災難は続き、今度はボトム役のゲイブが異変に襲われる。状況を察知したハンクが舞台の袖でX線を撮ると、ゲイブは裂孔ヘルニアに伴い、胃軸捻転を起こしていた。幸いゲイブの見せ場は終了していたため、彼はそのままハンプトンズ病院へ入院する。こうしてゲイブは一命を取り留める。
そのころ舞台では、パック役のエヴァンが最後の長台詞に入っている。すると舞台はまたもやトラブルに見舞われる。なんと携帯電話の充電池が切れてしまい、ジュリーからエヴァンに台詞を伝えることができなくなったのだ。
エヴァンは言葉に詰まり、会場にはざわめきが起こる。このとき彼の窮地を救ったのがペイジだった。彼女が「ご容赦を」の一言を叫ぶと、エヴァンは高校時代に覚えた台詞を思い出し、無事に舞台を終わらせる。
このころジャックの症状は予想外の速度で進行していた。体の異変を感じながらも、彼は頭を冷やすためジルを誘って沖に出る。しかし途中で具合が悪くなり、もどしてしまう。
一方、ハンク・メドの人々にも動きがある。まずディヴィヤは、観劇に訪れていたラージから交際相手を紹介される。彼女はカレンといい、K・J・ゴランという名前で執筆する評論家だった。実はK・J・ゴランのコラムはディヴィヤのお気に入りだった。このため彼女はラージを心から祝福しつつも、やや複雑な面持ちで彼を見送る。また、この日ディヴィヤはヴァンダイクからキスをされそうになるが、「自分の心に嘘はつけない」と言ってそれを拒む。
そのころエヴァンはペイジがジュリーに認められ、イギリス公演に誘われていることを知る。誘いを受ければ彼女とは2カ月間離ればなれとなるため、当初エヴァンは反対する。しかしペイジが望む通りに生きることが本当の幸せだと気づき、最後はイギリス行きを応援する。

●幸運のお守り
前半、上演会場に到着したゲイブが、ジュリーに「幸運のお守り」を見せます。画面が小さいのでハッキリとは見えませんが、馬蹄のチャームのようです。馬蹄は幸運を招き入れ、邪念や不運を遮ると言われています。ヨーロッパで、馬小屋や家の戸口に掲げたのがこの習慣の始まりとされています。

●パーソンズ
ペイジが目指す、パーソンズ大はパーソンズ美術大学(パーソンズ・ザ・ニュー・スクール・フォー・デザイン)のこと。1896年に創設され、ダナ・キャラン、アナ・スイほか有名デザイナーを輩出しています。
またリアリティ・ショー「プロジェクト・ランウェイ」でもおなじみです。番組では新人デザイナーが、パーソンズを舞台に勝ち抜きバトルを繰り広げます。

●Spanx(スパンクス)
前半、エヴァンはコルセットを締めすぎて失神した女優にSpanxをすすめます。これはセレブ御用達の補整下着。体のラインを美しく見せるとか。日本でも発売されており、インターネット上には使用前・使用後の動画が紹介されています。

●ペンザンスの海賊
エヴァンが芝居に打ち込んでいたころに出演したという「ペンザンスの海賊」。これはウィリアム・ギルバート作詞、アーサー・サリヴァン作曲による喜歌劇で、初演は1879年に遡ります。

●ビールを飲めば、王様気分!
ゲイブがビールの差し入れをしたときに告げた「ビールを飲めば、王様気分!(“ale is a dish for a king”)」の一言。これはシェイクスピア作「冬物語」からの引用で、四幕三場の台詞です。

●ゾンビランド
ヴァンダイクはライサンダー役の俳優の言葉を聞き「『ゾンビランド』の台詞か?」と質問します。「ゾンビランド」は世界の終末を舞台にした話題のホラー・コメディ。出演者はウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグほか。

●エイヴォンの吟遊詩人
病院でジルとディヴィヤがシェイクスピアについて話すシーンに出てきたのが「吟遊詩人」という言葉。原文の“the Bard”はシェイクスピアのあだ名で、彼は「エイヴォンの吟遊詩人(“the Bard of Avon.”)」と呼ばれています。
“Avon”はシェイクスピアの故郷ストラトフォード・アポン・エイヴォン(Stratford-upon-Avon)。ペイジがジュリーの公演で訪ねる土地です。

●今回のゲスト
シェイクスピア劇でボトム役を演じたゲイブ(ガブリエル・グリーソン)役はジェイク・ウェバー。「ミディアム」の良き夫ジョー・デュボア役ですっかりお馴染みです。映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」「U-571」「ジョー・ブラックをよろしく」ほかに出演しています。二カ国語版でゲイブ役のジェイク・ウェバーの声を担当したのは、ジョー役の清水明彦さんです。
シュリー・シャープ役はサットン・フォスター。舞台で高い評価を得ている女優さんです。過去5回トニー賞にノミネートされ、2002年の“Thoroughly Modern Millie”と2011年の“Anything Goes”では主演女優賞を受賞しています。また、ジュリー役の声を担当したのは、舞台の出演や脚本執筆を手がける、山像かおりさんです。
ラージの新恋人K・J・ゴラン役はアニカ・ボラス。「グッド・ワイフ」“The Street Cleaner”“Lights Out”ほかに出演。ハーミア役はデヤ・ダニエル。ライサンダー役はコリー・ジャクソン。

●キャッチーな音楽
中盤の開演前から流れるギターはPeter Blanchetteによる演奏です。「救命ハンク」本国サイトの情報によると、使用されている曲は“The Weapon Shaw”と“Arranging Services for Recording Session”です。
劇中のトランペットによるファンファーレの奏者はJosh Frankです。

2012.7. 5|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

6月28日(木)S3#13『人生のホールインワン』

13

ハンクがぎっくり腰となり、エヴァンは急きょ代役の医師としてヴァンダイクを雇う。すると彼は期待以上の活躍を見せ、新規の契約を次々と決める。これを見たエヴァンは上機嫌で営業を行う。
間もなくハンク・メドにニューバーグ夫人から連絡が入り、エヴァンとヴァンダイクが急行する。すると夫人は「背中から首にかけて熱を伴う不快感がある」と訴える。だが様々な検査をしても、異常は見つからない。このためヴァンダイクは「夫人の症状は心因性のものだ」と告げ、引き上げようとする。
立ち去ろうとするヴァンダイクに対し、エヴァンは「不安にさいなまれる夫人のために何かすべきだ」と食い下がる。だがヴァンダイクは聞き入れず「スケジュールを優先させるべきだ」として出ていく。これを見たエヴァンは「事業を拡大することだけがすべてではない。ハンク・メドらしいサービスと治療を提供することが大切だ」と痛感する。
その後、ニューバーグ夫人の不快感の原因は意外な形で判明する。エヴァンが夫人をオープンカーで送っている途中、彼女が例の症状を訴えてきたのだ。これを聞いたエヴァンは、オープンカーの暖房設備に原因があると直感する。彼が暖房のスイッチを切ると夫人の「症状」はピタリとやみ、彼女は病気の恐怖から解放される。
一方、ぎっくり腰のハンクはジャックの治療に専念する。検査の結果、彼は予後の悪いループス腎炎と判明し、ハンプトンズ記念病院の担当医ニナ・グリーン医師のすすめで臨床試験を受ける。だが期待とは裏腹に、ジャックは新薬に対する副作用を起こし、臨床試験は中止となる。
そのころディヴィヤはジルと2人で業務を行う。その途中、彼女たちは思わぬ事故に巻き込まれる。オークションハウスで駐車係をしていたフロイドが、ディヴィヤの持ち込む予定だった高価な食器を盗み、車で逃走中にフェンスに激突したのだ。これで彼の体にはフェンスの柱が突き刺さる。ディヴィヤはこの状況からERへの搬送が第一だと判断。柱を引き抜くと同時に包帯を傷口に通して止血し、ハンクさながらのアイデアでフロイドを救う。
こうしてすべての患者が救われた後、ハンクのぎっくり腰も回復する。

●【医療豆知識】盲検法(もうけんほう)
盲検法とは、患者が本物の薬と偽物の薬(プラセボ)を飲んでいるかを知らない状態で治療することです。これにより、患者が「薬を飲んでいる」という自覚から心理的に出る効果(プラセボ効果)を排除します。
さらに二重盲検とは、医師が本物と偽物の薬を投与しているか分からない形で処方するものです。これにより医師が手心を加えてしまうことや、先入観が評価に影響される可能性を排除します。

●「食べて、祈って、恋をして」とコールドプレイ
エヴァンのミニバンに対して、ヴァンダイクは「サッカーママにはピッタリだ」と感想を述べます。このときの「サッカーママ」のイメージとして挙げたのが映画の「食べて、祈って、恋をして」とアーティストのとコールドプレイ。
「食べて、祈って、恋をして」はジュリア・ロバーツ主演の映画。都会で忙しい日々を送る主人公が、イタリア、インド、バリ島での旅を通して、自分を見つめ直す物語です。
コールドプレイはイギリスのロックバンド。1997年に結成され、グラミー賞に輝く人気のバンドです。

●トム・ボスレー
ジャックはニナが元子役スターだと思い込み、出演者のトム・ボスレーについて尋ねます。トム・ボスレーは実在の俳優です。1970年代から1980年代にかけて「ハッピーデイズ」ほか、多数の作品に出演。同作ではエディ役を演じるヘンリー・ウィンクラーと共演しています。現在ではTVシリーズ「ER」や「One Tree Hill」「名探偵ダウリング神父」などにゲストで登場しています。

●今回のゲスト
ニナ・グリーン医師はジョアンナ・ガルシア。「ゴシップガール」“Better with You”“Revenge of the Bridesmaids”“Privileged”ほか多数のTVシリーズに出演。
オークションハウスの駐車場係フロイドはジェイク・レイシー。“Better with You”“Goodwin Games”ほかに出演。
ビキニ姿の患者イーディ役を演じたのはエリザベス・マスッチ。TVシリーズ「ゴシップガール」「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」“NYC 22”のほか、ミニシリーズ「オズの魔法使い」“A Good Dad”などにもクレジットされています。

●キャッチーな音楽
オープニング。夢のシーンでディヴィヤが歌うのは「アヴェ・マリア」。歌っているのはディヴィヤ役のレシュマ・シェティです。
トークショー“The Wendy Williams Show”によると、イギリス出身のレシュマは小さい頃から歌が得意でした。16歳のとき家族とアメリカへ移住。当時は、医者である親や親戚の影響で医学の道を志していました。しかしミュージカル出演をきっかけに注目され、ハリウッドの世界に入ったということです。
前半、ヴァンダイクとエヴァンがイーディの家を訪ねるシーンで流れるのは、Tracy Spuehlerの“Unforgettable”。
2人がニューバーグ邸を訪ねるシーンで流れるのは、Theophilus Londonの“All Around the World”。
食器セットを盗まれたディヴィヤとジルがフロイドを追いかけるシーンで流れるのはJack Dolgenの“Islands”。

2012.6.28|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

6月21日(木)S3#12『ロックバンドの危機』

12

ハンク・メドにはジル経由で新しい患者の依頼が来る。相手は売り出し中のバンド「サム・ピッグ」だった。ボーカルのジャレドは、しばらく前から不調を感じていた。そしてこの日、彼は足に力が入らなくなりステージから落ちてしまう。
原因が分からないまま、今度はバンドの紅一点カリオペが同様の症状に見舞われる。これを聞いたバンドのメンバーで、ジャレドの親友トッドは「2人がメンバー間で禁止している恋愛を持ち込んだ」と言って激怒する。実際、ジャレドとカリオペは密かに交際しており、ハンクはこの状況から性感染症を疑う。だが2人にはそれらしい症状は出ていない。やがてジャレドとカリオペは症状を悪化させ、とうとう横断性脊髄炎を起こしてしまう。さらにトッドも同様の症状で倒れるが、残りのメンバー、ホーマーだけは異状が現れない。
原因は倒れた3人が訪れた食肉工場だった。ここではブタの解体作業を行っており、完全菜食主義者(ビーガン)のホーマーを除く3人が、プロモーション・ビデオの撮影で訪れていた。撮影のあいだ、3人はマスクをつけていなかったため、ブタの脳の繊維を吸い込み、体に異状をきたしたのだった。
人間には自己免疫システムがあり、細菌やウイルスなどの異物から身を守る働きがある。だが自分と似た組織を見つけると識別できないことがある。今回はブタの組織がそれに当たる。ブタとヒトの組織がよく似ていたため、免疫システムは混乱した。そうして周りの組織を攻撃し始め、体内の神経組織まで傷つけていたのだった。こうして不調の原因は解明され、3人は無事退院する。
一方ハンク・メドでは先日の医療事故をきかっけに、ディヴィヤとハンクの間に亀裂が入る。ディヴィヤはハンクに迷惑をかけまいとして病院で働き始めたのだが、ハンクは大事なことを内緒にされて傷つき、ディヴィヤへの信頼も大きく揺らいでいた。だが、このことをホーマーに指摘された2人は、互いを思いやる気持ちが亀裂の原因だったと気づく。こうしてハンクとディヴィヤは信頼関係を取り戻す。
そのころエヴァンは、ペイジの家で蕁麻疹(じんましん)を発症する。蕁麻疹を見つけたエヴァンは、結婚への不安のせいだと思い込む。だが原因は、飼い犬が連れてきたオオサシガメにあった。また実際に結婚への不安を感じていたのはペイジのほうだった。彼女はこれまで両親の世話に追われ、将来を真剣に考えたことがなかった。これを聞いたエヴァンはペイジを支えると告げる。
さらにプロゴルファー、ジャック・オマリーに新たな病気が判明する。彼は組織や内臓を損傷する「ループス」にかかっていた。さらに症状は予想以上に進行している。

●【医療豆知識 1】腰椎穿刺(ようついせんし)
椎穿刺は、脳脊髄液の検査です。感染や炎症が起きているかどうかを調べることができます。

●【医療豆知識 2】ループス
ループスの正式名称は「全身性エリスマトーデス」。自分の体が自分を攻撃する病気(自己免疫疾患)です。さまざまな臓器に炎症を起こすことで知られています。

●サム・ピッグ(some pig)
今回登場したバンド「サム・ピッグ」の綴りは“some pig”で、「素敵なブタ」という意味。本編の会話にも出てきたとおり、元ネタは映画「シャーロットのおくりもの」です。子豚のウィルバーを助けるため、クモのシャーロットがクモの巣に書いた文字が“some pig”です。
原作はE・B・ホワイト。「スチュアート・リトル」や「白鳥のトランペット」など、動物を主人公とした作品で知られています。

●シルバーサン・ピックアップス
ジャレドがパフォーマンスを見てもらいたいと言っていたバンド、シルバーサン・ピックアップスは2002年に結成されたバンド。2005年にミニアルバムを発表し、2006年にアルバム・デビューしました。

●今回の映画ネタ
エピソードの前半で「男の子にはホラー映画を見せる」と言ったエヴァン。後半、車のなかで犬のパットンとマッカーサーに見せていたのは1954年公開の「大アマゾンの半魚人(Creature from the Black Lagoon)」。1950年代モンスター映画の古典的名作です。

●今回のゲスト
バンドメンバーのジャレド役はヴァン・ヒューズ。TVシリーズ“One Life to Live”“General Hospital”“As the World Turns”ほかに出演。彼の歌う姿、とてもサマになっていましたよね。実はヴァン・ヒューズはミュージシャンでもあり、ブロードウェイ・ミュージカルでも主要キャストを務めた経歴の持ち主です。ギターやウクレレ、ドラムのほか、ピアノやハーモニカも演奏できるとか。
親友のトッド役はギャヴィン・ベロア。“Army Wives”“The Beautiful Life:TBL”ほかに出演。実は彼もミュージシャン。幼少期よりフォークギターを習い始め、曲作りに目覚めたということです。
禅の人ホーマー役はマイケル・アーデン。「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」「BONES ボーンズ-骨は語る-」「グッド・ワイフ」ほかに出演。
カリオペ役はライザ・J・ベネット。“Common Law”「グッド・ワイフ」に出演しています。

●キャッチーな音楽
前回までのあらすじが終わった後、ペイジの家で流れるのはThe Boat Peopleの“Too Much In My Mind”。
前半、サム・ピッグの歌として出てくるのは、Aptekaの“Blackout Hearts”。
中盤ジャレドとカリオペが検査を受けるシーンで流れるのは、Robbers on High Streetの“Hey Unbelievers”。
サム・ピッグの曲として最後に流れるのはThe 88の“Go Go Go”。
最後にゴルフ場で流れるのはRon Sexsmithの“Gold In Them Hills”です。

2012.6.21|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

6月14日(木)S3#11『パーティープランナーのいちばん長い日』

11

ハンクはパーティープランナーのルーシーを診察する。彼女は実業家のセレブ、バーンズ夫妻の離婚パーティーを担当しており、大きなプレッシャーにさらされている。不調を訴える彼女に対し、ハンクは食事のサンプルの食べ過ぎとプレッシャーを指摘し、その場を後にする。だが間もなく彼女は両手が痺れ始め、パーティーで使用するケーキを落としてしまう。ハンクが診察したところ、口内にはカンジダによる炎症が見つかる。このあとルーシーの症状は徐々に悪化する。
パーティー当日、彼女の手の痺れはひどくなり、呼吸も乱れ始める。異変を察知したハンクが声をかけると、ルーシーはその場で泣き崩れる。だが彼女の目からは涙がこぼれていなかった。
これに気づいたハンクは、全ての症状がセリアック病にあることを突き止める。これは体が小麦や穀類に含まれるグルテンを吸収できない病気だった。ルーシーは食事に気をつければ生活に支障がないことを知って喜ぶ。
このころ、懐かしい人物がハンク・メドを訪ねてくる。プロゴルファーのジャック・オマリーだ。彼はハンクに手を治療してもらったあと好成績をあげ、スポンサーになりたいという申し入れも届いていた。この日はスポンサーからの指示で、ハンクに健診を依頼しに来たのだった。こうして軽い気持ちで行われた健診だったが、ジャックの白血球値は異常値を示す。
このころ、エヴァンとペイジは婚約する。この少し前、エヴァンは選挙活動での貢献により、コリンズから婚約の承諾を得ていた。だがその直後、エヴァンがエレンの看病の件で進言したところコリンズは機嫌を損ね、婚約の承諾を取り消してしまう。これを知ったペイジは「父親の意向は関係ない」とエヴァンに逆プロポーズ。その夜、エヴァンがコリンズに電話で婚約の意思を伝えたところ、コリンズは態度を軟化させる。こうしてめでたく2人は晴れて婚約する。だがそのころ、ハンクとジルは破局を迎えていた。深く愛し合う2人は、ジルのウルグアイ行きを叶えるべく、別れを決意したのだった。
一方ディヴィヤは、医療事故を起こしたことをジルに報告。カサビアンに謝罪し、正式に記念病院を退職する。そして後日、ハンクに医療事故を起こしたことを告白する。

●【医療豆知識】既往(きおう)
前半、ハンクはハンプトンズ記念病院で、ヴァンダイクに食ってかかります。このとき彼は、画商のエリックについて「患者の既往を伝えたおいた」と発言します。
「既往」とは医学用語で、患者の過去の病気を意味します。

●「バーンズ夫妻よさらば」
バーンズ夫妻の離婚パーティーについてエヴァンは「バーンズ夫妻よさらば」だとコメントします。原文は“A Farewell to Barns”で、元ネタはヘミングウェイの「武器よさらば」(“A Farewell to Arms”)。

●コニーアイランドの「サイクロン」
前半「気分が悪くなった」と告げたドニー。彼が乗ったという「サイクロン」は、ニューヨークのブルックリンにある、古い木製のジェットコースターです。
ブルックリンには水族館や遊園地など、アミューズメント施設が集まる「コニーアイランド」と呼ばれる地域があります。この場所に1927年(※)登場したのが「サイクロン」です(現在、遊園地は一部を除き閉鎖されています)。

※1928年という情報もあり。

●ジャック・オマリー再登場
プロゴルファーのジャック・オマリーは第2シーズン第13話「チャリティーゴルフの出来事」以来の再登場。演じているのはトム・キャヴァナーです。

●今回の映画ネタ
後半、離婚パーティーで踊るハンクとジル。このときハンクは1942年製作のハリウッドの名作映画「カサブランカ」のセリフを引用します。
まずひとつ目は「常識を越えた街に、星の数ほど離婚パーティーはあるが、今回のが一番気に入った(Of all the divorce parties on “Gin Lane” I’ve ever been to, this is definitely my favorite.)。

これはハンフリー・ボガート演じるリックのセリフ「世界に星の数ほど店はあるのに、彼女はオレの店にやってきた(Of all the gin joints, in all the towns, in all the world, she walks into mine.)」が下敷きとなっています。

また同じシーンの最後「僕たちには想い出があるから(We’ll always have South Hampton)」もリックのセリフのセリフからの引用。元のセリフは「オレたちにはいつでも想い出のパリがある(We’ll always have Paris.)」です。

●今回のゲスト
ルーシー役はキャスリーン・ローズ・パーキンス。最新TVシリーズ“Episodes”に登場。そのほか「プライベート・プラクティス」「NCIS:LA~極秘潜入捜査班」「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」など日本でも人気のシリーズに出演しています。
「ジェットコースターに乗って気分が悪くなった」というドニー役はジョー・クーツ。「ホワイトカラー」「30 Rock」「レスキュー・ミー~NYの英雄たち」ほかに出演。

●キャッチーな音楽
離婚パーティーでハンクとジル、バルコニーのエヴァンとペイジが踊るシーンで流れるのはVince Giordano & The Nighthawksの“A Fine Romance”。
このあとに、ハンクとジルがダンスするシーンで流れるのはVince Giordano & The Nighthawksの“Let's Call the Whole Thing Off”。

2012.6.14|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

6月7日(木)S3#10『アートに魅せられて』

10

選挙キャンペーンが本格化するなか、ペイジは母親をムリさせまいとイベントやスケジュールの管理を一手に引き受ける。
そのころハンクはアート展で知り合った画商エリック・カサビアンの依頼で彼の診察に訪れる。エリックは糖尿病患者で、最近は目の不調に悩まされていた。ある日、彼は念願の絵画を手に入れ自宅の展示室で眺めていた。すると絵画の中の人物が生きているかのように動きだし、エリックはめまいに襲われる。
ハンクはけいれん性の発作を疑い脳波を検査するが特に異常はない。また眼科の専門医の診察でも目に問題はなく、糖尿病の合併症とは思えなかった。そこでハンクは芸術作品を見た人々が感動からめまいなどに襲われる、スタンダール症候群の可能性を疑う。だが本当の原因は意外なモノにあった。
それは絵画のために用意した照明システムだった。システムには赤外線や紫外線とは異なる、特殊な電球が使われていた。この電球が脳を刺激し「反射性てんかん」といわれる光過敏性てんかん発作を引き起こしていたのだ。こうしてエリックの症状は治まる。
また一連の診察で、エリックの背中には神経根障害があると判明し、彼は後日処置を受けることとなる。このとき処置を担当したのはディヴィヤだった。彼女はエリックがアート展で会った相手だと気づいた。そして、自分がハンク・メドの人間だと悟られるのを恐れ、つい処置を焦ってしまう。この結果、仕事の掛け持ちという激務も重なり、彼女はエリックに糖尿病患者に注意が必要な経口ステロイドを処方してしまう。間もなくエリックは意識を失い、ハンクが自宅へ駆けつけたときには重篤な状態に陥っている。
ディヴィヤの激務の原因のひとつに、ハンク・メドの新しい患者のことがあった。それはインド出身の女優レイナだった。彼女はブロードウェーへの進出を前に扁桃炎を再発させ、ハンプトンズ記念病院で手術を受けることになっていた。
アメリカでは鳴かず飛ばずのレイナだったが、ディヴィヤには「自分は有名人だ」とわがままを言い続ける。だが、それは不安の裏返しだった。そのことに気づいたディヴィヤは、手術当日レイナの歌をダウンロードして聴かせ「すばらしい歌だ」と励ます。このおかげでレイナは安心して手術に臨むが、ディヴィヤのほうは疲れ切ってしまう。彼女がエリックの糖尿病を見落とし経口ステロイドを処方したのは、この直後のことだった。
このころエヴァンはハンクを呼び出し「エレンの治療法を探してほしい」と告げる。ハンクはブルックリン時代の医師仲間アビーに相談し、最新の治療法ECTをすすめる。これはいわゆる電気ショック療法だったが、激しい痛みと痙攣を伴う従来のやり方とは違っていた。現在では専門スタッフの管理のもと、全身麻酔で治療が行われている。これを聞いたエレンはECTを決断する。
当初コリンズ氏は、無駄な希望を抱かせることでエレンが傷つくのを恐れ、治療に反対していた。だが最後は処置室に訪れ、先に来ていたペイジと抱き合う。このことがきっかけでエヴァンとハンクは和解する。

●【医療豆知識】神経根(しんけいこん)
倒れたエリックを診察したハンクが神経根障害など目の不調がないか確認するシーン。
神経は脳から脊髄、筋肉や皮膚にまで及んでいます。このうち、脊髄から出てすぐの部分が神経根と呼ばれています。

●今回の絵画
エリックが15年をかけてようやく手に入れた絵画の「イザベラ」。作者や制作年など詳細は出てきませんが「何となく見覚えがある」と思った方も多いかもしれません。
「イザベラ」は「プリマヴェーラ(春)」という絵画とよく似ています。これはイタリア・ルネサンスの巨匠ボッティチェリの作品です。中央の女性のたたずまいや、周囲の人々の雰囲気、さらに頭上の天使や背景の樹木がとてもよく似ています。

●動く絵画
今回、エリックの目には絵画が動いて見えるという現象がありました。ドラマとは離れますが「動く絵」繋がりでオススメの映画があります。
それは1991年に製作されたピーター・グリーナウェイ監督の「プロスペローの本」。シェークスピアの戯曲「テンペスト」を題材として描かれた映画で、現在のような映像技術のない時代に作られた貴重な1本です。エリックが体験したような絵が動き出す描写や、ルネサンス絵画を実写化したような映像美が満載です。

●エリック・カサビアンの再登場
今回はペイジの絵を買った、画商のエリック・カサビアンが再登場しました。
同じゲストが繰り返し登場するのは「救命医ハンク」の大きな特徴です。何度か出演するうちに人間描写が深まり、物語の厚みが増していきます。

●今回のエヴァン
今回のエピソードはエヴァンの活躍がすばらしかった! サイン会の誘導役を担当したエヴァンは、いい意味で大きく裏切ってくれました~!
列に並ぶ人に声をかけて水を配り、さりげなく経歴を確認する。彼のフォローは完璧でした!

●今回のゲスト
ボリウッド・スターのレイナ役はシータル・シェス。「NIP/TUCK」“The Singles Table””The Proud Family”ほかに出演。今回の役どころはボリウッド・スターですが、海外の映画・TVシリーズポータルサイトのIMDBによると、彼女はニュージャージー州の出身です。
ハンクが会いに行く医師のアビーはコンスタンス・ジマー。出演作は「アントラージュ★オレたちのハリウッド」「プッシング・デイジー~恋するパイメーカー~」“Love Bites”ほか多数。

●キャッチーな音楽
中盤、エリック宅のパーティーで流れているのはPauline Crozeの“Tita”です。
エリックが光の反応を検査したあと、ディヴィヤが何度も着替えるシーンで流れるのは、Ted Leo & The Pharmacistsの“Bottled In Cork”。
コリンズ氏のサイン会で流れる曲はAndrew Vincentの“Ambassador Bridge”。
エレンの治療のシーンで流れるのはAmy Stroup の“Alas We Aspire”。

2012.6. 7|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月31日(木)S3#9『小さなヒーロー』

1

ハンクは新規の依頼を受け、俳優夫妻の息子で喘息を患っているサイモンの診察に訪れる。彼の両親は北京でアクション映画を撮影しており、今はトビーが子守をしている。ある日、トビーはサイモンと泳ぐ練習をしていたところ、彼に背中を押されてプールに落ちる。このとき彼女は一瞬、意識を失ってしまう。
ハンクが診察したところ、トビーの心電図に乱れはない。しかし万が一のことを考え、家政婦が到着するまでのあいだ、ハンクはジルと一緒にトビーたちに付き添う。すると思わぬ出来事が引き金となり、トビーに異変が起きる。
玄関のドアが閉まっているのに気づいたハンクは、部屋にいるトビーに合図のノックをした。するとトビーは予期せぬ音に驚き、その場で失神してしまう。幸い彼女は一命を取り留め、詳しい診察の結果「QT延長症候群」と判明する。これは特定の薬を服用したあと、驚きなどの刺激をきっかけに引き起こされる、不整脈の一種だった。トビーの場合は、サイモンの吸入器に使用されているアルブテロールが原因だった。
サイモンは新しいことを極度に怖がる面があった。そのためトビーは何かを始めるたび、サイモンの前でやって見せていた。つい先日も、ハンクたちが新しいタイプの吸入器を届けたため、トビーがサイモンの前で吸入器を口元にかざし「怖くない」と教えたばかりだった。このとき彼女は偶然、アルブテロールを吸い込んだのだった。こうしてトビーの不調の原因は特定される。
一方、ハンク・メドを取り巻く人々にも大きな変化がある。コリンズは自宅で選挙の支援パーティーを開くことを決めるが、パーティーの数日前、妻のエレンが寝巻き姿のまま庭先の桟橋から転落する。これを見たハンクはエレンの精神的な不調を見抜く。
実はエレンは長年、大うつ病性障害に苦しんでいた。だがペイジは母親のプライバシーに関わる問題だとして、ハンクに相談できずにいた。これを聞いたハンクは医師としての守秘義務を優先させ、エヴァンに全てを伏せる。
一方、エヴァンはペイジと連絡が取れない状況に少なからずショックを受けていた。そんなとき、自宅に戻った彼女を見つけ「浮気している」と責める。これを聞いたペイジは、反射的に別れを宣言する。
間もなく、エヴァンはコリンズからエレンの病気やケガの話を聞き、ペイジが苦しんでいたことを知る。事情を知ったエヴァンはペイジに謝罪し、彼女と仲直りする。だが彼は守秘義務を優先したハンクに激怒し、どうしても許すことができない。
そのころディヴィヤは、ヴァンダイク医師の誘いで食事に出かけるが、彼の強引で自己中心的な態度に愛想を尽かす。するとヴァンダイクは「自分は女性と付き合った経験が多くない。お互いにデート慣れするための訓練をしよう」と告げる。

●【医療豆知識】心臓マッサージ
医療ドラマによくある心臓マッサージと除細動器の場面。医療の現場では「心臓マッサージ」を「心マ」と略すことも多いようです。

●映画「フィアレス」
アクション映画の“Fearless”と言えば2006年公開のジェット・リー主演作「SPIRIT」を思い出す方も多いかもしれません。邦題「SPIRIT」の英題は“Fearless”。ジェット・リーの切れのあるアクションが満載のカンフー映画です。
(今回のエピソードで登場するフィアレス夫妻の衣装は、どちらかというと「ミスター・インクレディブル」に似ているかも!?)

●ハンクとエヴァンとペイジ
守秘義務を優先しエレンのことを隠したハンク。これにエヴァンがブチ切れた! 医者の義務を取るか、弟への支援を取るか。ハンクは医師として正論を述べていますが、激怒したエヴァンの気持ちもよく分かります。果たしてこのあと、2人は関係を修復できるのでしょうか?

●今回のゲスト
子守のトビー役はマデリーン・ジーマ。子役出身で、6歳のころ映画「ゆりかごを揺らす手」に出演。現在では人気のTVシリーズ「HEROES/ヒーローズ」「カリフォルニケーション」「グレイズ・アナトミー」などに出演しています。
映画スターの息子サイモン役はタナー・フラッド。両親のフィアレス氏の役はロブ・ハンコック。妻役チェラ・フェロウです。

●キャッチーな音楽
前回までのあらすじのあと、コリンズ家のシーンで流れるのがHooded Fangの“Younger Days”。
エヴァンがコリンズ家を訪ね、ペイジとキスをするシーンで流れるのはRyan Adamsの"Two”。
中盤、ヴァンダイクとディヴィヤが踊るシーンで流れるのはAbi Phillipsの“Summer Sunshine”。その直後に流れる、男性ボーカルの歌はVIBROLUXの“I NEED YOU”。
コリンズ氏の支援パーティーのオープニングで流れるのは“Keel Row”です。

2012.5.31|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月24日(木)S3#8『ラン・ハンク・ラン』

1

ハンクはビーチでマラソン選手のジェーンと出会う。彼女は世界大会を2度制した実力者で、冬のあいだ順調にトレーニングを続けていたのだが、ハンプトンズに来てから原因不明の不調に悩まされていた。彼女はトレーニングを終えて帰宅すると決まって体温が急上昇し、呼吸が苦しくなる。ハンクは血液検査からジェーンの貧血を見つけ、長距離ランナーが見舞われるスポーツ性貧血を疑う。
その後、検査でハインツ小体という異常が見つかり、ジェーンが特定の因子(誘因)に反応して引き起こされるG6PD欠損症というタイプの貧血症だと判明する。またG6PD欠損症は遺伝することから、ジェーンの娘メアリーも検査を受けることとなる。この病気の根本的な治療には、誘因の特定が不可欠だった。
誘因を突き止めたのはディヴィヤだった。彼女は記念病院のシフトに入ったときジェーンを問診した。このときディヴィヤは、ジェーンが滞在しているコテージの向かいに、豆科の植物が植わっていることに気づいた。ジェーンはソラマメ中毒で、ソラマメの花粉に反応し体調を崩していたのだ。こうして誘因が特定されたことで、ジェーンとメアリーは治療の見通しが立つ。
そのころシャドーポンドでは、ボリスが急激に体調を悪化させる。彼は遺伝病が猛威を振るい始めたとショックを受けるが、事態は思わぬ方向へ進む。ハンクはボリスの血液を採取したさい、誤って彼の血液に触れた。このときハンクの手に感覚異常が起きたことから、ボリスが猛毒のタリウムを盛られたことが判明する。つまり、今回の彼の異変は遺伝病ではなくタリウムが原因だったのだ。タリウムはボリスのプールへ密かに混入され、彼の体に侵入していた。だがハンクの適切な処置とジルやディヴィヤの協力により、ボリスは一命を取り留める。この事件のさなか、マリサと息子のカルロスは、安全な場所へ避難する。また、忠実な執事のディーターは姿を消す。
時期を同じくして、エヴァンとペイジの間に変化が訪れる。エヴァンはペイジに内緒で、地元のアート展に彼女の作品を持ち込む。するとこの絵は、有名な画商エリック・カサビアンに買い取られる。これはエヴァンとペイジの双方にとって嬉しい結果だったが、ペイジは喜びのあまり画商のエリックと共に、ほかのアーティストのところへ行ってしまう。取り残されたエヴァンは悲しみを隠しきれない。
後日、エヴァンの悲しみに拍車をかける出来事が起きる。コリンズがエヴァンにペイジの居場所を尋ねてきたのだが、エヴァンはペイジから「両親といる」と聞かされていたのだ。このためエヴァンはペイジが何か隠しているのではないかと疑い始める。

●【医療豆知識】リモデリング(remodeling)
中盤、ボリスの骨を見たハンクは「リモデリングも正常だ」と告げます。
私たちは普段気が付きませんが、骨は破壊と再生を繰り返している臓器です。そのため骨が作り替えられることを「リモデリング」と呼びます。

●今回のエピソード・タイトル
今回のエピソード・タイトル「ラン・ハンク・ラン」の原文は邦題と同じく“RUN, HANK, RUN”。ハンクのジョギングに掛けたタイトルと思われますが、このタイトルはある映画のもじりとなっています。
それは1998年公開のドイツ映画「ラン・ローラ・ラン」。この映画では主人公のローラが恋人から連絡を受け、駆け出すシーンから始まります。理想の展開を求めて、同じシーンが何度も繰り返されるという物語です。

●オレのヌード
前半、目覚めたエヴァンはペイジが自分を描いていることに気づき「ケイト・ウィンスレットに勝てる」とコメントします。
これは、映画「タイタニック」でレオナルド・ディカプリオ扮するジャックがケイト・ウィンスレット扮するローズのヌードを描くシーンに対する言葉です。
エヴァンの台詞の原文は“Kate Winslet, eat your heart out”(ケイト・ウィンスレット。こっちのほうがいいだろ)。この原文で画像検索すると、ケイトが船の舳先に立ち、両手を広げるシーンを真似た画像が数多くヒットします。

●ダミアン・ハースト
中盤、画商のエリックがペイジを紹介すると言ったダミアン・ハースト。彼は実在のアーティストです。動物の遺体を縦に切って展示するなど、過激な手法を取ることで知られています。その一方で、グラフィティ・アートの大スター、バンクシーとのコラボレーション作品も発表しています。
バンクシーは2010年、映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」を監督し、アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞ほかにノミネートされました。これは現代アートを題材に、人間の欲と見栄を痛烈に皮肉った怪作です。真実と虚構が織りなす不思議なリアリティが、アートの知識の有無を越えて観る者を惹きつけます。

●今回のゲスト
マラソン選手ジェーン役はオータム・リーサー。TVシリーズ「HAWAII FIVE-0」「アントラージュ★オレたちのハリウッド」「The OC」ほか話題作に多数出演。
子守りのリザ役はティナ・チリップ。アニー役はターシャ・ローレンス。
画商のエリック・カサビアン役はウィルマー・バルデラマ。「アシュトン・カッチャーの70'sショー」"Awake"ほかに出演。アニメーション「おたすけマニー」シリーズでは声を担当しています。
アート展の担当レインズデュポン役はジョアンナ・デイ。「FRINGE/フリンジ」“Judging Amy”ほかに出演。

●キャッチーな音楽
オープニングで前回までのあらすじが終わった直後、ハンクが走るシーンで流れるのはTelekinesisの“All of a Sudden”。
ジェーンが小型の装置を飲み、検査をするシーンで流れるのはGomezの“Options”。
倒れたボリスのもとへ、ジルとディヴィヤが駆けつけ、治療が始まるシーン。ここで流れるのはBenjamin Francis Leftwichの“Atlas Hands”です。
最後、ゲストハウスでハンクとエヴァンが話すシーンで流れるのはOk Sweetheartの“All We Have”です。

2012.5.25|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月17日(木)S3#7『イリュージョニストの憂鬱』

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ハンクは富豪のパーティーで、イリュージョニストのアンディと出会う。彼は靴の販売員だったが、顧客のプライベートパーティーで披露したイリュージョンが評判となりプロとなっていた。この日、アンディは暖炉に消えるショーの途中で不調に見舞われ、足に火傷を負ってしまう。その場に居合わせたハンクは検査を勧める。
検査の結果、アンディに不整脈や反射神経の異常などは見られない。だが彼は「使い慣れたマジック用の木箱に入ったとき汗が噴き出しフラフラになった」と告白する。話を聞いたハンクは、血液検査の結果が出るまで派手なショーを控えるように進言する。
間もなくアンディの血液検査の結果が判明し、甲状腺に関わる数値が高いことが判明する。ここからハンクは甲状腺の線腫を見つけ、アンディに症状を抑える薬を処方し手術を勧める。
処方薬を飲んだアンディは、予定されていた脱出ショーを富豪の家で行う。このとき彼は脱出直後に体の麻痺を起こして倒れてしまう。麻痺の原因は、アンディがショーの前に飲む利尿剤にあった。彼は甲状腺機能亢進症と、利尿剤による脱水症を起こした。それにより体内のカリウムが失われて甲状腺中毒を引き起こし、周期性四肢麻痺という状態に陥ったのだ。間もなくかけつけたハンクの処置により、アンディの状態は安定する。
このあとアンディは体の麻痺でイリュージョンの締めを演出できなかったことを悔やむ。彼にとってこの事態は失敗を意味した。このとき落ち込む彼を救ったのはサービス係のベティだった。彼女はパーティーでシフトに入るたび、何度もアンディのパフォーマンスを見ていた。そして今回の脱出ショー見たあと「最高だった」と声をかける。これを聞いたアンディは自信を取り戻し、後日ベティと結ばれる。
一方、ハンク・メドでもさまざまな動きがある。まず事業拡大を狙うエヴァンは、人気の情報番組「トゥデイショー」に狙いを定め、司会者のマット・ラウワーに接触しようと試みる。だが案の定、彼の計画はことごとく失敗する。ところがある日、彼はスーパーでマットを見つけ、とうとう番組への出演を取り付ける。
だがハンクは何も信じていなかった。彼は「トゥデイショー」に出たがるエヴァンを抑えようと、ジルのツテで嘘の取材話を仕込んでいた。そのため撮影の直前までゲストハウスにいる本物のスタッフを、偽者と思い込んでいたのだ。画面にマット・ラウアーが現れた途端、ハンクはパニックに陥ってしまう。こうして彼のトークは大失敗に終わり、ハンク・メドの取材テープは不採用が確実となる。
そのころディヴィヤは記念病院で働き始めるが、ハンクたちには言えずにいる。そんなとき彼女は勤務医のヴァンダイクの代わりに処置を行い患者を救う。本来は医療助手の越権行為であり、ディヴィヤは罰せられるはずだった。しかし患者の命が救われたことを知ったヴァンダイクは、嫌味を言いつつもディヴィヤを食事に誘う。
同じころジルは「事故でドイツ語の会話を聞いた」とボリスに告げるが、彼は「思い違いだ」と言って取り合わない。だがこれはボリスのポーズだった。ジルが去ってすぐ、彼は腹心のディーターに警備を呼ぶよう告げる。

●マット・ラウアー
今回のエピソードではNBCの看板番組のひとつ「トゥデイショー」が登場しました。
これは1952年から放送が始まった長寿番組で、本人役で出演のマット・ラウアーは1997年以来、番組の司会を務めています。またラウアー自身は、同局の人気TVシリーズ「30 Rock」にも何度かゲスト出演しています。

●ナタリー・モラレス
前半、エヴァンはプールで全くの別人をマット・ラウアーと間違えます。このとき「マット・ラウアーじゃないのか?」と質問したエヴァンに対し、相手の男性は「君はナタリー・モラレスか?」と切り返しました。
ナタリー・モラレスは大きなダーク系の瞳と唇が魅力的な美人女優。最近の出演作は「ザ・ケープ 漆黒のヒーロー」や「ホワイトカラー」です。言われてみれば目元がエヴァンと似ているかも!?

●ネックレスとシャツ
中盤、ディヴィヤからシャツをまくるよう指示されたダニーは「ネックレスをくれ」とジョークを言います。このジョークの元ネタはマルディグラの祭り。お祭りではパレードの山車からビーズのネックレスが投げ込まれます。このとき投げ手の注意を引き、ネックレスをもらうために胸や下着を見せる人がいます(ただし近年では取り締まりが強化され、露出行為を固く禁じる地域が出ているようです)。

●カウボーイラブ
中盤、エヴァンは高級スーパー「シタレラ」でマット・ラウアーと遭遇します。このときラウアーが探していたスパイスが「カウボーイラブ(cowboy rub)」。唐辛子や胡椒、ガーリック、コーヒー、オニオンなどを含む、実在するスパイスです。

●オズの魔法使い/オズの魔法使
9年生のとき「オズの魔法使い」の劇で失敗し、人前で話すのが怖くなったというハンク。「オズの魔法使い」と言えば、竜巻で飛ばされたドロシーが愛犬やブリキ、かかし、ライオンと旅する物語が有名です。実はオズの物語は全部で15冊あります。
昨年より15冊に及ぶこの物語が「完訳 オズの魔法使い」シリーズとして順次出版されています。

さて、魅力的なこの冒険物語は、これまで何度も映像化されています。なかでも有名なのは1939年に公開されたミュージカル映画。タイトルの表記は「オズの魔法使」で、最後に「い」が付いていないのが特徴です。本作で主役のドロシーを演じたのは銀幕の大スター、ジュディ・ガーランド。また有名な挿入歌「オーバー・ザ・レインボー」はアカデミー賞歌曲賞を受賞しています。

●今回のゲスト
ハンプトンズ記念病院のポール・ヴァンダイク医師役はカイル・ハワード。TVシリーズ“My Boys”“Love Bites”“Related”「恋するマンハッタン」「CSI:科学捜査班」ほか多数のTVシリーズに出演。
イリュージョニストのアンディ役はトニー・ヘイル。「CHUCK/チャック」「ミディアム」“Good Vibes”“Human Target”ほか多数に出演。
ウェイトレスのベティ役はマーシー・ハリエル。ロバート・ロドリゲス監督による、過激で爽快なカルト映画「デス・プルーフ」のほか、TVシリーズ“Queens Supreme”「エド~ボーリング弁護士」ほかに出演。

●キャッチーな音楽
前半、プールのシーンで流れるのはBeth Thornleyの“You're So Pony”。
車のイリュージョンを成功させたあと、アンディがハンクの治療を受けるシーンで流れるのはThe Gypsy Jazz Caravanの“Bossa Roma”です。

2012.5.17|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月10日(木)S3#6『牧場主の親子』

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ハンクはリビーの母親エリースを治療する。彼女はサイバーコンドリア(※インターネットで病気を調べて自ら不安に陥る傾向)、リビーの母親だった。この日エリースは公私のパートナー、アンナと経営するアルパカ牧場で柵のワイヤーに腕をひっかけケガをした。傷を縫い合わせたハンクは後日、抜糸に訪れる。だが腕の傷は治っていない。また、彼女は自分でも気づかないうちに足に大きなあざをつくっていた。これらの症状からハンクは動物を媒介とする感染症を疑い、彼女の血液を採取する。
まもなくエリースの血液検査の結果が届くが、異常は一切見られない。また牧場の獣医によると、飼育されている動物には特に問題はない。こうして原因不明のまま、エリースの体調は徐々に悪化する。そしてある日、彼女は鼻から大出血を起こして倒れてしまう。このとき彼女は、ハンクの迅速な処置によって命を取り留め記念病院へ搬送される。
ハンクは入院したエリースの腕を見て、彼女の腕の毛が縮れていることに気づく。このことから彼は、エリースが深刻なビタミンC欠乏症であることを突き止める。ハンクが普段の食生活を確認したところ、彼女は果物や野菜をほとんど食べていなかった。さらにアンナやリビーに内緒でタバコを吸っていたことが判明する。タバコは、彼女のビタミンC欠乏に拍車をかけていた。
タバコの話を聞いたアンナは苦笑いする。彼女はエリースが何かを隠していると直感しており、それが浮気ではないかと不安になっていたのだ。これを聞いたエリースは笑って否定しアンナとキスをする。
一方ハンク・メドの人々にも新たな動きがある。エヴァンはペイジにプロポーズし、彼女は大喜びで受け入れる。だが、エヴァンが事前に父親のコリンズへ結婚の許可を得ていなかったことが判明する。そこでペイジはエヴァンにコリンズ対策の特訓を行う。後日エヴァンは偶然を装い、カントリークラブのサウナで休むコリンズを訪ねる。だが「選挙が済むまで待て」と説得されてしまう。
またディヴィヤはようやく引っ越し先が決まり1人暮らしを始める。すると突然ラージが現れ「親が結婚式にかかった費用の返済を求めており、ハンク・メドの株式を狙っている」と告げる。これを聞いたディヴィヤはジルに相談し、ハンクには内緒でハンプトンズ記念病院で働き始める。
そのころジルは連日、事故の悪夢にうなされている。やがてハンクの勧めでセラピーを受けるうち、事故現場に現れた2人組がドイツ語を話していたことを思い出す。それは「彼女ではない」という意味の言葉だった。

●【医療豆知識】壊血病
壊血病はビタミンCの不足によって引き起こされる病気です。ビタミンCの不足で、コラーゲンなど体内に必要な物質が作りづらくなり、血管がもろくなります。これにより出血がしやすくなったり、あざができやすくなったりします。ビタミンCを摂取することで症状が改善すると言われています。

●ローミングチャージ
前半、エヴァンはエリースの家まで遠いため「ローミングチャージを支払え」とこぼします。「ローミングチャージ」とは、主に電話サービスで発生する追加料金のこと。遠距離など契約の地域以外で利用する場合には別途、料金が加算されます。

●セイブド・バイ・ザ・ベル
エヴァンが全シーズンを持っている「セイブド・バイ・ザ・ベル」。これは1989年から1993年までアメリカで放送されたTVシリーズで、6人の高校生を軸に物語が展開します。レギュラー陣には映画「ショーガール」、TVシリーズ「CSI:マイアミ」のジュリア役、「Lの世界」などで活躍するエリザベス・バークレイ。「ホワイトカラー」「恋するブライアン」に出演のティファニー・ティーセン、「NYPD BLUE~ニューヨーク市警15分署」“Commander in Chief”のマーク=ポール・ゴスラーなどが名前を連ねています。

●サージェント・ペッパー/僕のパイ
コリンズにペイジとの結婚を許してもらうため、エヴァンは印象的な言葉を考えます。そこで、彼がペイジを形容する言葉としてひねり出したのが「サージェント・ペッパー」と「パイ」。
サージェント・ペッパーはドイツ映画「サージェント・ペッパー/ぼくの友だち」に出てくる、想像力な豊かな子供と話せる犬の名前です。
「パイ」は小説『パイの物語』(ヤン・マーテル著/唐沢則幸訳)のこと。1977年、嵐に巻き込まれた貨物船の生存者と動物の様子を描いた物語です。アン・リー監督(「グリーン・デスティニー」「ブロークバック・マウンテン」)で映画化が決定しています。

●七年目の浮気
後半、アンナはエリースに対し「飽きられたのではないか」と不安を吐露します。このとき彼女が例えたのが「七年目の浮気気」。これは1955年公開の映画で、マリリン・モンローの代表作のひとつ。彼女の白いドレスが、通風口からの空気に煽られて舞い上がるシーンは特に有名。

●タッカーについて
リビーの恋人、タッカー・ブライアント役を演じたエズラ・ミラーの近況についてお知らせします。
彼はリン・ラムジー監督・ティルダ・スウィントン主演の映画「少年は残酷な弓を射る」で、ティルダ演じるエヴァの息子役を熱演しています。本作はゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞にノミネートされた超話題作。日本では6月末より公開の予定です。

●今回のゲスト
リビーの母親エリース役はジュリー・ベンツ。映画「ランボー 最後の戦場」「処刑人Ⅱ」のほか大人気TVシリーズ「デクスター」「デスパレートな妻たち」“No Ordinary Family”など多数の話題作に出演。
交際相手のアンナ役はカミーユ・チェン。“The Morning After”「CSI:科学捜査班」「プライベート・プラクティス」ほかに出演。
セラピストのシルヴァンダー医師はケイト・ジェニングス・グラント。話題の新作ドラマ「PAN AM/パンナム」「ホワイトカラー」“Parenthood”ほかに出演。
マルコ役はフィリップ・スパース。TVシリーズ“Smash”「ゴシップガール」などに出演。

●キャッチーな音楽
前回までの粗筋の直後、ハンクたちがアルパカ農場へ向かうシーンで流れるのは、AgesandAgesの“Alright You Restless”。
終盤、事故で聞こえたのがドイツ語だと突き止めるジル。このシーンで流れるのはAbigail ZsigaとDimitri Ehrlichの“Better With You”です。

2012.5.10|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月3日(木)S3#5『家族の肖像』

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ボリスとマリサの赤ん坊が新生児ICUで処置を受けて間もなく、ハンプトンズ記念病院にジルが搬送されてくる。彼女は車での移動中に衝突事故に遭って意識がなかったが、幸い一命を取り留めていた。
そのころフロリダ州ではショーが行方不明になっていた。ハンクは夜を徹して捜し続け、翌朝、浜辺で倒れている彼を発見する。ショーは鉛中毒のほかに熱中症になっており、近くの病院に搬送される。
このあとエヴァンはエディの仮釈放審査で力になってもらおうとテッドを食事に誘う。誘いに応じたテッドが向かったのは競馬場だった。
エヴァンは出走馬の一覧をテッドに見せられ「男と呼ばれた馬」という馬を指名する。すると馬は不人気にもかかわらず勝利する。実はこれはテッドの馬だった。
この馬の名前はエヴァンとエディ、テッドそれぞれの想い出と繋がっていた。エヴァンは子供のころエディと「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」を見に行った。同作の監督はアーヴィン・カーシュナーで、彼は映画「馬と呼ばれた男」も撮影していた。テッドが馬に付けた「男と呼ばれた馬」という名前は、この映画に由来しており、カーシュナー監督のことをエディに教えたのはテッドだった。
意外な繋がりを知ったテッドは心を開き、勝利の記念にローソン一家と食事会を開く。だが、エディがショーの話題を持ち出したことで新たなあつれきが生じる。
ショーは鉛の摘出手術を受けたが勝手に退院していた。これを知ったエディは食事会を中座してショーを訪ねると発言する。するとテッドは「出ていけば仮釈放委員会に出席しない」と告げてショーを批判し、ハンクとエヴァンの母親を「カネが目当てでエディを誘惑した」と罵る。これを聞いたローソン一家の3人は怒って離席し、食事会は流れてしまう。
その夜、ショーは自宅でハンクの治療を受けるがアナフィラキシーショックで失神しかける。このとき彼は不思議な光と娘のヴィジョンを見る。すると病院へ救急搬送されたショーの元へ、娘のジーナと元妻のジェニーがやってくる。この再会を実現したのは家族の絆を取り戻して欲しいと願うエディだった。
仮釈放審査会の日、テッドがいきなり会場に現れる。彼の助力もあってエディには仮釈放の許可が下り、2人は40年ぶりに和解する。このあとエディはテッドとの想い出を埋めるため屋敷に残ることになる。
そのころハンプトンズでは、ボリスが事故車を回収していた。彼はジルが「懐中電灯やたばこの煙を見た」と言ったことから、単なる事故ではないと直感したのだった。案の定、車内からはタバコの吸い殻が見つかる。

●【医療豆知識】MVA/ETA
冒頭の事故現場では、かけつけた救命士が「自動車事故が発生した。救急車は10分で到着する」と告げます。このときの原文は「At the scene of“M.B.A.”(自動車事故が発生)」、「“E.T.A.”ten minutes.(救急車は10分で到着)」です。
“M.B.A.”も“E.T.A.”もアメリカの救急現場でよく使われる略語。それぞれの単語は「M.B.A.=motor vehicle accident」「E.T.A.=estimated time of arrival」となっています。

●サッシカイア
中盤、テッドの馬がレースで勝ったあとの食事会。エディはテッドと口論になって離席し、ハンクも続きます。このときテッドは1人残ったエヴァンに「サッシカイア」を勧めます。サッシカイアはトスカーナ地方の有名なワイン。日本での販売価格は、種類によって数千円から数万円までとさまざまです。

●今回の映画ネタ
テッドとローソン一家を繋いだ馬の名前は「男と呼ばれた馬(A horse called man)」。これは1970年に公開された、アーヴィン・カーシュナー監督の映画「馬と呼ばれた男(“A man called horse”)」のもじり。
主演はリチャード・ハリス。「ナバロンの要塞」「クロムウェル」といった歴史ドラマのほか、「ハリー・ポッター」シリーズ第1~2作でダンブルドア校長を演じた名優です。この映画の続編は「サウス・ダコタの戦い」で、原題は“The Return of a Man Called Horse”。

●今回のゲスト
女性医師のレスリー役はケリー・デッドモン。TVシリーズ“Louie”“The Big C”ほかに出演。ショーの娘ジーナ役はスターリング・ジェリンス。元妻のジェニー役はアシュリー・ケイト・アダムス。

●キャッチーな音楽
前半、エヴァンがテッドとドライブするシーンで流れるのはHomer Greencastleの“All The Way In Love With You”。
テッドとエディが和解したあと、ハンクとエヴァンが車でハンプトンズに戻るシーンで流れるのはTHE KEDSの“27 Years”です。

2012.5. 3|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

4月19日(木)S3#3『メイドたちの夢』

Hunk

ハンクはジルの連絡を受け、街でオープン間近の店舗を訪れる。そこには足の甲にドリルビットを刺したケイトがいる。彼女は小学校時代からの同級生ステラと店を開くことになり、その準備の途中、誤ってドリルビットを足に刺してしまったのだ。ハンクは彼女の足に麻酔を打ち、無事にドリルビットを引き抜く。
ケイトの処置が済んで間もなく、今度はステラが体調不良に陥る。彼女は咳をし、手の甲に発疹を作る。アレルギーテストで反応がなかったことから、ハンクは様子を見ることにする。
そのころハンクは、マナー本を執筆したエヴリン・ウッドワードを診察する。彼女の夫チャールズと隣人のジェリーは犬猿の仲で、ジェリーはウッドワード家の敷地で犬を散歩させては、わざと後始末をせずにいた。この日エヴリンは犬の糞を片づけようとして転び、腕を痛めたのだった。
我慢の限界を超えたチャールズは、通りかかったジェリーへ大量の堆肥を浴びせる。これに激怒したジェリーは訴訟の準備を始め、ハンクに証言を頼んでくる。このとき彼の目は腫れ上がり、腕には発疹ができている。堆肥の臭いを取ろうとしたジェリーは、インターネットの情報を鵜呑みにし、漂白剤で体を洗ったのだった。これを見たハンクはステラの症状を思い出し、彼女の家へ急行する。
ステラは自宅のポーチで倒れ、けいれんをおこしていた。ハンクとディヴィヤは、応急処置を施し、彼女をハンプトンズ記念病院に搬送する。ステラの病気はスティーブンス・ジョンソン症候群だった。これは体内に取り込まれた薬を免疫システムが異物と判断し、過剰反応を起こすというものだ。ステラの場合は、開店準備で怪我をしたさいに飲んだ、抗生物質が原因だった。しかしハンクたちの処置により、彼女は一命を取り留める。
一方、ウッドワード家とジェリーのあいだにも変化が起きる。ハンクはエヴリンの腕を診察中に、彼女の心外膜炎を見抜いた。ジェリーの嫌がらせがきっかけで妻の深刻な病気が見つかったことから、チャールズはジェリーに礼を述べる。予想外の展開に当のジェリーは驚き、おとなしく自宅へ引き返す。
ハンクメドや周囲の人々にも微妙な変化が訪れる。ペイジは相変わらず何かを言えずにいるが、エヴァンは気づかない。それどころか、母親との思い出の品「ズウィックスのスティック・キャンディ」を彼女からプレゼントされ大喜びする。またハンクとジルは密かに交際を続けているつもりが、すべて周囲にバレている。親と絶縁したディヴィヤは信用調査に通らず、家の賃貸契約を結べない。さらにハンクとエヴァンは、冬に届いていた司法省からの手紙を見つけ、エディの仮釈放が迫っていることを知る。こうして2人はエディを迎えに行くことにする。

●【医療豆知識】パッチテスト
中盤、ゲストハウスでステラが受ける検査がパッチテスト。皮膚に起きたアレルギーの原因をつきとめるため、原因物質と思われるものを皮膚に張って反応を調べます。

●【医療豆知識】スティーブンス・ジョンソン症候群
今回ステラが発症したスティーブンス・ジョンソン症候群は、熱や頭痛といった風邪の症状で始まります。次に発疹や水疱(水ぶくれ)ができ、症状が進むと全身の皮膚がやけどのように剥がれ落ちます。薬によるアレルギー反応が、原因の多くを占めていると言われています。

●「オプラ」
前半、飼い犬自慢を始めるジェリー。彼は「ドッグショーで好成績を収め『オプラ』にも出た」と叫びます。
「オプラ」はアメリカの超人気トークショー。1986年から2011年まで放送された長寿番組で、海外ドラマや映画の台詞によく登場します。番組了の理由としては、オプラが自身のテレビ局“Oprah Winfrey Network”の運営に専念するからだとか。

●チャツネ
前半、カレーをふるまうディヴィヤが添え物として作ったのがチャツネ。これは野菜や果物の酢漬けのこと。

●ヴェスヴィオ山
中盤、ハンクは「ディヴィヤの料理を食べたらヨーグルトで辛さを和らげる」とコメントし、エヴァンは「ヴェスヴィオ山の噴火はヨープレイトで収まらない」と反論します。
ヴェスヴィオ山はイタリアのカンパーニア州にある火山。西暦79年に噴火しポンペイが埋没したとして、世界遺産に登録されています。
ヨープレイトは日本でもお馴染みのヨーグルト。
※カンパーニア州の表記には「カンパニア州」「カンパーニャ州」などもあります。

●エディに何が?
ローソン兄弟がニューバーグ邸で暮らしている間に、ゲストハウスには父親エディの仮釈放を知らせる手紙が届いていました。連絡を取ったエヴァンに対し、エディは迎えに来て欲しくない様子。服役中の彼に、一体何かあったのでしょう?

●今回のゲスト
ステラ役はシリ・アップルビー。日本ではTVシリーズ「ロズウェル/星の恋人たち」のリズ役でお馴染み。また“Six Degrees”「ER 緊急救命室」最新シリーズ“Dating Rules from My Future Sel”ほかに出演。
親友のケイト役はジェニファー・フェリン。「ザ・ケープ 漆黒のヒーロー」「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」「ナース・ジャッキー」など話題作に次々と出演。
セレブ夫妻のエブリン役はジョアンナ・グリーソン。「グッド・ワイフ」「ザ・ホワイトハウス」のほかアニメーションシリーズ「キング・オブ・ザ・ヒル」では声を担当。
夫チャールズ役はデヴィッド・ラッシュ。「RUBICON 陰謀のクロスワード」「アグリー・ベティ」“Bored to Death”ほかに出演。
隣人のジェリー役はグレッグ・ヒルドレス。

●キャッチーな音楽
前半、ステラとケイトが豪邸を掃除するシーンで流れるのはPaloma Faithの“Smoke and Mirrors”です。

2012.4.19|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

4月12日(木)S3#2『2人はライバル』

Hank3_2_3

ハンクは中高時代のいじめっ子ケン・ケラーの依頼を受け、彼の使用人で庭師のジョノを診察する。だがジョノは血圧が安定していることを理由にハンクたちを追い返す。後日、再診に訪れたディヴィヤはジョノの足に水ぶくれが出来ているのを発見する。彼女はスポロトリクム症と診断して薬を処方。さらにジョノが血圧を下げる薬の副作用でうつ病を発症しているのではないかと考える。
一方、ハンクとケンは再会以来、互いをライバル視している。この日も言い合いをきっかけにケンの企画したフットボールのチャリティ・イベントで対戦することが決まる。試合のさなか、タッチダウンを決めたケンは有頂天のあまり大騒ぎし、腕を誤ってゴールポストにぶつけてしまう。これを見たハンクは応急処置を施し、ハンプトンズ記念病院に搬送する。
だが翌日ケンの様子が一変する。負けず嫌いのケンは痛みをこらえ、ギプスを付けてプレーする。腕の異変に気づいたハンクは、嫌がるケンを説得しギプスを取る。すると腕は、ハンクの予想通り赤く腫れ上がっていた。ハンクはケンが骨折の合併症によってコンパートメント症候群を起こしたと診断し、病院に行くよう告げる。だがケンはハンクとの対戦を望み、試合続行を主張する。そこでハンクは、古い血圧計や注射器で変位モニターを作り、ケンの腕の内圧が異常に高く一刻を争う状態だと証明。彼を無事、ハンプトンズ記念病院に入院させる。
その頃ディヴィヤはジョノに新しい薬を処方し、うつ病の症状を軽減させる。気力を取り戻したジョノは、ディヴィヤに感謝を込めて蘭の鉢植えをプレゼントする。
一方、ハンクメドの人々にも変化がある。ハンクはチャリティ試合でケンと共にMVPを獲得。NFLのグレッグ・ジェニングスからトロフィーを受け取る。
チャリティ試合のあと、ディヴィヤはハンクとエヴァンに婚約破棄から家族とこじれていることを認め、2人の支援に感謝する。このとき彼女は、エヴァンの発案で中古のバンをプレゼントされる。そのころペイジはハンクに何かを相談しかけるが、言葉を呑み込んでしまう。

●【医療豆知識】橈骨動脈(とうこつどうみゃく)
橈骨動脈とは手の付け根の部分を通る動脈です。血圧や脈拍の目安として使われます。
●グレッグ・ジェニングス
フットボールが登場する今回のエピソードには、NFLに所属するプロ選手グレッグ・ジェニングスが登場します。ジルが食ってかかったグレッグ・ジェニングスはグリーン・ベイ・パッカーズの選手。また彼が挨拶で紹介したエイドリアンの所属チームはデンバー・ブロンコスという設定です。
●Fantasy Football
前半、ジルがグレッグに噛みついたときに出てきたネットゲームの原文は“Fantasy Ball”。このゲームでは、自分で好きな選手を選びドリームチームを作ります。ただしゲームの進行は現実のゲームの進行に連動しているというものです。
●ディケンズの小説とドルガバ
ベンツのバンを奪われたディヴィヤに、エヴァンは「ディケンズの小説みたいな展開だ。ディヴィヤの服はドルガバだけど」とコメント。
ディケンズによる無一文の人物の物語といえば「オリバー・ツイスト」が有名です。これは孤児のオリバーが理不尽な運命に翻弄されながらも強く生き抜いていく物語。何度も映画化されている本作ですが、近年では2005年公開のロマン・ポランスキー監督版が記憶に新しいところ。
「ドルガバ」はイタリア発のブランド「ドルチェ&ガッバーナ」。
●映画の鬼軍曹
中盤、ハンクと昔のビデオを見ながら、ケンが父親について述べたコメントが「鬼軍曹」。原文は“Made the great Santini look like the Great Gazoo(偉大なるサンティーニが、偉大なる阿呆に見えるほどだ)”。
「偉大なるサンティーニ」とは映画「パパ」の原題。ロバート・デュヴァル演じる攻撃的な父親で軍人のあだ名が“The Great Santini”です。
●“Peter Piper”
後半、コンパートメント症候群だと診断するハンクとディヴィヤ。ケンは専門用語で会話する2人に「何なんだ?」と苛立ちます。このときの原文が“Peter Piper, bottom line it.(ピーターパイパー。結論を言え)”。
“Peter Piper”とはマザーグースに出てくる早口言葉。“Peter Piper”で始まる一連の文章は、“P”を主体に作られているため、全体としては通じるような、通じないような、不思議な詩になっています。
●ライバル対決はどこまで続く?
終盤、入院したケンを見舞ったハンク。体は何ともないとケンに散々アピールしますが、病室を出たとたん車いすに倒れ込みます。体がボロボロだってことをそこまで隠すかっ!? 2人の見栄合戦はどこまで続くのでしょう?
●今回のゲスト
庭師のジョノ役はサブ・シモノー。大ヒットTVシリーズ「Hawaii Five-0」「MAD MEN マッドメン」“Samurai Girl”のほか、「ジャッキー・チェン・アドベンチャー」“Avatar: The Last Airbender”では声を担当。
エイドリアン役はケネス・フランクリン。TVシリーズ“As the World Turns”「LAW & ORDER クリミナル・インテント」ほかに出演。
●キャッチーな音楽
オープニングの海岸でかかる曲はSurfer Bloodの“Swim”。
前半、フットボールの練習シーンでかかるのはMichael J.Shea,&John F.Shea兄弟の“Notre Dame Victory March”。
ハサミを振り回すエヴァンがディヴィヤに怒られた直後の練習試合のシーン。ここで流れるのはThe Active Setの“Better Brigade”。
中盤ジョノの温室のシーンのあと試合で流れるのはOK GOの“A Good Idea At The Time”。
ラスト、ディヴィヤがバンを見つけるシーンで流れるのはOh Darlingの“Prettiest Thing”。

2012.4.12|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

4月5日(木)S3#1『新たな季節の始まり』

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ハンプトンズに新しい夏がやってきた。ハンクは冬の間1人でハンク・メドを守り、ニューバーグ邸で過ごしている。そんな中、まずディヴィヤがラージとの婚約を破棄し戻ってくる。
エヴァンはペイジとの旅行から戻るが、ペイジは引き続き家族と各地を飛び回っている。またボリスとマリサは子供のことで衝突が絶えない。彼は未だに男児が生まれた場合、自分の遺伝病を継ぐ危険が高まることを心配しているのだった。
まもなくハンプトンズに夏が到来し、ツアーバスが街にやってくる。ある日バスが衝突事故を起こし、その場に居合わせたハンク、エヴァン、ディヴィヤが適切な処置で乗客を助ける。
この事故ではバスの前で急ブレーキをかけ、衝突を免れていた女性がいた。その女性はジュディといい、1年前に離婚したばかりだった。彼女は自宅のインテリアが原因で、ひどいアレルギー症状を起こしていた。これを治療したハンクは別の異変に気づく。彼女の左足には血栓があり、エコノミークラス症候群の症状が見られた。ハンクは病院で治療する必要があると伝えるが、ジュディは入院手続きの直後に帰宅しパーティーを開く。驚いたハンクが慌ててジュディを訪ねると、彼女は「離婚で人々から同情されるのは耐えられない。日常を取り戻すために例年通りパーティーをする必要があった」と感情を吐露する。この直後、彼女は肺塞栓で意識を失うがハンクの適切な処置により一命を取り留める。
やがて、入院した彼女のもとにたくさんの花束が届けられる。街の人々は同情からではなく、友人としてジュディを心配していたのだった。人々の思いに気づいたジュディは安堵する。
一方ハンク・メドの人々にも変化がある。まずハンクは、ウルグアイから戻ってきたジルから「病院をやめる」と言われる。ジルはハンクを愛していたが現地での医療の大切さや、やり甲斐に気づき、ウルグアイに戻ると決めたのだった。ハンクは辛い気持ちをこらえてジルの言葉を受け止める。
またディヴィヤは半年ぶりに両親と会う。しかし父親のデヴェッシュは娘の感情を無視し、次の縁談を進めようとする。怒ったディヴィヤは思わず「夫は自分で探す」と反論するが、そのことでデヴェッシュの怒りを買ってしまう。
その後エヴァンはようやくペイジと再会する。戻ったペイジは熱いキスでエヴァンに思いを伝えるが、その表情はどこか陰がある。
さらにハンクたちにはもう1つ変化がある。ボリスがハンクに謝罪し、シャドー・ポンドに戻ってきて欲しいと告げたのだった。こうしてハンクとエヴァンはゲストハウスに戻る。

●【医療豆知識】アドレナリン
前半、バスの運転手ビルはひどいケガをしているにも関わらず、しばらく痛みに気づきません。痛みや緊急事態では、興奮してアドレナリンが分泌され、痛みに気づきにくくなります。
●【医療豆知識】深部静脈血栓症
深部静脈血栓症は静脈にできた血の塊が徐々に大きくなり膝から太ももへと伸びてきます。これが肺に飛んだ場合は肺血栓塞栓症(肺塞栓症)となります。
●ニューバーグ夫人の食生活
第1シーズン以来、強烈な個性を放ってきたニューバーグ夫人。そんな彼女の食生活はセレブらしく超ゴージャス。
彼女がスーパーで買ったブルーポイント・オイスターは、ロングアイランドのブルーポイントで採れる小振りのカキです。1個600円前後もするとか。ロブスター・キャビアはロブスターの卵で作った珍味。わずか50グラム強で2500円もするようです。
●ハンク・メドを取り巻く人々の動き
身重のマリサとボリスは険悪ムード。一方、エヴァンとペイジはラブラブですが、ペイジには何やら秘密がありそう……? またディヴィヤの結婚問題は当面尾を引きそうです。そして愛し合うジルとハンクは? レギュラー陣の恋模様に目が離せません!
●ラージはどこへ?
ディヴィヤから結婚を破棄されたラージは一体どこへ? ジルの夫チャーリーのように突然ドラマを去ってしまうのでしょうか?
ところでラージ役のルーパク・ジンをジャスティン・ティンバーレイク&ミラ・クニス主演のラブコメディ「ステイ・フレンズ」で発見! 前半、ちょっとセクシー(?)な役柄で登場していますよ~。
●今回のゲスト
離婚した大富豪ジュディ役を演じているのはナタリー・ジー。TVシリーズ「ディフェンダーズ 闘う弁護士」「ミディアム」"Justified"のほか、ショーン・パトリック・フラナリー主演のスリラー"InSight"にも出演。
記念病院のレッドライナー医師役はデヴィッド・フォンティーノ。TVシリーズ「グッド・ワイフ」「LAW & ORDER」のほかニコール・キッドマン主演映画「ザ・インタープリター」にも出演。
バスの運転手ビル役はライアン・ウッドル。怪我人のフランコ役はレイ・イアンニセーリです。
●キャッチーな音楽
前シーズンまでのあらすじ紹介の直後に流れる爽やかな曲はI'm from Barcelonaの"Always Spring"。
オープニングのあとニューバーグ邸で流れる曲はAaron BrunoとDan Nakamura(Dan the Automator)の"I've Been Dreaming"。
●日本語版の楽曲紹介
日本語版のエンディングと予告編で使用されている楽曲をご紹介します。
エンディングはPhishの"The Divided Sky"。そして予告編はI'M FROM BARCELONAの"Always Spring"です。

2012.4. 5|エピソード|コメント(2)トラックバック(0)

9月1日(木)S2#18『運命の饗宴』

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ハンクはジルの紹介で、多発性硬化症(MS)のベンという男性を診察する。彼は病状が進行し、視覚に異変が起きていた。ベンがMSと診断されたのは19歳のとき。彼はアパラチアン・トレイルを旅するのが趣味で、当初はひどくショックを受けた。だが「病気に負けない」を信念に、MS患者のための寄付活動を行っていた。
ベンを診察したハンクは、彼が関節痛を訴えている点に気づき血液検査をやり直す。この結果、ベンはMSの症状と共通点の多いライム病だったと判明する。ベンは新しい病気に戸惑いながらも、前向きに治療へ取り組む決意をする。
一方、ハンク・メドの人々にも変化がある。ハンクとの交際が復活したジルは、ベンの誘いで海外の移動診療所の立ち上げを手伝うことになり、半年間の契約でウルグアイへ発つ。
またディヴィヤとラージは結婚式でタンゴを披露するため、世界的な振付師ニコのレッスンを受ける。間もなくニコはひどい咳を伴う発熱で倒れ、肺炎と診断される。ところがロンドン出発の当日になり、彼の病気が肺ペストだと判明する。こうしてディヴィヤとラージは隔離されてしまう。
この直後、「結婚式は延期だ」というラージに対し、ディヴィヤは婚約破棄を告げる。彼女は21世紀の現代、結婚式の直前に肺ペストの疑いが出たという事実を「結婚するな」という、天からのサインと受け取ったのだった。
この頃、マリサは赤ん坊のことをめぐってボリスと口論となり、シャドー・ポンドを出て行く。また、エディは裁判で刑期が確定し刑務所に収監される。

●シットコムのおばちゃん風にハグ
ディヴィヤにサプライズを仕掛けたハンクたちは、エヴァンの提案でハグをします。このときのエヴァンのセリフは「シットコムのおばちゃん風にハグしよう(“Golden Girls” style.)」。
“The Golden Girls”はアメリカのTVシリーズ。初老にさしかかった4人の女性をエネルギッシュに描いたコメディで、1985年から1992年まで放送されました。
●ジョン・レジェンド
ベン主催のパーティーに登場したシンガーは、ジョン・レジェンド。シンガー・ソングライターでキーボード奏者の彼は、カニエ・ウェストとのコラボレーションでも知られています。このシーンの曲は“Shine”。
ところでWOWOWでは7月、ジョン・レジェンドのライブ番組「ジョン・レジェンド LIVE in TOKYO」を放送しました。10月には再放送がありますので、是非ご覧ください。
※詳細はこちらから
●イナゴの大群や雹(ひょう)
肺ペストの疑いで隔離されたディヴィヤは、この出来事を天からのサインと受け取り「イナゴの大群や雹(ひょう)も欲しい?」とラージに問いかけます。
イナゴの大群や雹は、旧約聖書の出エジプト記に書かれた「十の災い」の2つ。聖書ではこのほかに川の異変や、カエルやブヨの大群、疫病の蔓延といった災いが描かれています。
●今回のゲスト
アパラチアン・トレイルを愛し、病気と闘うベン役はウィル・チェイス。TVシリーズ「レスキュー・ミー~NYの英雄たち」“One Life to Live”では準レギュラー。「LAW & ORDER クリミナル・インテント」“All My Children”“As the World Turns”ほか、ゲスト出演も多数。
情熱的なダンサーのニコ役はジル・マリーニ。「ブラザーズ&シスターズ」ではレギュラー。「キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き」「ダーティ・セクシー・マネー」のほか、映画「セックス・アンド・ザ・シティ」にも出演。
●キャッチーな音楽
ディヴィヤとラージが踊るのは、Gary SredzienskiとJames Tierneyによる“Tango Marcia”。
次のタンゴレッスンのシーンで流れる曲は、Philippe GueとPatrick Maarekの“Asymmetry”。
ディヴィヤが結婚式を取り止めようと告げるシーンから始まる曲はThe Boxer Rebbellionの“Doubt”。
●第3シーズン放送決定!
「救命医ハンク2」いかがでしたか? 本国アメリカでは第3シーズンが放送をスタート。視聴率も順調です。
そして何と日本でも第3シーズンの放送が決定しました! 詳しい放送スケジュールと番組の最新情報はスペシャルサイトをご覧ください。
最後に、今シーズンも沢山のコメントありがとうございました。ファンの皆さまとブログで再会できる日を楽しみにしています。今後とも「救命医ハンク」の応援、どうぞよろしくお願いします。

2011.9. 1|エピソード|コメント(6)トラックバック(1)

8月25日(木)S2#17『パイロットの不安』

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ハンクは新規の依頼でジェスという女性を診察する。実はハンクはER時代、彼女の親友で突然死したハリーを看取っていた。
ジェスは投資銀行家として働いていたが、ハリーの死をきっかけに退職し大好きなセスナの訓練学校を始めていた。だが、ここにきて不安感や手の違和感、めまいなどに悩まされる。ハンクは、ジェスが服用していた複数の薬を突然やめたことを突き止め、彼女が中断症候群にかかっていると診断する。その後も彼女の異変は続き、不安発作を起こしたり、家の前で混乱状態に陥ったりする。異変が収まるまで、ジェスは航空機を操縦できない。
ハンクはこれらの症状から彼女が単なる中断症候群ではなく、褐色細胞腫だと見抜く。こうしてジェスは手術を受けることが決まり、治療にメドが立つ。
その頃ディヴィヤとラージは、ロンドンに来られない人々のために結婚披露パーティーを開く。間もなく彼女はラージの話から、ロンドンでの盛大な結婚式が父親の会社の宣伝に利用されることを知る。さらに、ラージが仕事の都合で新婚旅行を延期したいと言い出したことから、これまで抑えていた感情が一気に爆発。アダムとキスしたと言ってしまう。
また、エヴァンはペイジと初めて夜を過ごし、彼女のイビキに悩まされる。ハンクの診察の結果、ペイジのイビキの原因は長目の口蓋垂だと判明する。イビキは乳製品を控えることで抑制できることがあり、これを試したペイジのイビキは大きく改善される。エヴァンは無邪気な彼女の寝顔を見て、ペイジを深く愛していると実感する。
また、マリサはようやく子供ができたとボリスに伝えるが、彼は病気の遺伝を恐れて喜ぶことができない。これを見たハンクは出張中のボリスに連絡を取り、希望を持つべきだと説得する。だが、このことがボリスの逆鱗に触れたのか、引っ越し業者が突然現れ、ハンクとエヴァンの荷物を片づけ始める。

●【医療豆知識】中断症候群と処方薬
中断症候群は、抗不安薬を急にやめたときに起きる症状です。診察のときジェスは「薬を取引していた」と言っています。実はアメリカでは日本に比べ、処方箋を必要としない薬(Over the counter drugs)が多いせいかもしれません。
●ペイジの弱点
ペイジは美人でスタイル抜群。聡明で思いやりのある女性です。どこから見ても完璧な彼女ですが、ひどいイビキをかくという意外な弱点が明かされました。
それでも、かえって彼女の魅力が増すから不思議。エヴァンの言う通り、不完全だからこそ完璧なのかもしれません。
●ヴィゴ・モーテンセン
ジェスが「ボーッとする」という例えに出したヴィゴ・モーテンセン。「刑事ジョン・ブック 目撃者」で映画デビューした彼は、「G.I.ジェーン」の鬼曹長など強烈な役柄を好演。その後「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の勇者アラゴルン役を射止め、世界的スターの地位を確立しました。
最近の出演作はコーマック・マッカーシー原作の「ザ・ロード」。荒廃した世界でひたすら我が子を守ろうとする父親役が印象的です。
●ラ・ペルラ
中盤、エヴァンがペイジに贈ったランジェリーは「ラ・ペルラ」。1945年に創業したイタリアのブランドです。
●トーントーン
エヴァンがペイジのイビキに例えた「トーントーン」は、映画「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」に登場します。主人公ルーク・スカイウォーカーが乗っていた、ラクダに似た動物です。
●ハンクとエヴァンのペアルック
ペイジのイビキで眠れず部屋を出たエヴァンと、彼に呼び出されたハンク。よく見ると2人は同じTシャツにパンツ姿。似てないようで、実は意外な部分が似ている兄弟です。
●ディヴィヤがうっかり!
ラージと口論になり、ディヴィヤはついアダムのことを話してしまいます。しかし来週はいよいよ第2シーズン最終話! 2人はどうなるのでしょう?
●今回のゲスト
セスナの訓練学校を開いたジェス役はジュリアンヌ・ニコルソン。「LAW & ORDER クリミナル・インテント」「アリー・myラブ」ではレギュラー。また、映画「愛についてのキンゼイ・レポート」「ニューヨーク、狼たちの野望」などにも出演。
仕事の途中で突然死したハリー役はカーハン・ジェームズ。「ダメージ」“Running Wilde”“As the World Turns”などでゲスト出演しています。
●キャッチーな音楽
エヴァンとペイジがアイスクリームを買うシーンで流れるのは、The Blakesの“Magic”。
サンギートの会場で流れるのはFalguni Shahの“O Lal Meri”。
サンギートが始まったあとの演奏曲は“CMI6061 Shyam Kalyan”。
ホテルに戻ったエヴァンが、ペイジにプレゼントを贈るシーンで流れるのはJessica Pennerの“Sweeter”。
ジェスが通りで幻覚を見るシーンの曲は、Jeff Buckleyの“Hallelujah”。
エヴァンがペイジにマスクを渡すシーンの曲はthe bird and the bee の“Polite Dance Song”です。

2011.8.25|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

8月18日(木)S2#16『嵐の夜に』

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ハンプトンズに嵐が近づいた日、パークレンジャーのピートがボロボロの姿で発見される。このときハンクは偶然ジュニア隊員チップの治療に来ていた。そこでハンクはピートの状態を確認し、ハンプトンズ記念病院へ搬送する。
ピートは前夜の記憶を失い、聴覚の過敏症と手首の火傷があった。これらの症状から、ハンクはピートが落雷で感電したことを突き止める。
ひと通りの検査を終えたピートは本人の強い希望で退院するが、間もなくひどい耳鳴りがするとハンクに電話をかけてくる。このときハンクはジルと久しぶりのデートをしていたが、電話口でのただならぬ様子に胸騒ぎを覚え、ピートの元にかけつける。すると彼は州立公園の岬で倒れていた。
ピートの耳鳴りは落雷のせいではなく、頸動脈の解離によるものだった。彼は落雷で地面に叩きつけられたときの衝撃で、頸動脈を損傷してしていた。動脈解離は数日かけて悪化し、耳鳴りを引き起こしていたのだ。処置が遅ければ脳卒中になっていたが、ピートは無事手術を受けて助かる。
この時期、州立公園にはストームチェイサーのステイシーが来ていた。彼女は自分で開発した探知器で嵐を追い、体のあちこちを骨折していた。ハンクたちは診察で彼女の骨密度が低いことに気づき、骨軟化症を発見する。その後、ディヴィヤが骨軟化症の原因を突き止める。ステイシーは足にできた腫瘍のせいで腫瘍性骨軟化症になり、骨がミネラルを吸収できず弱っていた。だが腫瘍を切除すれば骨の状態は数カ月で回復する。これを聞いたステイシーは安心し、気象ファンのピートと病室で語り合う。
一方、ハンクはジルをデートに誘い「エミリーと破局した」と伝える。デート当日、ピートを助けた2人は街に向かうが、途中で車がスリップし動けなくなる。そこで彼らは、エヴァンが用意していた防災グッズの非常食を食べ、毛布にくるまり夜を明かす。エヴァンとディヴィヤが、グッズに入れたGPSを頼りに車を探し当てると、そこには寄り添って眠る2人がいる。これを見たエヴァンはハンクとジルがよりを戻したと喜ぶ。

●ストームチェイサー
嵐を追いかけるストームチェイサー。彼らの存在を一躍有名にしたのは映画「ツイスター」ではないでしょうか。ヘレン・ハント主演の本作ではCGを駆使し、嵐の内側に迫る様子が臨場感いっぱいに描かれています。
●藤田スケール
怪我の絶えないステイシーは、ハンクやディヴィヤに「F3の竜巻を追っていた」と話します。
この「F」とは藤田スケール。竜巻などの規模を0から5までの段階で表したもので、気象庁のサイトに詳細が書かれています。実は、F3は風速毎秒70~92メートルの強風で、大木が折れるほどの威力。そんな中に飛び込むとは、ストームチェイサー恐るべし!
●ボードゲーム「リスク」
停電のあと、エヴァンがやろうと言い出した「リスク」は陣取りゲームのこと。モノポリーと並ぶ、アメリカの代表的なボードゲームです。
●トワイライトのエドワード
雷に悲鳴を上げたエヴァンは「ティーンの女子っぽい。『トワイライト』でも見たら?」とディヴィヤに皮肉を言われ、迷わず「エドワード派だ」と答えす。
第1シーズン最終話「ハンク・イン・ワンダーランド」では、エドワードのマネをしたエヴァン。本当に彼が好きなんですね!
●自由の鐘
終盤、エヴァンはベンジャミン・フランクリンを引き合いに出し、自分の備えが正しかったと主張します。ただし彼の言うように「フランクリンが自由の鐘のそばまで凧を揚げた」かどうかは疑問。
フィラデルフィア在住のフランクリンが、凧を揚げて避雷針の研究を行っていたのは有名です。一方、自由の鐘はフランクリンの暮らしたペンシルベニア州フィラデルフィアにあり、現地には彼の創設したフィラデルフィア・アカデミー(ペンシルベニア大学の前身)があります。
●ジャンク復活
エヴァンの(そして視聴者の?)願い通り、ハンクとジルのカップルが復活。ジャンク万歳!
●今回のゲスト
パークレンジャーのピート隊長役はジム・ガフィガン。TVシリーズ“My Boys”“Pale Force”ではレギュラー。「アシュトン・カッチャーの70'sショー」では準レギュラー。そのほか「セブンティーン・アゲイン」「スリー・キングス」などの映画にも出演。
ストームチェイサーのステイシー役はジェイミー・レイ・ニューマン。「ユーリカ」“Eastwick”ではレギュラー。「私はラブ・リーガル」では準レギュラー。「ミディアム」「CSI:科学捜査班」ほか、ゲストとして人気のシリーズに多数出演しています。
ジュニア隊員チップ役コーリー・ニコルス。映画「旅するジーンズと19歳の旅立ち」やTVシリーズ“Team Umizoomi”“The Guiding Light”などに出演。
●キャッチーな音楽
冒頭、キャンプ場に向かう一同のシーンで聞こえるのは、Quiet Companyの“It's Better To Spend Money Like There's No Tomorrow Than Spen Tonight Like There's No Money”。
ピート隊長との電話が途絶えた直後、ハンクが車を方向転換。ここから流れるのはcloud cultの“you'll be bright”。
ハンクとジルが車で避難するシーンで流れるのはJordan Klassenの“On Your Collarbone”です。
最後、エヴァンが「ジャンクが復活した」と喜ぶシーンから流れるのはEddie Rabbittの“I Love A Rainy Night”です。

2011.8.18|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

8月11日(木)S2#15『将軍と騒がしい隣人』

15

ハンクは新規の依頼でウィリアムズ家を訪ねる。患者はポールとアンジー・ウィリアムズの娘ナタリーだった。彼女はこの前の冬にモノ(キス病)をうつされ、最近はノドの痛みを訴えていた。ハンクはノドの使いすぎによる炎症だと診断して薬を出すが、ナタリーの症状は改善しない。間もなく彼女の両手に黒い斑点が現れ、ハンクは本当の原因を突き止める。
斑点の原因は炭疽菌で、発生源はドラマーが使っていた太鼓だった。炭疽菌はもともと自然界に存在している。そのため何らかの形で動物に取り込まれ、その革で作った太鼓には菌が残っていたのだった。だが早期発見により、ナタリーもドラマーも大事に至らずに済む。
その頃ウィリアムズ家は、ナタリーの演奏や敷地内のキャンドル小屋をめぐり、たびたび隣家とモメていた。その隣家とはペイジの実家のコリンズ家だった。
ウィリアムズ家がキャンドル小屋を解体しようとしたところ、コリンズは文化財として登録しそれを阻止していた。ところが炭疽菌騒動のさなか、小屋が爆発で吹き飛んでしまう。
原因はコリンズによる火の不始末だった。彼はバンドの演奏に我慢できず、小屋にあるアンプの電源を切ろうとした。そのとき足もとのオイルランプが倒れ、くわえていた葉巻の火が発電機に引火し小屋が爆発したのだった。この事故でコリンズは気道を損傷し、病院に搬送される。ポールとアンジーは爆発の理由を知って激怒するが、コリンズのナタリーを気遣う様子に和解を決める。
このときエヴァンはペイジと仲直りし、コリンズ家を訪ねていた。すると騒ぎを聞きつけやってきた新聞記者につかまってしまう。実はコリンズは、先日から上院選への出馬を検討していた。この件についてエヴァンは堅く口止めされていたにもかかわらず「有権者の支持がなければ出馬はない」と発言。記者がこの話を取り上げたため、コリンズ支持の声が一気に広まる。この出来事に、コリンズはエヴァンの軽口を指摘しつつも、周囲の期待に応えるため出馬を表明する。
一方ハンク・メドでは、エディの治療をめぐりハンクとエミリーが対立したのをきっかけに破局する。ハンクはエミリーの心を開かない様子や、医師としての姿勢に違和感をぬぐえず、立ち去る彼女を見送る。
また、ディヴィヤはアダムの検査結果で異常値が出たことに動揺し、彼の自宅に押しかける。だが、アダムはディヴィヤが医療のプロとして接するほど傷つき、彼女を追い返す。結局、異常値は筋力トレーニングによるものだと判明。ディヴィヤが再びアダムを訪れたときには、彼はペルーに旅立っている。

●領土争いに効く薬はない
前半、ウィリアムズ家とコリンズ家の争いを知ったハンクは「領土争いに効く薬はない」とコメントします。原文は“I don't prescribe for Hatfield-McCoy Syndrome.(ハットフィールド・マッコイ症候群の処方薬はない)”です。
ハットフィールド家とマッコイ家は実在し、19世紀後半に所有地をめぐり対立しました。“Hatfield-McCoy”を使った文章の用例を調べてみると、今では激しい争いを表す文脈にも使われるようです。両家の名前が登場するホラー映画「パンプキンヘッド 禁断の血婚」もあります。
●キャンドル小屋よ、さらば
爆発で吹き飛んだキャンドル小屋を前に、エヴァンは「キャンドル小屋よ、さらば(“Like a Candle House in the wind”)」と語ります。元ネタはエルトン・ジョンの歌“Candle in the wind”。かつてマリリン・モンローの死を悼んで作られた美しい曲で、ダイアナ妃の葬儀でも歌われました。
●アーケイド・ファイア
ナタリーはハンクに、アーケイド・ファイアの曲をUSBメモリーに入れて渡します。アーケイド・ファイアはカナダのモントリオール出身のバンド。アルバム“THE SUBURBS”で第53回グラミー賞の最優秀アルバム賞に輝きました。
●パットンとマッカーサー
コリンズ家の飼い犬パットンとマッカーサーは、第二次大戦で名を馳せたアメリカ陸軍のジョージ・パットン将軍と、日本人にはおなじみのGHQマッカーサー総司令官から取った名前。
パットン将軍を描いた戦争映画に「パットン大戦車軍団」という作品があります。主演はアカデミー賞主演男優賞を受賞したジョージ・C・スコット。ボリス役を演じるキャンベル・スコットの父親です。なお、ジョージ・C・スコットは受賞を拒否しました。
●主要人物たちの人間模様
前回のエピソードに続き、ディヴィヤはアダムへの未練を断ち切れません。ラージとの結婚は4週間後と間近に迫っています。これからどうするのでしょう?
一方、ハンクとエミリーは遂に破局。でも、これでホントに終わり?
●今回のゲスト
十代のヴォーカリスト、ナタリー役はサミ・ゲイル。最新TVシリーズ“Blue Bloods”ではレギュラー。“As the World Turns”ではゲスト出演。ニコラス・ケイジの最新映画“Medallion”でも名前がクレジットされています。父親のポール役はポール・フィッツジェラルド。「ミディアム」「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」“Treme”“Lights Out”“Miami Medical”などにゲスト出演。
母親のアンジー役はアリヤ・バレイキス。「サウスランド」ではレギュラー。「グレイズ・アナトミー」「女検死医ジョーダン」ほかに出演。
●キャッチーな音楽
冒頭、エヴァンがコリンズ家の庭を行くシーンで流れるのはJack Dolgenの“Our Light”。
ナタリーの歌う曲はRa Ra Riotの“Boy”です。
最後のパーティーのシーンで流れる曲はハイドンの“Quartet for Strings in B flat Major La Chasse Op.1/1: Minuet”。
ディヴィヤがアダムに会いに行くシーンから流れる、ナタリーの演奏曲はバッハの“Presto”です。

2011.8.11|エピソード|コメント(3)トラックバック(0)

8月4日(木)S2#14『セレブの街のリアリティ・ショー』

14

ハンプトンズに人気のリアリティ・ショー「シェアハウス」がやってきた。撮影はジルの自宅の裏にある海岸沿いで行われており、彼女は「騒音がひどい」とプロデューサーのトニーに訴える。ちょうどそのときハンクがジルを訪ね、海上では出演者のクレイグがジェットスキーで事故を起こし、スキーの引くゴムボートに乗っていた女性が海に投げ出される。これを見たハンクとジルは、撮影スタッフや出演者たちとの連携プレーで女性に救命措置を施し、記念病院へ搬送する。
その後、クレイグが体調不良を訴える。その症状は薬物の乱用で起きるものとよく似ていた。そこでハンクとディヴィヤが確認したところ、クレイグは多汗症のため汗を抑えるインデラトックスを大量に打ったことを認める。インテラドックスの原料がボツリヌス菌であることから、クレイグはボツリヌス中毒症にかかっていると思われた。
間もなく、クレイグは解毒剤の投与で回復するが、次は出演者のミケルが同様の症状で倒れてしまう。実はボツリヌス菌の感染源は、出演者の食べていたビン入りのサルサだった。こうして感染した出演者は処置を受け、無事に騒動は収まる。
このころハンク・メドやシャドー・ポンドの人々にも新たな動きがある。ハンクはジルが撮影騒ぎで眠れないと知り、彼女をゲストハウスに泊まらせる。だが、そこへエミリーが戻り2人は鉢合わせしてしまう。ハンクは浮気の誤解を解くが、この一件でまたもやジルへの想いを実感する。
一方、エヴァンはリアリティ・ショーをビジネスに活用しようと思いつき、会員制の「ブラックストーン・クラブ」で撮影させるとトニーに約束してしまう。高級なブラックストーンは皆の憧れの場所で、実はペイジの家族が会員になっていた。彼女はこのことをごく一部の親しい人々にしか話しておらず、先日エヴァンをクラブのパーティーに招待したばかりだった。
撮影当日、トニーたちを見たペイジは仕方なく出迎えるが「利用されて傷ついた」とエヴァンを責める。また、ディヴィヤはロンドンに数日間滞在したのち、3週間でハンク・メドを辞めると告げる。さらにマリサは妊娠の事実をボリスに告げられないまま、トキソプラズマ症にかかっていることが判明する。

●管制塔よりトム少佐
冒頭、ディヴィヤとのオンライン回線がフリーズしたエヴァンは「管制塔よりトム少佐?」と呼びかけ、ハンクは「回路が死んだ。何かがおかしい」と続けます。これは全てデヴィッド・ボウイの“Space Oddity”の歌詞の一部。歌の歌詞で会話が続くなんてオシャレ!
●リアリティ・ショー
今回はリアリティ・ショーのメンバーが主人公のエピソード。アメリカでは今、リアリティ・ショーが大人気。無人島での生き残りをかけた「サバイバー」に始まり、最近ではアメリカ版スター誕生番組「アメリカン・アイドル」のほか、大富豪ドナルド・トランプ司会の「アプレンティス」などが高視聴率を出しています。
日本では、8月から「アンダーカバー・ボス 社長潜入調査」、秋から「プロジェクト・ランウェイ」第7シーズンが放送スタート。話題の作品が目白押しです。
●ウィーティーズとフリーティー・パフ
「救命医ハンク」でたびたび登場するシリアル。エヴァンのお気に入りはフルーティー・パフ。カラフルで丸いのが特徴です。
一方、エヴァンがハンクへ「チャンプにどうぞ(“The Breakfast of Champions.”)」と出したのはウィーティーズ。マイケル・ジョーダンなど一流のスポーツ選手をCMに起用している製品で、キャッチコピーが“The Breakfast of Champions”。
●ペイジとエヴァンの関係は?
ここまで愛を育んできたエヴァンとペイジ。しかしエヴァンの浅はかな行動にペイジが怒った! 次週の展開が見逃せません。
●今回のゲスト
リアリティ・ショーのプロデューサーのトニー役はエディー・シン。TVシリーズ“Men of a Certain Age”では準レギュラー。「ゴースト~天国からのささやき」「キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き」「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」ほかに出演。
注目の出演者クレイグ役はエリック・ウィリアム・モリス。“New Amsterdam”“As the World Turns”に出演。
事故に遭ったブルック役はメリッサ・フメーロ。“One Life to Live”ではレギュラー。「ゴシップガール」にも登場。
常にカメラ目線のミケル役はリズ・ホルタン。「ダメージ」「アグリー・ベティ」「30 ROCK/サーティー・ロック」ほかに出演。
●キャッチーな音楽
冒頭、ジルの家の前でシェアハウスの人々が盛り上がるシーンで流れるのはThe Thermalsの“Your Love Is So Strong”。
ハンクがブルックを助けたあと、エヴァンとペイジが着替えるシーンで流れる曲はNice Purseの“Kathalaugh”。
シャドー・ポンドのシーンのあとシェアハウスの撮影場所で流れるのはThe Futureheadsの“Heartbeat Song”。
後半、エヴァンがブラックストーン・クラブの前で、撮影隊を待つシーンで流れるのはMartin Kershawの“St. Louis Swing”。
マリサが病院で検査をするシーンのあと、ブラックストーン・クラブで流れるのはTom McGowanの“The Roaring Twenties”です。

2011.8. 4|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

7月28日(木)S2#13『チャリティーゴルフの出来事』

13

エディは心筋梗塞で倒れるが、ハンクの救命措置のおかげで一命を取り留める。このあとハンクたちは、ハンプトンズ記念病院主催のチャリティーゴルフに医療スタッフとして参加する。ジルはプレーヤーとして参加し、ディックとナンの夫妻やプロゴルファーのジャック・オマリー選手とラウンドする。
ジャックは密かに「デュピュイトラン拘縮」という、指の関節が動かなくなる病気にかかっていた。だが治療には手術を何度も行う必要があるため、彼は今のままで現役生活を送ると決めていた。このときハンクはジャックの仕草から病気に気づき、最新の治療薬を見つけて投与する。数時間後、ハンクはジャックの曲がった指を伸ばして関節を動かし、手術なしで治療できると証明。これを見たジャックは大喜びし、全力でプレーできる喜びをかみしめる。
一方、ジルはラウンド中にカートから転落し、腹痛や腰痛が出始める。彼女はしばらく我慢しているが、ラウンド終盤で遂に失神してしまう。実はカートから落ちたとき、ジルは背中をクロゴケグモに刺されていた。クモの毒に気づいたハンクが解毒剤を投与すると、薬でハイになったジルはハンクへの未練を語り、これを聞いたハンクもジルへの想いに気づく。
また、ディヴィヤはゴルフ場に現れたアダムを拒絶し、ラージのいるロンドンへ行くことにする。だが気持ちは切り替えることができず、ハンクの前で思わず涙を流す。
一連の出来事のさなか、エヴァンは弁護士からエディの罪状について聞く。エディには不正な金融操作によって有罪の評決が出ていたが、刑期の言い渡しはまだだった。この事情を知ったボリスは、「親の罪は子供に関係ない。エディが望むなら保養地に送り届ける用意がある」とエヴァンに伝える。

●【医療豆知識】3つの波
心筋梗塞で倒れたエディが見た夢のなかで、幼少のハンクが「3つの波が来る」と告げます。不整脈には「三段脈」と呼ばれる種類のものがあります。これを暗示した言葉とも取れそうです。
●音楽ネタ
前半、エヴァンはボリス専用の着信音をセットします。候補に挙がったドッケンは、80年代にブレイクしたへヴィメタル・バンド。フーバスタンクは2001年に全米デビューしたバンド。日本のロック・フェスティバルのサマーソニックに参加するなど、日本でも根強い人気があります。ナイト・レンジャーは結成25年のアメリカのロック・バンド。バラードの名曲“Sister Crhistian”が大ヒットしました。
エヴァンが選んだ曲はBachman - Turner Overdrive(B.T.O.)の“Takin' Care of Business”です。
●ヌーナン夫妻とジャック&ジル
ディックとナンの夫妻が“ヌーナン夫妻”と名乗る元ネタは、ゴルフクラブを舞台にしたコメディ映画「ボールズ・ボールズ」。ここにヌーナン夫妻が登場します。
ジャックとジルの元ネタはマザーグースの“Jack and Jill”。韻を踏んだ詩で、出かけた2人が転び、頭をケガして消毒するという内容です。
両方とも本編の内容に合っていますよね!
●フック船長
全米オープン以来、ジャックについたあだ名は「フック船長」。これはゴルフで左に打球が曲がる「フック」と、ピーターパンに登場するフック船長を文字ったもの。
ジャックの指が鉤型(フック状)に曲がっていたのは皮肉な偶然。彼の病状が回復してよかったですね!
●刑期の言い渡し
アメリカの裁判制度では日本と異なり、評決は2つに分かれています。まず有罪・無罪があり、後日あらためて刑期の言い渡しがあります。
●マリガン
マリガンは最初のティーショットでのみ打ち直しできるという、非公式のルール。日本ではあまり馴染みがありません。
●3時間の船の旅
ホールイン・ワンを達成したエヴァンについて、ハンクは「3時間船の旅を…(“A three hour tour…”)」と歌います。元ネタは1960年代のコメディドラマ「ギリガン君SOS」。これは3時間のクルージングに出た一行が、嵐で無人島に漂着するという物語。ハンクが歌ったのはオープニングのテーマ曲の一節です。
●スチュービング船長
船長の格好をしたエヴァンを見て、ジルは「スチュービング船長?」と聞きます。スチュービング船長はアメリカのTVシリーズ「ラブ・ボート」の主人公。これは豪華客船を舞台に展開する人間ドラマです。
●今回のゲスト
プロゴルファーのジャック役はトム・キャヴァナー。TVシリーズ「scrubs~恋のお騒がせ病棟」「弁護士イーライのふしぎな日常」“Trust Me”で準レギュラー。
強烈なヌーナン夫妻。夫のディック役はデヴィッド・コスタビル。「LAW & ORDER クリミナル・インテント」「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」「Dr.HOUSE―ドクター・ハウス―」「ブレイキング・バッド」などに出演。
妻のナン役はエイミー・セダリス。最新シリーズ“Hot in Cleveland”“Bob's Burgers”のほか、「クローザー」“The New Adventures of Old Christine”などにも出演。
エディの弁護士シド役はマット・セルヴィット。「マーシー・ホスピタル」“Running Wilde”“Past Life”“Superego”ほかに出演。
●キャッチーな音楽
オープニングのエディの夢のシーンで流れるのは、Free Energyの“Light Love”。
病院に搬送されたエディを待つ一同のシーンで流れるのはFanfarloの“If It Is Growing”。
エヴァンがボリス専用の着信音に選んだのはBachman - Turner Overdrive(B.T.O.)の“Takin' Care of Business”。ディヴィヤがアダムとのことをハンクに告白して泣いたあと、海岸沿いのシーンで流れるのは“Try to See It My Way”です。
最後の海岸のシーンで流れるのはInara Georgeの“Bottlecaps”。

2011.7.28|エピソード|コメント(3)トラックバック(0)

7月21日(木)S2#12『ゴシップマニアの女主人』

12

ハンクは行きつけの店で、脚をくじいた女性AJを治療する。彼女は夫に先立たれ、父の遺した豪邸で暮らしていた。AJはその後も、ハンクにたびたび体調不良を訴える。そこで彼がMRIでの検査を勧めると、AJは記念病院へ向かったのを最後に消息を絶ってしまう。当初ハンクたちは、AJがハンク・メドや周囲のことを嗅ぎ回る様子を見て、彼女を寂しがり屋のゴシップ・マニアだと思っていた。しかし偏頭痛があり、失神や転倒を繰り返す様子に、遺伝的な血管迷走神経性失神の可能性を疑い始める。こうして、ジルは知り合いの警察官にAJの捜索を依頼する。
一方、エヴァンはエディが帽子の男と会うのを見てから彼に不信感を抱くが、何も知らないエディはニューバーグ夫人と同居生活を始める。間もなく、ハンクとエヴァン宛てにボリスから招待状が届く。すると当日、エディが突然現れ同席したいと言い出す。
ボリスは意外にも同席を許可し、ローソン一家は全員でシャドー・ポンドを訪れる。するとボリスは、エディが株取引に関わる不正を働いて有罪となり、その刑期を短縮しようと、当局のためボリスの情報を集めていたと暴露する。またボリスは、ハンクとエヴァンが荷担していない点を確かめるため調査員を雇っていた。実はその人物がAJだった。彼女は大富豪の未亡人ではなく、プロの調査員だったのだ。ボリスの話を聞いたエディは、ショックで心筋梗塞を起こしてしまう。
この時期、マリサがキューバから亡命し、シャドー・ポンドにやってくる。ボリスは気づいていないが、実はマリサはボリスの子供を宿している。またディヴィヤは、体調の優れないアダムを検査し、彼がマラリア感染後に起きた腎臓病の一種、膜性糸球体腎炎の可能性があることを突き止める。間もなく、状態の安定したアダムは退院するが、このときディヴィヤは彼とキスをしてしまう。

●【医療豆知識】CRT(シーアールティー)
前半、部屋で倒れたAJを診察したハンクは「CRTは2秒以下」と語ります。CRTは“capirally refilling time”の略で、意味は「毛細血管の再充満時間」。このシーンでは起立性低血圧の原因のひとつ、脱水の有無を調べるために血液検査や粘膜の乾燥、毛細血管の再充満時間などを確かめています。
●ポロックの絵
ポロックは20世紀を代表する画家。彼はキャンバスに絵の具を落とす「ポアリング」という技法を生み出し、戦後のアート界に大きな影響を与えました。エド・ハリス監督・主演で「ポロック 2人だけのアトリエ」という映画も製作されています。
ポロックを献身的に支えた妻を演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンは、この映画で第73回アカデミー賞助演女優賞に輝きました。今シーズンから登場したブレア医師を演じています。
●ダンズ・ペーパー・ドットコム
AJは「ハンクとジルのロマンスについて『ダンズ・ペーパー・ドットコム』で読んだ」と発言。モトネタは“Dan's Hampton's com”。ゴシップ専門のサイトではなく、ハンプトンズの暮らしやお薦めのレストランなどについて、写真や記事で紹介しているサイトです。
●エディの運命は!?
ボリスの思わぬ追及に倒れたエディ。彼の運命は? どうなってしまうのか?
次週をお見逃しなく!
●今回のゲスト
ゴシップマニアのAJことボリスの調査員役はレナ・ソファー。「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」では準レギュラー。「BONES ボーンズ-骨は語る-」「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」「ゴースト~天国からのささやき」「HEROES/ヒーローズ」など、人気のシリーズにゲスト出演。
帽子の男を演じたのはランドール・ニューサム。「グッド・ワイフ」や映画「ラブいぬ ベンジー はじめての冒険」などに出演。
●キャッチーな音楽
エヴァンとペイジがカントリークラブで会うシーンで流れるのはThe Boat Peopleの“Babysnake”。
ジルとディヴィヤが海岸で話すシーンの曲は、Bell X1の“Light Catches Your Face”です。

2011.7.21|エピソード|コメント(4)トラックバック(0)

7月14日(木)S2#11『波乱の足音』

11

ジルが無料診療所をスタートさせて間もなく、彼女とハンクは戦争ゲームに熱中するスタンリーの診療を担当する。彼は4か月ほど前から風邪のような症状をぶり返していた。診察が終わるとすぐ、ジルはスタンリーから封書を受け取る。実はスタンリーは裁判所命令の送達人で、その封書はブレアや理事会による業務の停止命令だった。
ジルはこれに対抗するため「ボリスが診療所を支援している」とブレアに告げる。このあとスタンリーは虫垂炎と判明し、ハンプトンズ記念病院で手術を受けることに。ブレアは、何より患者の治療をするのが医師の務めだと実感すると同時に、ジルの背後にボリスがいるのを知り訴えを取り下げる。
一方、ハンク・メドではハリソン・フィリップス医師の治療を担当する。フィリップス家では、息子のデットがスポーツドリンクの会社で成功。一家で世界旅行をしているところだった。このころヘビースモーカーのフィリップス医師はひどい咳に悩まされていたが、ハンクの診察に納得せず呼吸器の専門医を希望する。急な話に都合のつく医者が見つからなかったため、ハンクは専門の研修を受けたエミリーに協力を要請する。
間もなくフィリップスは、エミリーの処方した薬で状態が急変するが、ハンクの迅速な判断で一命を取り留める。エミリーはハンクの方針に従わず独自に処方したことを猛省し、フィリップス家の人々やハンクたちに謝罪する。このあと、フィリップスのひどい咳は孫マディの百日咳がうつったためだと判明し、2人は適切な治療を受けて回復する。
ディヴィヤはエミリーが一連の騒動で素直に謝罪したのを見て、彼女に対する評価を改める。そうして、結婚後ロンドンで暮らす自分の代わりに、彼女をハンク・メドに迎えるべきだと考えるようになる。
その頃ジルは、診療所に寄付していることを外部に漏らしたとしてボリスの怒りを買う。また、エヴァンはエディが怪しげな男と接触しているのを目撃し、父親に対する不信感を募らせる。

●【医療豆知識】フェローシップ
前半の画面三分割のあと、ハンクは「エミリーは呼吸器科のフェローシップを終えている」と発言します。
アメリカの医療の現場におけるトレーニングシステムは、レジデンシーとフェローシップに分かれています。レジデンシーは研修医期間のトレーニングで幅広く学びます。一方のフェローシップは、より専門的なのが特徴です。
●エヴァン語「EMS」
何かと英語3文字で表したがるエヴァン。緊急スタッフ会議を表す“EMS”とは“Emergency Staff Meeting”の略です。
●サキュバス
エヴァンがエミリーをたとえたサキュバスは、ヨーロッパ中世で生まれた魔女。眠っている男性を誘惑すると言われています。
●アレキサンダー・ワン
アレキサンダー・ワンは中国系アメリカ人の若手デザイナー。同名のブランドはニューヨークを中心に人気を集め、今では東京や名古屋ほかで販売されています。
●「友とは親しく。敵とはもっと親しく」
中盤、エヴァンはハンクにエミリーと付き合うリスクを説明します。そのときの言葉が「友とは親しく。敵とはもっと親しく(“Keep your friends close, but your enemies closer”)」。これは映画「ゴッドファーザーPARTII」に出てきたセリフです。
●ジャック・ケヴォーキアン
ジャック・ケヴォーキアンはアメリカの元医師で、不治の病に冒された患者に対する安楽死を推進した人物。アル・パチーノ主演で彼をモデルにしたドラマ「死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実」が製作されています。
●今回のゲスト
ゲームマニアのスタンリー役はマイケル・ラパポート。人気シリーズ「プリズン・ブレイク」のドン役、「ボストン・パブリック」のダニー役でレギュラー。映画「シックス・デイ」ではシュワルツェネッガー演じるアダムの友人役。その他「ザ・ダイバー」「最後の恋のはじめ方」などにも出演。
関節鏡を使った縫合法を確立したフィリップス先生役はジョン・エイモス。TVシリーズ「ザ・ホワイトハウス」“Men in Trees”でレギュラー。「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」「30 ROCK/サーティー・ロック」などに出演。
息子のテッド役はピーター・パロス。“As the World Turns”でレギュラー。「キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き」「BONES ボーンズ-骨は語る」「CSI:マイアミ」ほかでゲスト出演。
テッドの妻リン役はレネー・エリス・ゴールズベリー。「グッド・ワイフ」で準レギュラー。“Running Wilde”「WHITE COLLAR 天才詐欺師は捜査官」「時空刑事1973 LIFE ON MARS 」ほかに出演。
百日咳にかかった2人の娘マディ役はスカイ・ジャクソン。“Team Umizoomi”“Bubble Guppies”などに出演。
●キャッチーな音楽
フィリップス家のあと、エヴァンがエディ海岸沿いでエディにグチをこぼすシーンで流れるのはClass Actressの“Let Me Take You Out”。
急変したフィリップス先生を看病するシーンで流れる曲は、Hungry Kids Of Hungaryの“Arrest This Heart”。
終盤、ゲストハウスでバーベキューするシーンの曲はHarper Blynnの“This Is It”です。

2011.7.14|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

7月7日(木)S2#10『宝クジの呪い』

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ハンクはノースダコタ州出身のロイとジニーの夫妻に出会う。2人は宝クジに当選し、ハンプトンズで新生活を始めていた。このときジニーは首もとの発疹に悩み、ロイは手の腫れと激痛に見舞われていた。高額の当選金を獲得できるアメリカの宝クジには、当選者が無一文になるという呪われた言い伝えがあり、ロイはこれを信じていた。
ハンクが診察した結果、ジニーの発疹は安物のアクセサリーによる金属アレルギーだと判明するが、ロイの不調の原因は分からない。人食いバクテリアに感染した可能性や、ペットのインコからうつる「シタコーシス(オウム病)」の疑いもあった。だが思わぬ場所から事実が判明する。
ハンクは2人の結婚披露パーティーで、ロイがハンプトンズに来てから贅沢な食事を摂っていると気づいた。そこでロイの関節液を検査したところ、予想通り針状の結晶を発見する。ロイの不調の原因は呪いではなく、尿酸を含んだ食事による痛風で、食生活の改善により治療が可能だった。これを知ったロイは胸をなで下ろす。
一方、ハンク・メドの人々にも新たな出会いや恋の進展がある。ペイジはエディが開いたエヴァンの誕生パーティーで、彼に高級時計をプレゼントする。さらにペイジはエヴァンを喜ばせるため、ロイとジニーのパーティーに参加する人々を集める。
ディヴィヤはドキュメンタリー作家の白人男性アダムと出会う。彼は使用人の黒人女性タリを母親のように慕い、彼女に腎臓を提供していた。そんな飾らない彼の人柄に、ディヴィヤは惹かれていく。
そのころエヴァンの誕生パーティーを開いたエディは、意外な一面を見せ始める。彼は豪邸で暮らし、邸宅のキッチンカウンターにはシャドー・ポンドのレターヘッドつきの便箋があった。そして、そこにはボリスの署名を練習したような形跡があった。さらに、彼はボリスと顔を合わせると、「自分のことを半分も知らない」と意味深につぶやく。

●ビル・ゲイツの言葉
宝クジを当てたロイは、エヴァンに資産運用の方針について聞かれ「使い切れないほどカネがある」と告げます。マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツの名言「金は儲けることよりも、何に使うかの方が難しい」を彷彿とさせる発言です。
確かに手にした資金を意義深いモノにできるかどうかは使う人次第。今の日本人にはちょっと心に響く一言です。
●キャサリン・ハイグル
ボリスとマリサ、ロイとジニーの2組のカップルが結婚式を挙げるという展開に、エヴァンは「キャサリン・ハイグルのラブコメだ」と発言します。
キャサリン・ハイグルはアメリカの女優。代表作はTVシリーズ「ロズウェル/星の恋人たち」や「グレイズ・アナトミー」。映画では「男と女の不都合な真実」「幸せになるための27のドレス」などです。
●シャドー・ポンドでのレーザータグ
冒頭、ハンクは「シャドー・ポンドでのレーザータグはアミューズメント施設並みだった」と発言。レーザータグはレーザー銃で撃ち合うゲーム。最後のシーンに出てきます。
また「アミューズメント施設」の原文は“Laserblaze”。レーザータグを楽しめる実在の施設で、ブラックライトに照らされた空間が幻想的です。
●ゴールドマン・サックスのCEO
エヴァンは誕生プレゼントの時計について「詐欺罪に問われたゴールドマン・サックスのCEOと同じだ」と発言。同社のCEOは2010年4月、サブプライムローンに関わる情報開示の件で、米証券取引委員会から訴追されました。
●カベルネ
中盤、ジルが「家で開ける」と言ったカベルネはワインのこと。この名前を持つワインは数種類あり、製造年によってお手頃な千円台から、2千円台後半までと価格はさまざまです。
●愛は翼にのって
ロイとジニーは結婚式で、ペットで鳥のウォルターから祝福を受けます。ハンクはこの様子を「名曲『愛は翼にのって』だ」と形容します。
「愛は翼にのって」は1980年代に作られた名曲でサビの部分がとくに印象的。シーナ・イーストンやルウ・ロールズなどもカバーしていますが、1番知られているのは1989年発表のベッド・ミドラーのバージョンではないでしょうか? この曲は映画「フォーエバー・フレンズ」でも使用されています。
●チートス
ロイがノースダコタ時代に食べていたというチートスは、チーズ風味たっぷりな、オレンジ色のスナック菓子。日本では1970年代から発売されています。
●エディの正体とは?
ラストのエディはいつもと違う。妙にドスがきいていた! 今後の展開はいかに!?
●今回のゲスト
ノースダコタ出身のジニー役はアンジェラ・ゴーサルズ。人気のTVシリーズ「Law&Order」「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」「CSI:科学捜査班」のほか、映画「チェンジング・レーン」「ザ・エージェント」などに出演。
彼女の夫ロイ役はブラッド・ウィリアム・ヘンケ。TVシリーズ「ホームタウン~僕らの再会~」ではレギュラー。「LOST」や“Justified”では準レギュラー。また映画「ゾディアック」や「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」といった佳作にも出演しています。
新しい患者のアダム役はパトリック・ヒューシンガー。話題の映画「ブラック・スワン」のほか、TVシリーズ“Friends with Benefits”「CSI:マイアミ」などに出演。
彼の家の使用人タリ役はサイーダ・アーリカ・イクローナ。TVシリーズ“Queens Supreme”では準レギュラーのほか「マーシー・ホスピタル」にゲスト出演しています。
●キャッチーな音楽
冒頭のノースダコタ州の風景と、ペイジがパーティーに現れるシーンで流れるのはRachael Cantuの“We're The Rebels”。
いつものオープニングが終わり、ハンプトンズの夕暮れのシーンで流れる曲はThe Parson Reheadsの“Punctual As Usual”。
結婚式で流れるのはバッハの“Ave Maria”。
パーティーのシーンで流れるヴァイオリンはメンデルスゾーンの「歌の翼に(“On Wings Of Song”)」です。

2011.7. 7|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

6月23日(木)S2#9『愛すべき敵』

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ハンクは児童のアレルギーについての相談を受け、ジェイミー・ジマーマンという男性の家を訪ねる。ジマーマン夫妻は半年前に離婚しており、一人息子で7歳のジェイクは、両親の家を行き来するたび腹痛や吐き気などの症状に見舞わていた。実はジェイミーの元妻は、ハンプトンズ記念病院の敏腕外科医ブレアだった。彼女はジェイミーがインターネットの知識をもとに勝手な診断をしていると言い、ジェイミーはブレアが息子を甘やかしていると反論。2人は息子の不調の原因が相手にあると主張する。
ところが後日、意外な事実が判明する。ブレアがジェイクを迎えにジェイミー宅を訪ねたところ、2人は話しているうちに意識を失う。原因はジェイミーの家で起きた一酸化中毒だった。彼はジェイクの部屋の真下にジャグジー用のボイラーを設置した。だがこの換気が不十分で、ジェイクの部屋に一酸化炭素が漏れていた。ジェイクの不調の原因は一酸化中毒だった。中毒死せずに済んだのは、両親の離婚で精神的に不安定になり、暗闇を恐れるようになったため部屋のドアを開けて眠っていたからだった。
この出来事と前後し、新聞にはブレアが無料診療所を批判する記事が掲載される。彼女は無料診療所を作ることは賛成だったが、ジルの方針には反対だった。一酸化炭素中毒による事故のあと、ブレアは自分たちの命を助けてくれたことをハンクに感謝しつつも、「個人的な感情は抜きに、無料診療所を取り戻す」と宣言する。
一方エミリー・ペックはハンクとデートし、戦略的な広告を打ち、コンシェルジュ・ドクターとしての基礎固めに入る。またエヴァンはペイジの交際相手役を続けており、成り行きから両親と狩りに出かけることになる。このときペイジの父親コリンズがエヴァンを誤射するが、エヴァンは彼をかばい、「自分で自分を撃った」と当局にウソの申告をする。こうして彼はいよいよ本気でペイジを好きになり、ペイジも裏表のないエヴァンに惹かれていく。

●【医療豆知識】オン・コールの日
ジェイクの様子を見に行ったハンクはブレア先生と遭遇。このとき携帯電話が鳴り、彼女は「オン・コールの日だ」と告げます。
オン・コール(On Call)とは病院から呼び出しに備えて待機しておく当番日のことです。電話でのやり取りだけで済む場合もあれば、手術の要請に応える場合もあります。
●ジムの再登場
漁師でC型肝炎を患うジム・ハーパーは、第1シーズン第2話「ハンプトンズのロビン・フッド」以来の再登場。懐かしいゲストが頻繁に再登場するのも本作の見どころです。嬉しいですね~。
●今回の映画ネタ
「エイリアンの戦士。なんだエヴァンか。プレデターかと思った。それかGIジョー?」
ハンクは迷彩服を着たエヴァンを見て、このようにからかいました。
「プレデター」は、異星人がジャングルで殺戮を繰り広げる、シュワルツェネッガー主演のSFアクション映画。天狗のようなプレデターが人気を博し、のちに続編やリメイク版が製作されました。エイリアンとプレデターの戦いを描いた「エイリアンVS.プレデター」も生まれています。
「G・I・ジョー」は、アメリカ兵を模したハズブロ社のアクション・フィギュアで、1985年より「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」としてTVアニメ化もされています。
●パットンとマッカーサー
コリンズ家の飼い犬の名前はパットンとマッカーサー。これは第二次大戦で名を馳せたアメリカ陸軍のジョージ・パットン将軍と、GHQの総司令官だったマッカーサー元帥から取った名前です。
●呆れるジルとディヴィヤ
ジルとディヴィヤは、ハンクの「裁判で勝ち目のない相手ほどメディアを使って世論を煽る」という発言や、首の落書きからエミリーとの関係を確信します。このときの2人の視線が厳しい~! ハンクに「バカな男ね」とでも言いたげです(でも、ジルとディヴィヤにコッソリ賛成!)。
●今回のゲスト
ペイジの父親ウィリアム・コリンズ役はボブ・ガントン。ドキュメンタリーシリーズ“World War Two: Behind Closed Doors”ではレギュラー。「24-TWENTY FOUR-」「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」などの話題作にゲスト出演。
妻エレン役はリサ・ベインズ。TVシリーズ「グッド・ワイフ」「デスパレートな妻たち」「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」などに出演。
ブレア先生の元夫ジェイミー役はブルース・アルトマン。“Blue Bloods”では準レギュラー。映画「プライド 栄光への絆」「マッチスティック・メン」のほかTVシリーズ“Body of Proof”“Modern Family”などに出演。
息子のジェイク役はルーク・トレヴィサン。最新TVシリーズ“Pan Am”に名前がクレジットされています。
●キャッチーな音楽
後半、ハンクとエミリーが待ち合わせし、キスをするシーンで流れるのはBig Phonyの“Where's My June Carter”です。
エヴァンとペイジがコリンズ夫妻と別れるときに流れるのはKatie Herzigの“Two Hearts Are Better Than One”。
また終盤、ペイジがエヴァンとデートの約束を取り付けるシーンで流れるのはJess Pennerの“A Little Bit Crazy (instrumental)”です。

2011.6.23|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

6月16日(木)S2#8『パーティーは危険な匂い』

8

ハンクは鼻の不調を訴える男性、ケン・ケラーを診療する。実は、ケンは中学時代のイジメっ子で、ハンクはイジメの標的にされていた。またハンクは、肩を脱臼した女性ミシェルを、無料診療所の患者第1号として治療する。このときエヴァンはミシェルの部屋で、ストリッパー「カルマ」の名刺を見つける。ミシェルはその名刺は同居人のものだと言う。
この日、ディヴィヤは結婚前のお茶会のためジルとマンハッタンに出かける。これを見たエヴァンはラージの独身さよならパーティーを開こうと言い出し、ストリッパーのカルマを呼び出す。
夜、ゲストハウスに大勢の招待客が集まるなかミシェルが現れる。じつは彼女自身がストリッパーのカルマだった。間もなく彼女はエヴァンのはからいでラージと個室に消える。
その後、彼女は全員の前でパフォーマンスを行い、酔ってステージに上がってきたケンを蹴ってしまう。この結果、ケンは鼻を骨折し、意外な事実が判明する。ケンの不調の原因は副鼻腔に刺さっていたフィギュアの短剣だった。彼は子供のころ、兄たちとフィギュアの取り合いをし、あやまって目の隅から短剣を入れてしまい、それが長い年月をかけて鼻に悪影響を及ぼしていたのだった。このあとケンはハンプトンズ記念病院で処置を受け、ハンクに子供時代のことを詫びる。
そのころディヴィヤとジルはお茶会を切り上げ、マンハッタンのナイトライフを楽しんでいた。すると、ディヴィヤの元に姉のサーヤから「同僚の具合が悪い」と電話が入り、彼女たちはトランプタワーに急行する。このときディヴィヤは、サーヤがストッキングを脱いでおり、同僚から彼女と同じローションの香りがしたことから2人の浮気に気づく。
「聖女」と言われた姉の裏切りにショックを受けたディヴィヤは、ジルと一緒に派手な服に着替えると、タクシー運転手アリストテレスの案内でクラブやバーをはしごする。
翌朝2人は、アリストテレスが気絶しているのを見つける。彼は糖尿病による昏睡状態に陥ったのだ。だがディヴィヤとジルの適切な判断と処置により一命を取り留める。
この日、ディヴィヤはゲストハウスを訪れ、ラージとカルマの映像を見つける。浮気を心配したディヴィヤだったが、映像には「ディヴィヤを大切にしたい」と語る、ラージの姿だけが映っていた。これを見たディヴィヤは感激し涙を流す。
こうして様々な人間ドラマを生んだ一夜は終わるが、ハンクとエミリーのあいだにも予想外の出来事が起きていた。パーティーの夜、2人はキスをし関係を持ったのだった。

●【医療豆知識】DKAかHHS
後半、ディヴィヤが搬送したアリストテレスについて早口で救命士に伝えるシーン。「DKA」は「糖尿病性ケトアシドーシス」。「HHS」は「高血糖性高浸透圧状態」のことです。
●マンハッタンの名所
今回のエピソードではマンハッタンの観光名所がいくつも登場しました。
まずディヴィヤのお茶会が開かれるプラザホテル。ここは1985年9月、プラザ合意に使用された会場です。
中盤のティファニーは世界的なファッションブランド。映画「ティファニーで朝食を(1961年)」は往年のスターオードリー・ヘプバーンの代表作の1つ。
トランプタワーはマンハッタン5番街にある複合施設。ビルのオーナーは、リアリティ・ショー「アプレンティス/セレブたちのビジネス・バトル」のホスト兼プロデューサー、ドナルド・トランプ。
中盤にジルが挙げた「キス・アンド・フライ(Kiss and Fly)」と「ホグス・アンド・ヘイファーズ(Hogs and Heifers)」はマンハッタンに実在するクラブです。
●牛並みに頑丈?
前半、鼻の痛みを訴えるケン・ケラーは「去年の夏までは牛並みに頑丈だった(I've always been healthy as an ox.)」と告げ、ハンクは「馬だ」と反論します。正解はハンク。英語では"healthy as a horse, strong as an ox.(馬のように頑丈。雄牛のように強い)"という表現があります。
●ジャクリーン・ケネディ
前半、スーツ姿のディヴィヤを見たハンクは「ジャクリーン・ケネディだ」と告げます。ジャクリーン・ケネディは故ケネディ大統領の妻。のちに海運王と呼ばれたアリストテレス・オナシスと再婚。シャネルのスーツをおしゃれに着こなす姿が印象的でした。
もしやドライバーのアリストテレスは、ジャクリーン繋がり!?
●オチャメなディーター
無口な執事のディーターが今回はノリノリです。ボリスの許可を得て、シャドー・ポンドに大勢を招き、エヴァンに監視カメラのある部屋をコッソリ伝言。いろんな意味でスゴ腕執事!
●SATC
中盤、着替えたジルとディヴィヤをアリストテレスは「『SEX AND THE CITY』だ」とベタ褒めします。「SEX AND THE CITY」はサラ・ジェシカ・パーカー主演の大ヒットドラマ。日本でもドラマシリーズと映画2本が公開されています。
●今回のゲスト
元イジメっ子のケン・ケラー役はマイケル・B・シルヴァー。話題のTVシリーズ「ディフェンダーズ 闘う弁護士」「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」「CSI:マイアミ」「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」"Dark Blue "ほかでゲスト出演。
タクシードライバーのアリストテレス役はビル・ベラミー。「キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き」「ホームタウン~僕らの再会~」"Half & Half"ほかでゲスト出演。
ダンサーのカルマ役はクリスティーン・エヴァンジェリスタ。「グッド・ワイフ」「WHITE COLLAR 天才詐欺師は捜査官」などに出演。
ディヴィヤの姉サーヤ役ポルナ・ジャガナサン。"The Game"「LAW & ORDER クリミナル・インテント」「レスキュー・ミー ~NYの英雄たち」などに出演しています。
●キャッチーな音楽
ゲストハウスにカルマが訪れたあと、ラージや友人たちが庭で盛り上がるシーンで流れるのは、Travie McCoyの"We'll Be Alright"。
ディヴィヤがフランクを救助したあと、シャドー・ポンドでのパーティーシーンで流れる曲はEmikaの"Double Edge (GeRM Remix)"。
カルマとラージが部屋に消えたあと、ディヴィヤから携帯メールが入るシーンで流れるのは、Beth Thornleyの"Wash U Clean"。
カルマがポールダンスするシーンで流れるのはIda Mariaの"Bad Karma"。
着替えたジルとディヴィヤがクラブで過ごすシーンで流れるのはOmni(IAMOMNI)の"Sheza Diva"。
ハンクとエミリーがソファで過ごすシーンの曲はCarina Roundの"Pick Up The Phone"。
バーで3人が乾杯するシーンの生演奏はRobert Ankner とAmy Birdsongによる"Gone"。
ラストで酔ったエヴァンが踊るシーンで流れるのはYoung Gei Curtisの"Shake It Girl (remix)"です。

2011.6.17|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

6月9日(木)S2#7『甘い生活』

7

ハンクは治療の依頼を受け、ある住宅に向かう。そこにはクイーンズ出身の新婚夫婦マックとドナがいる。マックはフードトラックの経営者で、ハンプトンズに来てから女性に対し、だらしない態度を取るようになっていた。ドナはそんな夫に愛想を尽かし家を出ようとするが、足を骨折したため、やむをえず街に留まる。
やがてマックの行動はエスカレートする。彼は異常な食欲を見せ、ボウルでマカロニを食べ始める。さらに何かをなでる仕草を繰り返したり、リモコンをくわえ暴言を吐くようになる。
このときハンクはトラックが事故に巻き込まれ、マックが頭を強打していたことを知る。検査の結果、マックは神経の異常によるクリューバー・ビューシー症候群と判明。適切な治療を受け、劇的に回復する。
今回、ハンク・メドは別の患者も診察する。患者は初老のカメラマン、グラハム。彼は視力が急激に低下する発作に見舞われていた。4度目の発作が起きたとき、ハンクはグラハムが網膜動脈閉塞症であることを突き止める。この病気には迅速な処置を必要とするため、ハンクはメガネで細隙灯を作り、グラハムの目の中の圧力を抜き視力を回復させる。
一方、ハンク・メドのメンバーにはプライベートで変化が訪れる。まずハンクはエミリーと患者の診断をめぐって賭けを行い、ディナーをすることになる。このとき彼は、完璧主義のエミリーがドジな一面を見せる様子に惹かれる。またエヴァンはグラハムの交際相手のペイジに頼まれ、ニセの恋人役を演じる。彼女の親はペイジのボーイフレンドに会いたがっていたが、ペイジは親ほど歳の離れたグラハムを紹介できずにいた。エヴァンは軽い気持ちで代役を引き受けるが、ペイジを本気で好きになってしまう。結局、代役の一件がグラハムにバレてしまい、ペイジたちは破局する。
その頃ディヴィヤには、ウェディングドレスの寸法が合わないというトラブルが起きる。このとき母親のルビーナは「『ディヴィヤの心が他の男性に移る』と霊能者が予言した」と語る。

●【医療豆知識】心エコー(しんエコー)
目に異常を覚えたグラハムに、ハンクが勧めたのが心エコー。心エコー(echo = echocardiogram)は「心臓エコー」もしくは「心臓超音波検査」とも呼び、超音波検査(ultrasound)とは区別されています。
●コービー/シャック/レブロン
ニセの恋人役を獲得するため、エヴァンがペイジを説得するのに使った名前。コービーはコービー・ブライアント。シャックはシャキール・オニール。レブロンはレブロン・ジェームズ。3人ともNBAのスタープレーヤーです。
●患者を横取り!?
中盤、ハンクはエミリーから「患者を横取りした」と責められます。このやり取り、見覚えがありますよね?
実はジルとも同じ理由で、第1シーズン8話「問題だらけのハネムーン」のなかでケンカをしています。このときハンクとジルは絵本作家ザックの治療をめぐり、対立したのでした。
エミリーとも同じやり取りをするなんていかがなものかっ!? ハンクって実は優柔不断だったりして……?
●今回のゲスト
ニセの恋人を頼んだペイジ役はブルック・ドーセイ。「私はラブ・リーガル」で準レギュラー。TVシリーズ"Gary Unmarried" "6Teen"でもレギュラー陣に名前を連ねています。
彼女の恋人グラハム役はピーター・ストラウス。「ダーティ・セクシー・マネー」「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」"Jack's Family Adventure"ほかでゲスト出演。
フードトラックの経営者マック役はイアン・ゴメス。「フェリシティの青春」「クーガータウン」"Rita Rocks"でレギュラー。
マックの美しい妻ドナはテシー・サンチャゴ。歴史ドラマ「クイーン・オブ・ソード」シリーズに出演のほか、"Twentysixmiles"で準レギュラー。「ドールハウス」"One Hot Summer"でもゲスト出演。
●キャッチーな音楽
オープニングで、前回までのあらすじが終わった直後に流れるのはU.S. Royaltyの"Every Summer"。
ドナがギプスをしたシーンのあと、ハンプトンズの街をペイジとエヴァンが歩くシーンで流れるのはThe Hot Meltsの"Fun"。
ブティックでエヴァンが着替えるシーンで流れるのは、Scissor Sistersの"Running Out"。
買い物を済ませたペイジとエヴァンが、店を出てくるシーンで流れるのはThe Anomaliesの"Employee Of The Month"。
ハンクとエミリーがビリヤードをするシーンで流れるのは、Hellogoodbyeの"When We First Met"です。

2011.6. 9|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月26日(木)S2#6『ワイナリーの真実』

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ハンクたちは有機栽培でブドウを育てるアンブローズ家のワイナリーを訪れる。そこにはタッカーと、彼の親友でアンブローズ家の息子オリヴァーがいる。ワイナリーでは、オリヴァーの提案で数年前からブドウの有機栽培を始めていた。この日は新作ワインのお披露目パーティーがあり、オリヴァーもスピーチをすることになっている。
ところがオリヴァーは朝からワインを飲み、スナック菓子をむさぼるよう食べる。さらに肌が変色し、異常な疲労感から運転中に眠ってしまう。この異変にタッカーやハンクはオリヴァーの薬物中毒を疑うが、実際の原因はアジソン病だった。
ハンクがオリヴァーの病名を突き止めたころ、彼は醸造タンクに落ち意識を失っていた。これを見たタッカーはオリヴァーを助けようと飛び込み、タンクに溜まった有毒ガスで動けなくなってしまう。するとハンクは駆けつけたエディに協力を求め、手すりや天井の梁にロープを通し、滑車の要領で2人を引き上げる。これはハンクが子供のころ「宝探し」をした方法だった。「宝探し」とはエディがつけた名前で、実際は差し押さえにあった自家用車のカギを盗み、車を取り返すことだった。この出来事はハンクにとって父親に利用されたという苦い思い出でしかなかった。しかし今回、創意工夫を凝らしエディと一緒にオリヴァーを助けたことから、ハンクは自分の原点が「宝探し」にあったことを思い出す。
この日、ワイナリーでは醸造家のキムが動静脈奇形(AVM)再発の危険があるとして、MRIを受けることになる。一方エヴァンはディヴィヤがジルのために妊娠検査薬を買うシーンを見かけ、ディヴィヤが妊娠したと誤解する。ジルは自分の食欲が旺盛なことに気づき妊娠の可能性を疑ったのだ。だが結果は陰性。実際に妊娠していたのはキムだった。彼女は不調の原因が新しい命を授かったためだったと知り、笑顔で病院をあとにする。

●【医療豆知識】MONO(モノ)
オリヴァーの不調の原因と疑われた「MONO(モノ)」とは伝染性単核球症のこと。英語の綴りが“nfectious mononucleosis”のため、MONOと略されます。キスによって口から口へと感染することから「キス病」とも呼ばれます。
●ウディ・ハレルソン
前半、大麻の繊維で作ったシャツを着たエヴァンは「ウディ・ハレルソン公認だ」と告げます。ウディ・ハレルソンはアメリカの名優でマリファナ合法化の支持者。「ナチュラル・ボーン・キラーズ」で注目を集め、「ウェルカム・トゥ・サラエボ」「オースティン・パワーズ:デラックス」「ノーカントリー」「今宵、フィッツジェラルド劇場で」など話題作に出演。「ラリー・フリント」ではアカデミー賞主演男優賞に、“The Messanger”では同助演男優賞にノミネートされています。
原文の“hemp(ヘンプ)”は大麻の一種ですが、早く育つことから衣類や紙製品が作られており、エコだと推奨するグループもあるようです。
●弾丸よりも速く、高層ビルをひとっ飛び
中盤、エヴァンが醸造家のキムに「お願いがある」と言われて答えたときのセリフ。「弾丸よりも速く、高層ビルをひとっ飛び」といえばスーパーマン。本来はこの前に「機関車よりも強く」が入ります。
●「風よ吹け」
エディのブルースカイ社のキャッチコピーは「風よ吹け」。原文は“Got wind?”でモトネタは牛乳のプロモーション“Got Milk?”。
●ボディ・スナッチャー
後半、キムを見送ったエヴァンはディヴィヤに「別人に入れかわったら『ボディ・スナッチャー』だ」と語ります。「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」は1956年のSF映画の傑作。隣人が異星生物に入れかわっていくという物語で、2007年には「インベージョン」としてリメイクされています。
●今回のゲスト
タッカーの友人オリヴァー・アンブローズ役はザカリー・ブース。TVシリーズ「ダメージ」「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」のほか、映画「キミに逢えたら!」“The Beaver”などに出演。
醸造家のキム役はゾー・マクラーレン。TVシリーズ「ダーティ・セクシー・マネー」ではリサ・ジョージ役でレギュラー。「Dr.HOUSE」“The Whole Truth”などにゲスト出演。
若いときのエディ役としてクレジットされているのはエドワード・コルディアーノ。TVシリーズ“Blue Bloods”、短編“Transition”“2010 Fat Guys Gotta Eat”などに出演しています。エディ役を演じるヘンリー・ウィンクラーの「ハッピーデイズ」時代にそっくり!(ハッピーデイズのシーンを合成したのかと思いました!)
●キャッチーな音楽
前半、タッカーがリビーを見送るシーンから流れるのはRelient Kの“Forget And Not Slow Down”。
エヴァンがハンクに昔の写真を見せたあと、ハンプトンズの上空からワイナリーのシーンで流れるのはThe Spring Standardsの“Goodbye Midnight”。
後半、エディが救急車の前でハンクの写真を撮るシーンから流れるのはBig Phonyの“Talk Of The Town”。
ゲストハウスでハンクとタッカーが話したあと、上空からのシーンで流れるのはBetter Than Ezraの“All In”です。

2011.5.27|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月19日(木)S2#5『カリブ海の対決』

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ボリスに招かれ、キューバにいるハンクとエヴァン。誘拐されたエヴァンは人里離れた農場で、工作機械に指を挟んだ男性に引き合わされる。彼は記者のマルコスといい、政府を批判する記事を書き政治犯となっていた。エヴァンを誘拐したのは葉巻売りのオスカルで、バーにいた美女カルメンの弟だった。彼はエヴァンを医者と思い込み、マルコスを治療させるため農場に連れてきたのだった。
事情を知ったエヴァンはカルメンにハンクを呼びに行かせ、話を聞いたハンクは駆けつける。彼はマルコスの怪我の状態を確認すると、デンタルフロスで指を縛って腫れを抑え無事に機械から引き抜く。だが今度はマルコスの手や目から異状が見つかる。ハンクは症状から感染性心内膜炎と診断し、検査のため彼をマリサの研究所へ連れて行く。するとそこにはボリスがいる。
マルコスが来ていると知ったボリスは、彼を自分の屋敷に連れていくよう指示する。政治犯がマリサの施設にいることで、彼女に危害が及ぶのを恐れたのだ。
部屋を出たハンクは運転をカルメンに任せ、ボリスの病室に引き返す。するとそこには臨床試験の失敗で痙攣を起こすボリスがいる。これにより彼は瀕死の状態に陥るが、ハンクの迅速な対応によって一命を取り留める。
マリサは窮地を救ったハンクに礼を言うためボリスの屋敷を訪ねる。するとそこでマルコスを見つけ、ハンクがボリスを面倒に巻き込んだと激怒する。だが逆に「マルコスはボリスの指示で屋敷に来た。それはマリサを守るためだった」とハンクから聞かされる。臨床試験は事実上の中止となったが、ボリスとマリサは今回の出来事で互いへの愛を深める。
一方ハンプトンズではディヴィヤとジルが友情を温める。またディヴィヤはエミリーと折り合いをつけようとするが、彼女の冷淡で計算高いやり方にまたもやキレてしまう。さらにハンク・メドには思わぬ事態が待っている。なんとエミリーがハンプトンズでコンシェルジュ医療を始めたのだった。

●【医療豆知識】感染性心内膜炎
マルコスのかかった感染性心内膜炎は、心臓の中で細菌が増える病気です。今回のように爪の下の出血や発熱のほか、心臓の聴診で雑音が聞こえたり、手足の皮下出血といった症状があります。
●ジェーンズ・アディクション
ジルとディヴィヤはジェーンズ・アディクションのコピーバンドのライブを見に行きます。ジェーンズ・アディクションは1980年代にメジャーデビューした、アメリカのロックバンド。幾度かの解散と再結成を経験し、今年に入り8年ぶりのアルバムを発表しています。
●ステラ・マッカートニー
ステラ・マッカートニーは元ビートルズのポール・マッカートニーの次女。彼女は1990年代後半、自身の名前を用いたブランドを創設。その後クロエのクリエイティブ・ディレクターを務め、パリプレタポルテ・コレクションに参加。各社とのコラボレーションや化粧品、香水の開発を手がけるなど幅広く活躍しています。
●パスタのペンネとジーティ
後半、エミリーはディヴィヤのパスタが「ペンネ」ではなく「ジーティ」だと告げます。ペンネは両端を斜めにカットしたパスタ。ジーティは両端を直角にカットした、筒状のパスタです。
●今回のゲスト
バーでディヴィヤにしつこく迫るデニス役はマット・ウォルトン。TVシリーズ"One Life to Live"ではレギュラー。"Onion SportsDome"ほかに出演。
カルメンとオスカルの叔父で、指をけがしたマルコス役はトニー・プラナ。TVシリーズ「アグリー・ベティ」ではイグナシオ・スアレス役。"Los Americans" "Body of Proof" "Commander in Chief"などに出演しています。
●ハンク役のマーク・フォイアスタインもセレブの仲間入り!
日本で第2シーズンの放送が始まった「救命医ハンク」。本国アメリカではまもなく第3シーズンの放送が始まります。これに伴いハンク役のマーク・フォイアスタインのギャラは1話につき7万5000ドルから13万5000ドルに跳ね上がりました。日本円に換算すると1話1千万円以上!
「英雄の条件」「ハート・オブ・ウーマン」「イン・ハー・シューズ」といった良質の映画や、TVシリーズでキャリアを積んできたマーク。今作の成功によって、彼も正真正銘のセレブとなりました。
●キャッチーな音楽
ディヴィヤがハンプトンズのカフェで並ぶシーンで流れるのはErin Armstrongの"North District Dollar"。
マルコスの診察後、エヴァンとオスカルが携帯電話を取り返そうとフリオと話すシーンで流れるのはJesus Alejandro "El Nino"の"Como Te Gusta"。
続くハンプトンズの上空からバーで流れるのはNew Life Crisisの"The Shouting"。
キューバのシーンから再びバーに戻ったときに流れるのはNew Life Crisisの"Promiss"。
ボリスが危機を脱したあと、ハンプトンズの夜のシーンで流れるのはAMの"Self Preservation"です。

2011.5.20|エピソード|コメント(1)トラックバック(0)

5月12日(木)S2#4『キューバへの招待』

4

ハンクはボリスの呼び出しを受け、ムリについてきたエヴァンとともにプライベート・ジェットに乗る。やがて2人が到着したのは国交断絶中のキューバだった。
ボリスがハンクを呼び寄せたのは、キューバでマリア・カサラスの臨床試験を受けるためだった。ボリスは自身の難病治療に向けて準備を急ぐが、ハンクはリスクを伴う臨床試験には下調べを十分行う必要があると主張する。これを聞いたボリスは1度引き下がるが、結局マリサの臨床試験を受けると決める。
実はボリスとマリサは親密な関係にあり、ボリスは彼女の研究所を支援していた。先日ボリスが大量に注文した抗生物質も、彼女が市民の治療に使っているものだった。
一方エヴァンは海岸で知り合った、カナダ人のミンディとダイビングを楽しむ。その後ミンディの友人であり、現地で美容整形をしたスージーが体調不良を訴える。ハンクや地元の医師が診察した結果、原因はダイビングの急浮上による減圧症(いわゆる「潜水病」)だと判明。スージーは高圧酸素室で処置を受ける。
このあとエヴァンはミンディに誘われ、彼女と一夜を過ごす。そして翌朝、通りで何者かに連れ去られてしまう。
その頃ハンプトンズでは、ディヴィヤが代理の医師エミリーと業務を行う。エミリーは高度の医学を修めており医師としては優秀だったが、ハンク・メドの主義とは異なる言動を繰り返す。彼女のやり方は過剰医療に近く、患者に不必要な美容整形をすすめることもあった。この様子にディヴィヤは怒り、エミリーの名刺を本人の前で破り捨てる。

●【医療豆知識 1】第9染色体VCP(ヴィーシーピー)遺伝子
ボリスは「自分の家系では、第9染色体VCP遺伝子に突然変異が見られる」と告げます。第9染色体VCP遺伝子は実在し、筋肉や骨の病気のほか認知症などとの関連があると言われています。
●【医療豆知識 2】
「プリンストン卒、ジョンズ・ホプキンズを3位で卒業」
ジルがエミリー・ペックの経歴について語るシーンに出てくるセリフ。アメリカでは通常の四年制大を卒業後、医学校に4年間通います。そのためエミリーの経歴には、2つの大学が出てきます。ジョンズ・ホプキンズは全米トップの医学校です。
●キューバのシーンの撮影
今回の舞台はキューバ。石造りの街並み、美しいですよね。インターネットの情報によると、撮影されたのはプエルトリコだということです!
●トム・クランシー
キューバの街を散策すると言ったエヴァンに対し、ハンクは注意をうながします。このときエヴァンが例えに出したのがトム・クランシー。トム・クランシーはアメリカの小説家。緻密でリアルな軍事ミステリーに定評があり映画「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」などの原作者として有名です。
●踊るボリスとマリサ
中盤、夜の広場で踊るボリスとマリサ。アメリカでは威厳に満ちたボリスも、今回はどことなく自由で穏和な雰囲気です。情熱的な2人のダンスもステキですね!
●失われたアーク
中盤エヴァンは露天商のオスカルに映画「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」の話をします。「ムチをやるから偶像を投げろ(Throw me idol, I'll throw you the whip)」は作中に出てくるセリフです。
●ミッキー・ロークの二の舞は困る
美容整形を勧められたときのアランの言葉。ミッキー・ロークは80年代「白いドレスの女」「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」や「ナインハーフ」などのヒット映画に出演。その後ボクシングで顔を負傷し、整形手術をしたと言われています。
しばらく話題作から遠ざかっていた印象のミッキーですが、2008年「レスラー」でアカデミー賞の主演男優賞にノミネート。以降は「アイアンマン2」「エクスペンダブルズ」といった作品に出演しています。
●医師のエミリー・ペック
ハンクの代理としてハンプトンズにやってきたエミリー・ペック。頭脳明晰で容姿端麗。でも性格はちょっと難アリな印象。彼女がハンク・メドに波乱を巻き起こすかも?
●今回のゲスト
ボリスの恋人マリサ・カサラスを演じるのはパオラ・トゥルバイ。「トゥルーブラッド」ではAntonia役。"The Secret Life of the American Teenager"「クローザー」「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」などに出演。
新しいドクターのエミリー・ペック役はアナスタシア・グリフィス。「ダメージ」のケイティ・コナー役、「リップスティック・ジャングル」「ミディアム」などでゲスト出演。
バーを営むカルメン役はアナ・デ・ラ・レゲラ。"Eastbound & Down"でレギュラー。"Di Di Hollywood"「ナチョ・リブレ 覆面の神様」「コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら」などの映画に出演。
カルメンの弟オスカル役はアルマンド・リスコ。出演作は"Army Wives" "Kings"「FRINGE/フリンジ」など。
エヴァンとダイビングする美女ミンディ役はボニー・サマーヴィル。TVシリーズ「カシミアマフィア」のほか、映画「男と女の不都合な真実」"The Best and the Brightest"などに出演。
●キャッチーな音楽
ペック先生の登場のあとキューバの通りから海辺で流れる曲はMiguel Castroの"Vuelve Otra Vez"です。
夜の広場で流れる曲はLos Coralesの"Mulata De Mis Amores"。
エヴァンがオスカルから葉巻を買うシーンで流れるのは、Fruko Y Sus Tesosの"Mosaico Santero: Santa Barbara / San Lazaro / A La Caridad Del Cobre"。
後半のキューバの街からカルメンのバーにかけて流れるのはJesus Alejandro El Nino w/ Danny Osunaの"Teresa House"。
スージーの処置のあとミンディとエヴァンが話すシーンはLos Coralesの"Anoranza"です。

2011.5.13|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

5月5日(木)S2#3『アクションスターの休日』

3

ハンクとエヴァンは通りで倒れた、大柄の男性を救助する。それは売り出し中のアクション俳優ドナルド・グリーンだった。彼は最近、足がもつれたり息が苦しくなるという症状があり、検査のためゲストハウスを訪れる。このときドナルドの妹フェイスも事務所の社長兼マネージャーとして現れる。すると彼女は一目でエヴァンが気に入り、食事に行きたいと言い出す。
こうしてレストランに行ったエヴァンは、フェイスがよく記憶を失うことに気づき、これが自分を繋ぎ止めるための作戦だと思い込む。一方ドナルドの症状は悪化する。彼はパーティーで足の感覚が麻痺したり、家のなかで倒れてしまう。ハンクが見たところ肌はかさつき、ひげの一部が白くなっていた。
実はドナルドの不調の原因は入れ歯安定剤にあった。彼はボディガード時代に暴漢に殴られて歯を失い、日常的に入れ歯を使用していた。またヒット中のシリーズでは特殊メイクの一環で専用の入れ歯を付けていた。安定剤には亜鉛が含まれており、この亜鉛が平衡感覚の乱れや筋力の低下、体の麻痺を引き起こしていた。肌のかさつきや白髪も亜鉛が原因だった。またフェイスの記憶障害は事実だった。彼女は数カ月前、肥満解消のため胃バイバス術を受けていた。本来は術後に厳しい栄養管理をするのだが、ドナルドの映画のヒットで多忙になり、きちんとした食事を取れずにいた。この結果、彼女はビタミンB1欠乏による記憶障害を引き起こしていた。互いの不調の原因を知ったドナルドとフェイスは仕事の関係を解消し、仲の良い兄妹としてそれぞれの道に進むことにする。間もなく2人はハンクとエヴァンに感謝し、ハンプトンズをあとにする。
その頃シャドーポンドでは、ボリスが自分宛ての荷物をエディがハンクのものと勘違いし受け取ったことに激怒する。ボリスに責められたハンクは、ハンプトンズを出て行くようエディに告げる。これを聞いたエディは冷たい息子の態度にショックを受け「出て行かない」と言い放つ。それからほどなくしてボリスの屋敷には1人の女性医師がやってくる。彼女はボリスが呼び寄せた2人目のコンシェルジュ・ドクターだった。

●ホワイトスネイク
物語の前半、フェイスがドナルドの妹だと知ったエヴァンが例えに出したホワイトスネイクは1977年に結成されたイギリスのバンドです。2003年に再結成しています。
●シュワちゃんネタ
ドナルドの設定はアーノルド・シュワルツェネガー知事の元ボディーガード。シュワちゃんに借りたという家の壁にはウォーホール作風のシュワちゃんの絵が。気づきました?
●危険な情事
フェイスが記憶を失うと気づいたエヴァンは「『危険な情事』のグレン・クロースよりも危険だ」と語ります。「危険な情事」は1987年のサスペンス映画。クロース演じるアレックスが、マイケル・ダグラス演じる主人公を執拗に追いかけ、彼の家族にまで危険が及ぶという物語です。
●ヴァン・ヘイレン=マッケンロー
後半、テニスをしてきたエヴァンを見て、ハンクは「ヴァン・ヘイレン=マッケンロー」と皮肉混じりに告げます。ジョン・マッケンロー選手はヘアバンドがトレードマークのプロテニスプレイヤー。ヴァン・ヘイレンはアメリカのロックバンド。リーダーのエドワード・ヴァン・ヘイレンはギタリストです。
●市民ケーン
終盤、エヴァンがドナルドの映画を「『市民ケーン』の環境守れない奴はブッ殺すバージョンだ」と語ります。「市民ケーン」は1941年製作の映画。オーソン・ウェルズが監督・主演を務め、アカデミー脚本賞に輝きました。
●ガラクタ・コレクターの映画
物語の最後には「ガラクタ・コレクター」のワンシーンがテレビに登場。本編が観たくなった方もいるのでは? ワンシーンから本編が出来た映画と言えば、ロバート・ロドリゲス監督の「マチェーテ」。フェイクの予告編として挿入されたこの映画、本当に製作されて劇場公開され、話題となりました。
●今回のゲスト
アクション俳優ドナルド役はポール・ワイト。彼はWWFのプロレスラーです。"The Big Show"や"The Giant"のリングネームで親しまれています。
妹のフェイスはエリン・ヘイズ。テレビシリーズ"Childrens' Hospital"でレギュラー。"Parenthood" "Worst Week"で準レギュラー。「しあわせの処方箋」「グレイズ・アナトミー」ではゲスト出演しています。
●キャッチーな音楽
オープニング、渋滞する街のシーンで流れるのはTwo Hours Trafficの"Stuck For The Summer"。中盤、誕生パーティーでエヴァンが滑り台で遊ぶシーンで流れるのはThe Botticellisの"The Reviewer"です。

2011.5. 5|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

4月28日(木)S2#2『恋の病』

2

ハンクは20年ぶりに姿を見せた父親エディを前に戸惑うが、エヴァンはすっかり心を許す。そのころジルは元夫チャーリーが残していった品物を売るためガレージセールを開き、ニューバーグ邸には夫の連れ子ブレークが戻ってくる。 ブレークはフランスの料理学校を卒業し菓子職人となるはずだった。しかし、ヨガ教室の経営者でインストラクターのジェイミーと恋に落ち、学校を辞めて帰国した。この出来事にニューバーグは、若い男が大切な娘をそそのかしたと腹を立てつつも、彼女の帰国を祝ってパーティーを開く。 このときブレークは呼吸困難を起こし、数日後には体に発疹が現れる。薬物使用を疑ったハンクが問いただすと、ブレークはダイエット薬や安定剤を飲んでいると告白する。彼女は年下のジェイミーと交際を続けるためムリを重ねてきたのだった。 だが彼女の努力も空しくジェイミーから別れのメールが届く。突然の別れにブレークは倒れ、ハンプトンズ記念病院に搬送される。ハンクや医師の診察の結果、彼女の不調はストレスで引き起こされる「たこつぼ型心筋症」だと判明する。ハンクはブレークに薬とカウンセリングによる治療を勧める。 一方ハンクはジルのガレージセールでジョンとシェリーの夫婦に出会い、個別に「発疹が出た」という相談を受ける。2人とも互いの浮気による性病を疑って破局寸前になるが、実はアルマジロによるハンセン病だったと判明する。デザイナーのシェリーはアルマジロの革でベルトや小物を作っていた。彼女は革の仕入れで牧場を訪れたときアルマジロに引っ掻かれ菌に感染したのだった。ハンセン病が感染力が弱くて普通に日常生活を送れると説明を聞いたジョンとシェリーは、浮気が原因でないと知って仲直りする。 またハンクとジルはガレージセールの手伝いで盛り上がりキスをする。ディヴィヤはラージとの結婚前にベッドを共にすると決める。恋に目覚めたのは彼らだけではなかった。ハンクとエヴァンはニューバーグ邸に招待され、夫人から新しい交際相手を紹介される。それは何とエディだった。

●医療豆知識(1)
「心筋梗塞」と「心臓発作」
物語の後半ハンクは倒れたブレークについて「心筋梗塞だ」と語ります。このときの原文は“heart attack”。日本語では「心臓発作」という言葉もあります。日本語の心筋梗塞と心臓発作は同じ状態を指しており、医療従事者は専門的な「心筋梗塞」を使うことが多いようです。心筋梗塞は英語で“myocardial infarction”と言います。

●医療豆知識(2)「たこつぼ型心筋症」
ブレークのかかった「たこつぼ型心筋症」は、心臓の尖端(心尖部)が動かなくなった結果、風船のように広がる病気です。心電図では心筋梗塞と同じような反応が見られます。この病名は「たこつぼ」という日本語が世界的に使用されています。字幕では「たこつぼ症候群」と訳しています。

●エディ
長年、音信不通だったエディが現れて以来、ハンクとエヴァンの暮らしはすっかり彼のペースになっています。エディによると、ハンク・メドの財産はブルースカイ社の投資に使われたとか。果たしてこの話を信じていいのでしょうか?

●今回のゲスト
恋するブレーク役はメアリー・リン・ライスカブ。「24 -TWENTY FOUR-」のクロエ・オブライエン役でレギュラー。今回のブレーク役は、クロエ役を演じていた林真理花さんが務めています。映画「ジュリー&ジュリア」「サンシャイン・クリーニング」などに出演しています。
恋人ジェイミーはベン・ヤンネット。本作以外の出演作は「ゴシップガール」「アメリカン・ハート」などがあります。
警察官ジョン・タナー役はマイク・コルター。話題のシリーズ「グッド・ワイフ」のほか映画「ソルト」「ミリオンダラー・ベイビー」にも名前がクレジットされています。
彼の妻シェリー役はマーニー・シュレンバーグ。テレビシリーズ「フリンジ」“As the World Turns”“Canterbury's Law”などに出演しています。

●キャッチーな音楽
前回までの紹介が終わった直後に流れるのは、Alpha Revの“When Did I Wake Up”。
中盤、ラージとディヴィヤがジョギングするシーンで流れるのはHungry Kids Of Hungaryの“Scattered Diamonds”です。

2011.4.29|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

4月21日(木)S2#1『パニックルームの遺産』

1

ハンクは消えたエヴァンを捜し、ニューヨークにあるホテルの一室を訪ねる。そこは2人の父親エディとの思い出の部屋だった。エヴァンはエディと約1年前から連絡を取り合っていたのだった。
そのころディヴィヤはテレビ通販で有名な、スペンサー・フィッシャーの治療に当たっていた。彼は先日、偏屈な発明王の父親を失い遺産として豪邸を相続した。その後、屋敷内のパニックルームを解体している途中で、手のしびれや睡眠不足、腰痛などの不調に見舞われた。ハンクは抗不安薬を処方し工具を使わないようアドバイスするが、スペンサーは執拗に作業を続ける。この結果、彼は手に釘を打ち込んだばかりか、パニックルームのドアに挟まれて動けなくなってしまう。
これを見たハンクはジルに連絡。病院の備品にあった、空気を入れられる特殊なズボンでスペンサーの患部を圧迫するとハンプトンズ記念病院に搬送する。このときジルは、ERの部門長のエリザベス・ブレア医師に理事会で辞職を迫られるというピンチを迎えていた。だが急患の知らせを受けると、辞職の件をそっちのけで患者の救出に力を尽くし、ブレア医師にスペンサーの治療を担当させる。この結果、ジルの迅速な対応に辞職の話はひとまず消える。また彼女の元夫チャーリーはすでに復縁を諦め、離婚に同意したのち病院を去っていた。
スペンサーの不調の原因はパニックルームの水銀だった。彼の父親は金と水銀を使った合金の研究を行っていたのだが、その途中で水銀を取り込み精神に異常をきたしたのだった。スペンサーは父親と同じ運命をたどることを恐れ、取り憑かれたようにパニックルームの解体作業を行っていた。しかし異常が遺伝性のものではないと知り安堵する。
ハンク・メドのメンバーとジルがスペンサーを助けて間もなく、ゲストハウスに1人の男性がやってくる。それはハンクとエヴァンの実の父親、エディ・R・ローソンだった。エディは悪びれる様子もなく「カネを返しにきた」と告げる。

●オープニングの映像
オープニングは第1シーズンに引き続き、ブルーを基調とした映像です。今シーズンはディヴィヤの映像が変更になりましたよ~。メガネ姿も知的でしたが、今回の黄色いドレス姿も美しい~。
●ウォルドーフ
前半ディヴィヤは所在不明のエヴァンが「ウォルドーフにいるのではないか」と言います。ウォルドーフとはウォルドーフ・アストリア(※「ウォルドルフ」の表記もあり)。マンハッタンにある高級ホテルです。
●ジルの元夫チャーリー
第1シーズン最終話までジルに復縁を迫っていたチャーリー。第2シーズンの第1話で修羅場になるかと思いきや、なんと病院を去っていた! しつこいチャーリーにしては、意外にアッサリな幕切れです。でも、これでジルとハンクの恋に障害はなくなりました。2人の関係に注目しましょう~。
●黒い服の男
後半、ハンクが愛車を売ったエヴァンを見て「ジョニー・キャッシュか?」と聞きます。ジョニー・キャッシュはアメリカを代表する歌手で「黒い服の男(The Man in Black)」が代名詞。彼が歌う、同名の曲もあります。
ところで、なぜエヴァンは愛車にヘンリエッタと名付けたのでしょう? エヴァンの命名なので映画ネタかと思って調べてみましたが「コレだ」というのが見つかりませんでした。よろしければ皆さんのご意見、お聞かせください。
●ボリスの髪型
夏に向けてボリスは髪を短くカット。前シーズンまでのふわりとした髪型もステキでしたが、短く刈り込んだスタイルも似合いますね。渋い!
●今回のゲスト
敏腕のエリザベス・ブレア医師役はマーシャ・ゲイ・ハーデン。「ダメージ」で準レギュラー。ドリュー・バリモア監督の「ローラーガールズ・ダイアリー」、ショーン・ペン監督の「イントゥ・ザ・ワイルド」などの話題作にも出演しています。
テレビ通販の売れっ子スペンサー・フィッシャー役はカイル・ボーンハイマー。"Romantically Challenged" "Perfect Couples"で準レギュラー。「ブレイキング・バッド」ではゲスト出演しています。
ハンクとエヴァンの父親エディ役はヘンリー・ウィンクラー。「ハッピーデイズ」で大ブレイク後は「冒険野郎マクガイバー」「ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル」などに出演。近年の出演は「NUMBERS~天才数学者の事件ファイル」「ブル~ス一家は大暴走!」「女検死医ジョーダン」などがあります。
●キャッチーな音楽
オープニングのハンプトンズの風景で流れる曲はBlack Goldの"Run"。
中盤、ハンク・メドの営業で電話をかけまくるエヴァン。直後に車で移動するハンクとジル。これらのシーンで流れているのはBroken Bellsの"The Ghost Inside"です。
ハンクが、ボリスからフットボールを受け取るシーンから始まる曲はThe Boat Peopleの"Born In The 80's"です。

2011.4.22|エピソード|コメント(2)トラックバック(0)

10月5日(火)S1#12『ハンク・イン・ワンダーランド』

12

歴史ある屋敷「ヒル荘園」で異変が起きる。ここはディヴィヤとラージが婚約式を挙げる場所だった。屋敷の住人で案内役のゾーイは、2週間前から幻覚と咳に悩まされていた。そしてある夜、光の玉を追いかけて窓を突き破り、足をケガした。この出来事についてゾーイの姉で自称霊能者の姉エイミーは「屋敷がゾーイに悪さをした」と語る。エイミーによると異変の原因はゾーイにあった。彼女が歴史ある屋敷をホテルに改装すると言い出したため、屋敷が反対しているというのだ。この話を聞いたハンクとディヴィヤは、医療のプロとして原因の徹底解明を誓う。
しかし、いくらハンクたちが調べても原因は分からない。そこで今度はカビによる感染症を調べるため、屋根裏と地下室の調査を行う。すると屋根裏からは、大量のコウモリ見つかる。
検査の結果ゾーイからは、コウモリの糞によると思われる、ヒストプラズマ症の陽性反応が現れる。ゾーイは改装工事の計測で屋根裏に行き病気に感染した。これが咳の原因だった。またエイミーは咳に苦しむゾーイを見かね、彼女のドリンクに咳止めを混ぜて与えていた。だがゾーイは薬嫌いのため、咳止めを混ぜていることは本人に伝えていなかった。幻覚の原因は咳止めの成分デキストロメトルファンにあった。ゾーイは薬を受け付けない体質のため、咳止めを飲んだ彼女は激しい幻覚を見るようになったのだった。これを知ったエイミーはゾーイに謝罪。するとゾーイは怒るどころか、献身的な看病をしたエイミーに感謝する。
この幽霊騒ぎのさなか、エイミーはハンクに預言めいたことを告げていた。それは「ハンクと似ている、『R』のつく人物にトラブルが起こる」というものだった。
ディヴィヤの婚約パーティー当日――。彼女はラージとの結婚をどうしても受け入れられず、ハンクたちに「式の途中で婚約を破棄する」と宣言する。だがディヴィヤは「結婚したくない」という一言がどうしても言えず、婚約式は最後まで行われてしまう。またエヴァンはハンクに「破産した」と告白。それが彼らの父親、エディ・R・ローソンの仕業だとハンクが気づいたのは、エヴァンがゲストハウスから出て行ったあとだった。
一方ジルの家にはチャーリーが押しかけてくるが、彼女は「2週間以内に出て行け」と突き放す。そんななか彼女はディヴィヤの婚約式で、ハンクとゾーイが親しげに話すのを見てしまう。

●医療豆知識「認知機能」
前半、ハンクはゾーイに100から7ずつ引かせます。この作業には計算能力と、直前の数を覚えるという「短期記憶」が必要。これらの機能を「認知機能」と呼びます。
●今回の映画・テレビのモノネタ
今回はシャンデリアが変形したり、光の玉が飛んだりとオープニングから不思議な映像が登場しました。またエピソードの内容にピッタリの映画やドラマネタもいっぱいです。
まずラージがヒル荘園をたとえて言った「悪魔の棲む家」は1979年のホラー映画。この作品はロングアイランドのアミティヴィルで起きた怪奇現象をもとに作られています。
前半、ハンクが屋根裏へ行くエヴァンに告げた「ゴーストに気をつけろ(“Try not to get slimed”:直訳「スライムを浴びないように気をつけろ」)」は、1984年の映画「ゴーストバスターズ」がモトネタ。悪霊はネバついたスライムを使い、人々に取り憑きます。エヴァンが屋根裏のコウモリに驚く場面で連想されるのは2000年の「ドラキュリア」。人影が多数のコウモリに変身するシーンが斬新でした。
後半、エヴァンが髪を整える仕草をして口にする「トワイライト」はヴァンパイア映画三部作。「トワイライト~初恋~」「ニュームーン/トワイライト・サーガ」に続き、今年は「エクリプス/トワイライト・サーガ」が公開されます。
最後、エヴァンがエイミーを例える「アリソン・デュボア」。これはWOWOWで放送中の「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のこと。
●青いカードを選んだ理由
ジルは婚約祝のカード選びに悩みます。するとそれを見たハンクは「君らしい」と言ってブルーのカードを勧めます。ブルーと言えばハンクのテーマカラー。今回もさまざまなシーンでブルー系のシャツを着ていました。
「君らしい」とはジルにはハンクが似合うってことでしょうか? ちょっと意味深。
●CSI&グレイズとの裏コラボ!?
今回の日本語版では、WOWOWの人気海外ドラマの声を担当する俳優さんが登場しました。ゾーイ役の声は石塚理恵さん。「グレイズ・アナトミーhttp://grey.cocolog-nifty.com/」ではジュニア・レジデント、イジーの声を担当しています。またエイミー役の弥永和子さんは「CSI:マイアミ」で第6シーズンまでレギュラー出演していた検視官アレックスの声を担当しています。
ハンクがライバル視(?)しているパトリック・デンプシーの登場は近い!?
●父親の存在
第1話「運命のパーティー」から、たびたび話題に上ってきたハンクとエヴァンの父親。何と彼は実の息子に詐欺を働き、全財産を巻き上げたというのです。彼ら親子のあいだには一体何があったのでしょう?
●キャッチーな音楽
終盤、ジルがチャーリーを家から追い出すシーンで流れるのはThe Veilsの“Sit Down By The Fire”です。
●今回のゲスト
妹のゾーイ役はアレクサンドラ・ホールデン。「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」「CSI:マイアミ」「コールドケース」「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」ほか話題のテレビシリーズにゲストで出演。
姉エイミー役はサマンサ・マシス。テレビシリーズ「LOST」「グレイズ・アナトミー」のほか映画「デブラ・ウィンガーを探して」「パニッシャー」「アメリカン・サイコ」などにも出演しています。
●第2シーズン放送決定!
今回で「救命医ハンク」は第1シーズン全12話が終了しました。ハンプトンズを舞台にした、コンシェルジュ・ドクターという新しい切り口の医療ドラマ。皆さん、お楽しみいただけましたでしょうか?
さて、番組をご覧の皆さまに朗報です! WOWOWでは早くも来年「救命医ハンク2」の放送が決定しました。放送スケジュールは決まり次第、公式サイトにアップされます。ぜひチェックしてくださいね。

2010.10. 5|エピソード|コメント(4)トラックバック(0)

9月28日(火)S1#11『豪華ヨットへの誘い』

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ニューヨークへ戻ったハンクはボリスから「ガードナー家が彼の医師免許を剥奪しようとしている」と知らされる。このとき握手をしたボリスの手が硬直したことから、ハンクは彼の病気を確信する。実はボリスは短命の家系だった。彼の父親や祖父は表向き「事故死した」とされていたが、実際は原因不明の病に冒され、全員が40代半ばで死去していた。ボリスはハンクに「自分と病の闘いを見守ってほしい」と告げると、ガードナー家との会合を設定。会場に自分の弁護士たちを呼び寄せる。
そのころハンプトンズではエヴァンとディヴィヤが新規の依頼で豪華ヨットに乗り込み、依頼主の愛人カイリーと部下のブライアンと会う。間もなく今回の依頼主が富豪相手に投資詐欺を働いた、ゲーリー・ポストトニックと判明。事実を知ったエヴァンとディヴィヤが動揺するなか、酔ったカイリーがマストのロープをほどき、ブライアンがヤード(帆を張る横棒)に激突して負傷する。こうしてブライアンはフレイルチェスト、さらに緊張性気胸に陥る。これを見たディヴィヤは応急処置で呼吸を確保すると、ハンクに連絡する。ガードナー家との話し合いに来ていたハンクは、エヴァンからの一報で会合を中断。弁護士にパソコンを借り、映像を見ながら指示を与える。彼の的確な判断とディヴィヤたちの処置の結果、ブライアンは一命を取り留める。また、話し合いをキャンセルされたガードナー家は不満を漏らすがボリスの権力に恐れをなし、医師免許剥奪の危機は去る。このあとハンプトンズに戻ったハンクは、ボリスから一族の病歴に関する古い資料を預かる。
一方ハンクがニューヨークにいるあいだ、ジルは強引なチャーリーに振り回されていた。彼はジルが渡した離婚届に「チャンスをくれ」と書き込んだり、彼女を想い出の病室に呼び出すなどして抵抗を続ける。ハンプトンズに戻ったハンクが秋以降も街に残ると決めたときも、ジルは「夫とのことがどうなるか分からない」と答えるしかない。

●医療豆知識「フレイルチェスト」
負傷したブライアンは「フレイルチェスト」という状態に陥りました。フレイルチェストとは肋骨が折れ、その肋骨が支えていた箇所が通常と異なる動きをすることです。主な症状に、ドラマに描かれていたような「奇異呼吸」(※胸が通常の動きと逆の動きをすること)があります。
●ビールを無視!
冒頭ブライアンは、ビール缶をエヴァンとディヴィヤに投げて渡します。エヴァンはノリノリでキャッチしますがディヴィヤは無視。ビール缶が海に沈んでも顔色ひとつ変えず、エヴァンのビールも取り上げました。相変わらず対照的な2人でしたが、最後の病院のシーンでは互いに歩み寄りました。やっぱりこの2人、お似合いでは?
●今回のボリス
ボリスには「短命の家系」という大きな秘密がありました。
彼がハンクを雇った理由はここにあったのですね。今度ボリスはどうなるのでしょう?
「救命医ハンク」の第1シーズンは残すところあと1話。第2シーズンの展開が待ち遠しい!
●ゲーリー・ポストトニックのモトネタ
巨額の投資詐欺を働いた、ゲーリー・ポストトニック。実は同様の事件が実際にアメリカで起きていました。それが2008年に起きた、ナスダックの元会長バーナード・マドフによる巨額詐欺事件。この事件ではポンジー型(Ponzi)と呼ばれる詐欺により、数百億ドルの被害が出たと言われています。
●ガンビー
カイリーがエヴァンにつけたあだ名の「ガンビー」。英語では“Gumby”と書きます。ガンビーはアメリカで1950年代に生まれたクレイアニメのキャラクターです。体はグリーンでヒョロ長く、ギョロ目の外観が特徴です。“Gumby”で検索すると多数の動画や画像がヒットします。エヴァンに似てるかも!?
●キャッチーな音楽
後半、ボリスが自分の腕に注射をするシーンで流れるのはBrendan Bensonの“Feel Like Taking You Home”。ニューヨークのハンクがERの前で、ディヴィヤと話すシーンの曲はEulogiesの“Day To Day”です。
●今回のゲスト
ヨットの船長ブライアン役はマーサー・ジッケル。二カ国語版で彼の声を演じた内田直哉さんは「インディ・ジョーンズ」シリーズのハリソン・フォードの声でもお馴染みです。テレビシリーズ“Horrible People”、“Reno 911!”では準レギュラーで出演。映画「レイチェルの結婚」「幸せになるための10のバイブル」にも出演しています。詐欺師の愛人カイリー役はイワナ・ミルセヴィッチ。「フレンズ」「CSI:マイアミ」「アグリー・ベティ」ほか、多数のテレビシリーズに出演しています。
また弁護チームのダイアナは、WOWOWで放送中の「プライベート・プラクティス」でアディソン役の声を演じている唐沢潤さんが担当しています。

2010.9.28|エピソード|コメント(3)トラックバック(0)

9月21日(火)S1#10『青ざめる秘密』

10

ハンクはタッカーの17歳の誕生日にブライアント家を訪れ、彼の父親マーシャルと再会する。マーシャルは新しい秘書のブリジットを伴い上機嫌だったが、彼女が薬物の過剰摂取で倒れ、誕生会は台無しとなる。
この出来事をきっかけにマーシャルの薬物およびアルコール依存症が明らかとなり、彼は立ち直りたいとハンクに告げる。賛同したハンクは専門のリハビリ施設を探すが、マーシャルは眠っているあいだに薬物を抜く「超スピード・デトックス」を試すと言い張る。間もなく彼は、ハンクが反対も聞かずこの方法を実行。「超スピード・デトックス」の麻酔医が薬の分量を誤ったことから命の危機に陥る。
ハンクやタッカーの献身的な看病のおかげでマーシャルは回復する。だが今度はリハビリ施設に入るのを延期し、タッカーと旅行に行くと言い出す。だが実は、依存症から抜け出せないマーシャルは、密かに薬物を隠し持っていた。出発の当日、タッカーがマーシャルの上着から薬物を発見。旅行の予定をキャンセルし、彼をリハビリ施設へと送り届ける。一方ハンプトンズ記念病院では、チャーリーがERの医師として復帰しハンクとジルのあいだに割り込む。このころジルはボリスの依頼で彼の血液サンプルを廃棄し、その後ボリスから届いた小切手を診療所の開業資金として受け取っていた。彼の病気を疑っていたハンクは事実を知ってショックを受けるが、ジルへの想いは断ち切れない。ボリスの呼び出しでニューヨークへ行くことになると「一緒に行こう」と彼女を誘う。だがそのときチャーリーが現れ、ジルにチューイの店のテイクアウトを差し入れする。これを見たジルは、仕事を理由にハンクの誘いを断る。
一方、エヴァンとディヴィヤは新しい顧客を訪ねたあとで、またもやケンカ。ディヴィヤは「あなたのように女性をモノ扱いする人に、女友達はできない」と言ってエヴァンをなじる。腹を立てたエヴァンはクラブのアルバイト、アナに「友達になろう」と声をかけ2人で海へ行く。ヨーロッパ出身で、海を初めて見たアナは興奮し、ヌードビーチの映画を真似てビキニのトップを外す。これを見たエヴァンは驚きながらも理性を保ち、その場を乗り切る。
だが後日アナの全身が青くなり、ボーイフレンドのランスが怒鳴り込んでくる。アナの体が青くなったのは薬の副作用によるものだった。だがランスは納得せず、アナがエヴァンと浮気したせいだと主張する。するとディヴィヤが「自分はエヴァンのカノジョだ」と言って彼にキス。彼女はエヴァンをかばったことを素直に認めないが、エヴァンは「ディヴィヤが女友達になってくれた」と、まんざらでもない顔をする。

●医療豆知識「意識レベル/GCS」
前半、チャーリーは搬送されたブリジットを見て意識レベルの確認をします。原文の“Glasgow scale”は“Glasgow coma scale(GCS)”の略。意識レベルを評価する国際基準です。評価は3点から15点までで、意識があるほど点数が上がります。
●ヌードビーチの映画
いきなりビーチで脱ぐなんて、アナはどんな映画を観たんでしょう?
ということでヌードビーチが出てくる映画を調べてみたところ「ユーロトリップ」という作品が見つかりました。ご興味のある方はどうぞご覧ください。
●巨大グモの映画
巨大グモの映画というと色々ありそうですが、エヴァンが観たのは何?
パニックモンスター映画「スパイダーズ」辺りでしょうか? 皆さんは、どう思われますか?
●スマーフとスマーフェット
マーシャルの看病から帰宅したハンクに、エヴァンはアナの話をします。青くなったアナをたとえたスマーフとスマーフェットは、ベルギーの漫画家ペヨの生んだキャラクター。日本では セーラー出版より「スマーフ物語」として絵本シリーズが出版されています。
またスマーフが主人公の映画“The Smurfs”も来年公開予定です。
●ディヴィヤがエヴァンにキス!
ディヴィヤは、ランスの前でエヴァンにキスをし「アナの浮気相手」という疑惑を払いました。彼女は「ケガ人を出したくなかった」と言いましたが、理由はホントにそれだけ?
ディヴィヤとエヴァンは何かにつけてケンカするけど、案外お似合いだったりして。
●ハンク、ジル、チャーリーの三角関係
チャーリーはジルとハンクの関係に気づき、ハンクへあからさまな態度を取ります。
チューイの店と言えば、第1話「運命のパーティー」で、ジルとハンクが行った場所。じつはチャーリーとジルの想い出の場所でもあったのですね。
●今回のタッカーとマーシャル
何かと子供じみた言動で我が道を行っていたマーシャル。今回はとうとうタッカーが主導権を握り、彼をリハビリ施設へ送りました。タッカーのためにも、マーシャルの更生を願います。
●キャッチーな音楽
オープニングのゲストハウスのシーンは、Phoenixの“Lisztomania”。
エヴァンがベンの店で営業するシーンの曲はLawsonの“Sky High”。
ブリジットが入院したあと、ハンクがタッカー家へ向かうシーンで流れるのは、Cloud Cultの“Everybody Here Is A Cloud (instrumental)”。
エヴァンが手当たり次第に女性に声を掛けるシーンはRichard Haigの“Put Your Hands Up”。
エヴァンが駐車場でアナと再開するシーンで流れるのはLike A Stormの“Chemical Infatuation”。
マーシャルが禁断症状で苦しむシーンはMatthew Perryman Jonesの“Swallow The Sea”。
ハンクがボリスと会うためニューヨークへ向かうシーンは、再びCloud Cultの“Everybody Here Is A Cloud (instrumental)”です。
●今回のゲスト
青くなるアナ役はアンナ・ウッド。「コールドケース」.「ブラザーズ&シスターズ」にゲスト出演。
彼女のボーイフレンド、ランス役はケヴィン・ブラウン。テレビシリーズ「30 ROCK/サーティー・ロック」では準レギュラーで出演。映画「噂のモーガン夫妻」や大ヒットコメディ「セックス・アンド・ザ・シティ2」にも名前がクレジットされています。
マーシャルの新しいアシスタント、ブリジット役はレイチェル・エメリッヒ。テレビシリーズ“Haute & Bothered”に出演しています。

2010.9.21|エピソード|コメント(1)トラックバック(0)

9月14日(火)S1#9『娘たちの馬術大会』

9

ハンクたちはハンプトンズ記念病院の寄付金集めのため、馬術大会で医療ボランティアとして協力する。今回ディヴィヤは大会に出場するうえ、両親のデヴェッシュとルビーナが応援にくるため救護活動には参加できない。彼女は医療助手をしていることを、まだ親に隠していたのだった。
間もなくハンクは人が倒れたという知らせを受け厩舎へ駆けつける。そこには有力選手の1人で厩舎の管理人ダンの娘、ベスがいた。彼女は嘔吐やめまいのほか、疲労感やオーラのような光が見える現象、慣れたはずの作業ができない「ジャメヴ」という症状に見舞われていた。だが彼女は乗馬を禁止される恐怖と優勝を願う父親の気持ちを察し、体調不良を隠していた。
ダンは以前、馬術教室を開いていた。ところが数年前、彼がカプサイシンを馬の脚に貼っていたところドーピングの噂が広まった。この結果、生徒は次々とやめていき、教室は閉鎖に追い込まれた。この出来事を目の当たりにしたベスは、自分が馬術大会で活躍すれば生徒が戻ってくると考えたのだ。
ハンクはこれまでの症状からベスがけいれん発作を起こしていると気づいた。彼とダンが厩舎に駆けつけたとき、ベスは大きな発作を起こしていた。これを見たダンは自分が娘に過度なプレッシャーを与えていたことに気づき「ムリに乗馬をするな」と告げる。
一方カダイ家ではデヴェッシュが虫刺されによるショック症状を起こし、ディヴィヤがとっさの判断で気道を確保する。これを見たエヴァンは、ディヴィヤが医療助手をしていると両親に伝えてしまう。ディヴィヤは、彼が勝手に話したことを知って激怒するが「本当の気持ちを伝えるべきだ」というエヴァンの言葉を聞き、両親に本音をぶつける。事実を知ったデヴェッシュとルビーナはあっさりと彼女を許すが、ディヴィヤの結婚と同時に医療助手のキャリアが終わると考えてのことだった。
またハンクとジルは病院長室で愛し合って以来、ぎこちない日々を送る。そんな中ジルの「元夫」チャーリーが、ハンプトンズ記念病院の医師として復帰する。ハンクはチャーリーの苗字が「ケイシー」だと知って驚く。実はジルとチャーリーの離婚は成立していなかったのだった。

●医療豆知識「バックボード/ネックカラー」
ハンクは落馬したベスを見てバックボードとネックカラーを持ってくるよう指示を出しました。バックボードは硬い担架のような板、ネックカラーは首に巻いて固定する道具です。頸椎のケガが疑われる場合は、このような道具を使って要所を固定し、病院まで搬送します。第1話「運命のパーティー」ではハンクはバッグやTシャツ等で代用していました。
●南部のコスプレか?
冒頭、エヴァンの格好を見たハンクは「南部のコスプレか?」とジョークを飛ばします。このときの原文は“Good morning, Atticus(おはよう。アティカス).”
アティカスとはアティカス・フィンチ。映画「アラバマ物語」で名優グレゴリー・ペックが演じた主人公です。映画ではアメリカ南部アラバマ州を舞台に、フィンチの奮闘が描かれ、ペックは本作でアカデミー賞主演男優賞に輝きました。字幕では「60年代か?」と訳しています。
字幕では、冒頭では「ケンタッキーダービーの観戦に行くみたいだ」と雰囲気を伝える訳になっていて、ミント・ジュレップという言葉は割愛しています。
●ミント・ジュレップ
冒頭、ハンクはエヴァンの服装に続いて「ミント・ジュレップ」について触れます。ミント・ジュレップは南部を代表するカクテルで薄いグリーンの色をしています。終盤、ゲストハウスでハンクとエヴァンが飲んでいたのがこれ。
●エリザベス・テイラー
マッデン医師がディヴィヤを「似ている」と言った、エリザベス・テイラー。彼女はアカデミー賞主演女優賞にも輝いた、20世紀を代表する大スターです。映画「クレオパトラ」や「陽のあたる場所」でご記憶の方も多いのでは? また8回の結婚歴があり、恋多き女性としても有名です。
●ウォートン・スクール
ディヴィヤが入学したウォートン・スクールはアイビー・リーグの1つ、ペンシルベニア大付属のビジネススクール。名門中の名門です。
●羊たちの沈黙
中盤、翌日の出場を誓うベスは「『羊たちの沈黙』みたいに縛られたくない」と告げます。映画「羊たちの沈黙」では猟奇殺人犯ハンニバル・レクター博士が堅いベッドのような装置に固定されていました。
●チャーリーの登場
今回は初めてチャーリー・ケイシーが登場しました。しかも彼とジルの離婚は成立していなかった! ハンクとジルの関係はどうなってしまうのでしょう? 心配です。
●本音が言えないディヴィヤ
ディヴィヤは両親に医療助手の仕事をしていると告白しました。しかし彼らは「結婚までの繋ぎの仕事」ととらえた様子。ディヴィヤが小さいころから本音を言えず、親の意向に従ってきたのが垣間見えるシーンでした。
第7話「愛されすぎて」でディヴィヤが流した涙の意味は、こんなところにあったのかもしれません。
●キャッチーな音楽
オープニングのベスの乗馬シーンで流れるのはThe Stillsの“Being Here”。
バーでハンクとディヴィヤが話すシーンはDrake's Hotelの“Here's to the Days”。
終盤、ゲストハウスでハンクとエヴァンが話すシーンはDave Doobininの“Faraway”。
ラスト、ジルがオフィスでかける曲はHoneyhoneyの“Black Crows”です。
●今回のゲスト
ジルの夫チャーリー役はブルーノ・カンポス。テレビシリーズ「キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き」「CSI:科学捜査班」「プライベート・プラクティス」「ゴースト ~天国からのささやき」ほかにゲスト出演。
娘のベス役はモリー・エフライム。TV映画“The Wonderful Maladys”に出演。
ベスの父親で厩舎の管理人ダンはデヴィッド・ハーバー。テレビシリーズ「ライ・トゥー・ミー 嘘は真実を語る」「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」のほか映画「消されたヘッドライン」「007/慰めの報酬」“Isolation” “Every Day”などに出演。
飲酒していたマッデン医師はケン・マークス。「サード・ウォッチ/NY事件ファイル」「ニューヨーク1973/LIFE ON MARS」ほか多数のテレビシリーズに出演。映画“Step Up 3D”にも名前がクレジットされています。
ディヴィヤの父親デヴェッシュ役はアジェイ・メータ。「ライ・トゥー・ミー 嘘は真実を語る」「コールドケース」ほか多数のシリーズほか映画「踊るマハラジャ★NYへ行く」にも出演。妻ルビーナ役はジョアンナ・ジョージ。テレビシリーズ“3 lbs.”のほか、ヒット映画「ラブリーボーン」にも出演しています。

2010.9.14|エピソード|コメント(2)トラックバック(0)

9月7日(火)S1#8『問題だらけのハネムーン』

8

ハンクはハンプトンズ記念病院で絵本画家のザックに出会う。ザックは心臓疾患を抱えていたが新作の締め切りが迫っていたため強引に退院手続きを取っていた。ハンクが病院に留まるべきだと伝えると、彼が医者だと知ったザックは、ハンクを雇って退院してしまう。患者を奪われた形となったジルは激怒し、ハンクと口論となる。
帰宅したザックは処方薬の投与を拒否する。そして妻ジュリーの心配をよそに、ハーブティーと有機野菜の食事で乗り切ろうとする。だが間もなく彼はアトリエで倒れ、瀕死の危機に陥る。ハンクの迅速な処置により、ザックは一命を取り留めるが、倒れた原因は意外にもよかれと思って飲んでいた、ジギタリスのハーブティーにあった。ジキタリスの成分が弱った心臓の機能をさらに低下させていたのだった。
今回の経験でザックは病気に向き合うと決める。そして後日、ジュリーと一緒に「ズーマーとジュエル」シリーズ最新作の読み聞かせ会を開く。このときハンクは偶然ジルと会い、ハンプトンズ記念病院が有名な循環器の専門医を迎えたことを知る。するとハンクはザックに、記念病院での手術を薦める。
一方ディヴィヤはIT長者アランと、新妻で水着モデルのレイチェルを訪ねる。アランは性器に痛みがあり、アレルギーだと偽って妻を避けていた。ディヴィヤは性感染症を疑うが、アランの非協力的な態度で思うような検査ができない。しかし彼女の粘り強い診察の結果、彼の病気が温室に持ち込んだ樹木に付いていた虫に刺されたことによる、リーシュマニア症だと判明する。これを知ったアランはプロフェッショナルなディヴィヤの対応に感心し、今までの態度を詫びる。
またジルとハンクはザックの件でケンカをしたものの、惹かれ合う気持ちをおさえきれない。ハンクが謝罪の気持ちを込めて「ズーマーとジュエル」のサイン入り絵本をプレゼントすると、ジルは病院長室の明かりを消しハンクにキス。2人はその場で愛し合う。

●医療豆知識「肥大型心筋症」
肥大型心筋症は文字通り、心臓の筋肉が肥大する病気です。左心室が大きくなり、血流が左心房や肺へと逆流します。ザックのように、肺水腫や不整脈などが起きやすくなります。
●虐待看護師
前半、アランはディヴィヤの診察を嫌がり、治療薬の処方だけを希望します。融通の利かないディヴィヤに、エヴァンが告げたのが「ウルサイ。虐待看護師かよ」という一言。原文は“Shutting you down, Nurse Guantanamo. What are you doing? (黙れ。グアンタナモ看護師。何してる?)”
Guantanamoとはグアンタナモ基地のこと。ここではテロの容疑をかけられた人々に対する虐待や非人道的扱いが、たびたび問題となっています。
●今回のハンクとジル
ハンクがハンプトンズ記念病院でザックに声をかけたことから、彼はザックの治療を引き継ぐことに。病院から患者を取られたジルは激怒しますが、最後はハンクと仲直りし、病院長室で愛し合います。
……あらっ? ハンクとジルって別れてなかった?
というか業務中にオフィスで愛し合うのってアリ? ドアの向こうには秘書がいますよね?
●キャッチーな音楽
冒頭にかかる曲はAndrew Birdの“Fitz and the Dizzyspells”。
ハンクがザックのアトリエを訪ね、彼が転倒するシーンはThe Heavenly Statesの“Morning Exercise”。
読み聞かせ会の会場でハンクとジルが話すシーンで流れるのはAsh Koleyの“Ten Speed Flying Racing Bike”。
読み聞かせ会当日の曲はRob Jamesの“Let's Play Together”。
ラスト、ジルのオフィスで流れる曲はJasmine Ashの“Starlight”です。
●今回のゲスト
絵本画家のザック役はリー・ターゲセン。WOWOWで2010年5月に放送したミニシリーズ「ジェネレーション・キル兵士たちのイラク戦争」に出演したほか、「クローザー」「Dr.HOUSE/ドクター・ハウス」などにゲスト出演。“Helena from the Wedding”、“Silver Tongues”ほか、最新映画にも名前がクレジットされています。
ザックの妻ジュリーはケイティ・フィナーラン。テレビシリーズ“The Inside”ではレギュラー出演。「マーシー・ホスピタル」「ダメージ」ではゲストで登場。
IT長者アラン役はピーター・ジェイコブソン。「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」ではレギュラー出演。「救命医ハンク」の第2シーズンでは、同じアラン役で登場します。
アランの妻レイチェル役はブルックリン・デッカー。。実際に水着モデルであり、テニス選手アンディ・ロディックと結婚しています。「アグリー・ベティ」「CHUCK/チャック」にゲスト出演しています。

2010.9. 7|エピソード|コメント(1)トラックバック(0)

8月31日(火)S1#7『愛されすぎて』

7

ディヴィヤの運転する車がスクーターと接触事故を起こし、ハンクは事故現場にかけつける。そこにはラテン系の美女ソフィア・サントスがいる。間もなく夫のハビエルが駆けつけると、2人は熱いキスをする。ハンクは「病院で傷口を縫ったほうがいい」と言うが、ソフィアは「リオで豊胸手術をして退院してきたばかりなのでイヤだ」と答える。
ハビエルの希望もあり、ハンクたちはサントス家でソフィアの治療を行う。だが後日、請求担当のエヴァンが呼び出され、ハビエルから「高すぎる」とクレームを受ける。そんな中、今度はスポーツカーに乗るソフィアが、停車中のディヴィヤのバンに突っ込む。
めまいや吐き気を訴えるソフィアに対し、ハンクはMRI検査を行うことに。しかし検査の途中で彼女の胸元が異様な形に盛り上がり、そこからGPSが見つかる。じつは妻の浮気を心配したハビエルが豊胸手術のとき、密かにGPSを埋め込ませていたのだ。GPSのバッテリーに使用されるプルトニウムは体内に漏れ、ソフィアは被爆していた。これが彼女の体調不良の原因だった。
こうしてソフィアはハンプトンズ記念病院で処置を受ける。ハビエルは自分のせいで妻が命の危険にさらされたことを知り、ソフィアへ心から謝罪する。また彼は破産寸前だとも告げるが、ソフィアは夫の深い愛を再確認し「ハビエルさえいれば構わない」と答える。
ディヴィヤは初め、2人のアツアツぶりに辟易としていたが、素直に本音をぶつける大切さを学ぶ。そしてムンバイから訪れていた婚約者のラージに熱いキスをする。だが彼女の心は晴れない。ハンプトンズ到着から数日後、ロンドンへと発つラージ。複雑な心境で彼を見送るうち、ディヴィヤは号泣してしまう。
一方ハンプトンズにはボリスの支援を受け、ジルの旧友ケイティがやってくる。彼女はサメの専門家で、密かにボリスのサメの世話をしていた。ハンクはサメに咬まれたケイティの治療をしたことから、屋敷の地下室にサメがいることを知る。
ボリスはつい先日ハンクに健康診断を依頼しており、健康に不安を覚えているようだった。またその直後、ケイティに研究内容の変更を伝えていたことから、彼は人体にサメの研究を応用しようとしているようだった。ハンクがその事実に気づいたときには、ボリスはハンプトンズを発っている。
またケイティの登場により、ジルとハンクは交際が性急だったと気づかされる。こうして距離を置く必要性を感じた2人は、辛さをこらえて別れる。

●医療豆知識「MRI」
健康診断のときなど、よく聞く「MRI」。MRIは磁気で体内を調べる画像検査です。今回のエピソードで描かれたように、磁場がとても強いため検査室内に金属類を持ち込むことはできません。
●医療豆知識「バイタルサイン」
日本のドラマでも耳にすることが多い「バイタルサイン」とは血圧・脈拍・呼吸数・体温のことを表します。
●ジミー チュウ
冒頭、ソフィアが履いていたジミー チュウは1996年イギリスで設立された、バッグと靴のブランドです。
●バタフライ・エフェクト
前半エヴァンは「ハンプトンズでおきたことはバタフライ・エフェクトだ」と発言します。バタフライ・エフェクトとは小さな出来事がのちに大きな影響をもたらすという考え。アシュトン・カッチャー主演で同名の映画も製作されました。アシュトンが演じた主人公の名前もエヴァンです。字幕版では「サナギを蝶にした」という思い切った意訳になっています。
●ジュディ・ブルーム
中盤、MSGが「ひと夏の男」の略だと知ったエヴァンは、ジュディ・ブルームの本のようだと語ります。ジュディ・ブルームはアメリカの児童文学作家。日本でも「永遠の夏姉妹」「わたしの秘密おしえてあげる」ほか、訳書が多数出版されています。
●労働者の日
労働者の日とは、アメリカで9月の第1月曜日にあたる休日のことです。
●今回のジルとハンク
ハンクは「労働者の日のあと、どうするのか?」とケイティに聞かれ「考えてなかった」と答えてしまいます。ハンクの正直な人柄が見える発言ですが、正直すぎない!?
「残りたいから考え中」とか、ほかに言いようがあるのでは?
●今回のエヴァン
終盤、ハビエルが破産寸前と知ったエヴァンは「財務管理や税金関係の相談に乗る」と伝えます。自慢げな発言は照れ隠し? エヴァンが儲け抜きで人助けを買って出ました。彼は軽いだけの男じゃなかった!
●キャッチーな音楽
オープニングはThe Ivy Wallsの“Faster Faster”。
ゲストハウスでハンクたちがMSGについて話すシーンで流れるのはEstateの“Let Her Know”。
ディヴィヤとラージがバス停で別れるシーンの曲はHayley Taylorの“Waking”。
最後、ジルとハンクが破局するシーンで流れるのはConrad Korschの“I'm Leaving”です。
●今回のゲスト
熱愛カップルの妻ソフィアはロゼリン・サンチェス。「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」でレギュラー出演。「ラッシュアワー2」「ラッシュアワー3」のほか、最新作“Act of Valor”でも名前がクレジットされています。
夫ハビエルはウィリアム・アバディー。「ゴシップガール」「The OC」などにゲスト出演。
ディヴィヤの婚約者ラージ役はルパーク・ギン。“Just Wright” “Karma, Confessions and Holi”などの映画に出演。
ケイティ役はエリザ・クープ。テレビシリーズ「scrubs~恋のお騒がせ病棟」でレギュラー出演。「サマンサ Who?」“The Flight of the Conchords”などでゲスト出演しています。

2010.8.31|エピソード|コメント(6)トラックバック(0)

8月24日(火)S1#6『招かれざる客』

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ジルと一夜を明かした翌朝、ハンクは緊急の呼び出しでニューバーグ邸を訪れる。メイドのエスペランザがひどい咳と発熱で体調を崩しており、ハンクは肺炎と診断し処置を行う。このあと彼はニューバーグ夫人から、飼い犬のコーファックスの成人の祝い「ワンミツヴァ」に招待される。
ニューバーグ邸を出てきたのもつかの間、ハンクは夫人からの連絡で屋敷へ戻る。すると今度は招待客で装飾家のアントワンが体調を崩している。だがニューバーグ邸での異変はこれだけで終わらなかった。
「ワンミツヴァ」当日、今度はニューバーグ夫人と、回復したはずのエスペランザが熱と咳で倒れる。またパーティー・プランナーのボニーを始め、招待客も同様の症状を見せ始める。
ハンクがアントワンに立ち寄った場所を確認したところ、彼は買い付けで中国を訪れていた。これによりSARSや鳥インフルエンザなどの伝染病の可能性が出たためハンクと、パーティーに来ていたジルは会場を封鎖する。彼女は最悪の事態に備えて保健所に通報すべきだと告げるが、ハンクは通報でパニックを引き起こすより、原因を究明すべきだと主張。2人は方針の違いからケンカになってしまう。ひと目を気にするジルが一方的に交際を隠したがった一幕も、ケンカの引き金となっていた。
間もなく閉じ込められた招待客はイラ立ち、屋敷から出ようとする。このときジルの通報で警察や救急隊員、保健所の職員などが到着し出入り口を封鎖する。またディヴィヤも応援にかけつけ必要な医薬品を渡す。
一方室内では、ハンクがコーファックスの胸のしこりに気づく。ニューバーグ夫人に確認したところコーファックスもひどい咳をしていたことが分かり、これが人々の体調不良の原因だったと判明する。コーファックスはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(通称MRSA)という、ほとんどの抗生物質が効かない病気にかかっており、これが人々に広まったのだ。ただしMRSAはバンコマイシンを投与すれば治るため、隔離の必要はない。こうしてハンクの冷静な診断と治療の結果パニックは収まる。このときジルは大勢が見ている前で彼にキスをし「ひと目はもう気にしない」と告げる。
一方ディヴィヤは、パニック以前にボニーを診ていた。このときボニーが、エヴァンのいる前でディヴィヤの婚約式について触れる。ディヴィヤは親の決めた相手と結婚することになっており、エヴァンは「それでいいのか?」と疑問を投げかける。
またタッカーは、リビーがピルを持っているのを見つけて彼女が浮気をしていると思い込むが、じつはリビーが自分と愛し合うために用意していたことを知り、彼女と仲直りする。そして一連の騒動のあとハンクには、コーファックスの名前でスポーツカーが届けられる。ニューバーグ夫人が感謝して贈ったのだ。ハンクは派手好きのエヴァンへ車をプレゼントし、彼は上機嫌でドライブに出る。

ブログへの書き込み、ありがとうございます! たいへん励みになります。
皆さんにお楽しみいただけるよう、さまざまな記事を紹介していきたいと思います。これからも「救命医ハンク」を、どうぞよろしくお願いします。

●医療豆知識「バナナバッグ」
バナナ・バッグとは混合点滴のこと。点滴の袋に栄養やビタミンを入れると黄色くなり、それがバナナと似ているため、こう呼ばれています。
●今回のハンクとジル
やっと結ばれたのもつかの間、ジルは同僚の医師に過去の失敗を指摘されます。これで2人はギクシャクしますが、伝染病騒動をきかっけに互いの愛に気づきました。ホッとする一方、ジルの元夫の存在が気になります……。
●今回のリビーとタッカー
タッカーはリビーがピルを持っているのを見て浮気していると誤解します。じつは彼と愛しあうためにリビーが用意したものでした。第1話、サイバーコンドリアとして強烈な印象を残したリビー。彼女は誰よりもタッカーを愛する純粋な女性でした。キュート!
●エスペランザ
今回、ニューバーグ夫人の使用人エスペランザが初めて画面にお目見えしました。でも彼女、第3話「見えない敵」でコッソリ(?)登場してたんですよ。20分過ぎのニューバーグ邸で夫人が「エスペランザ?」と呼んでいます。気づきました?
●ディヴィヤの婚約
ディヴィヤが婚約間近だったとは! 驚きの事実が発覚しました。
それにしても準備は全て母親任せなんて冷めてませんか~? 何か事情があるのでしょうか?
●キンセニェーラのお祝い
キンセニェーラのお祝いとはラテン系の人々が行う、15歳になった女の子のお祝いです。
●キャッチーな音楽
朝を迎えたハンクとジルのシーンで流れるのがThe Laureatesの“Your Filthy Eastern Ways”。終盤、ジルとハンクがキスをするシーンで流れるのはThe Noises 10の“Never Know”です。
●今回のゲスト
エスペランザ役はオルガ・メレディス。「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」“Hope & Faith”でゲスト出演。装飾家アントワン役はアトー・エッサンドー。映画「最後の初恋」、テレビシリーズ“Make My Day”などに出演。ボニー役はアーデン・マイリン。「マッドTV!」レギュラーのほか、“Chelsea Lately”、“Party Down”などのテレビシリーズに出演しています。

2010.8.24|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

8月17日(火)S1#5『SOSの届かない島』

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ハンクはハイテク産業で成功したグラント家の旅行に同行する。今回の依頼主はグラント家の直系クレア・グラントの夫ロブだった。一家は毎年夏になると一族の島で過ごすのが習慣で、クレアは臨月にもかかわらずこの旅行を強行したのだった。今回はハンクだけが行く予定だったが、子守役を買って出たエヴァンも同行を許される。
こうしてハンクとエヴァンは、ロブとクレアの夫妻、クレアの姉妹のロイスと息子のアーロ、双子の妹のサムとマディーと共に島で管理人ウィルの歓迎を受ける。島は携帯電話も通じない海の真ん中にあり、外界との連絡手段はウィルの衛星電話だけだった。
クレアは愛着のある島での出産を願い、ハンクに誘発分娩を持ちかけるがハンクは断る。一方エヴァンは不機嫌なアーロを楽しませようとウィルとドライブに出かけ、アーロにギアチェンジを任せる。するとアーロがクラッチの繋ぎに失敗しトラックが横転する。このときウィルは足を複雑骨折し、衛星電話も故障してしまう。
外界との連絡手段が断たれるなか、ハンクは屋敷内の道具でギブスを作り、ウィルの足の処置をする。これで一時的にウィルの容態は安定するが、間もなく彼はベッドから起きあがろうとして転倒し、頭痛を抑えるためにハンクの許可なく抗凝固剤を飲んでしまう。これで彼は脳出血を起こして意識を失い、輸血を伴う緊急手術が必要となる。そこでハンクは銀のトレーを使い、ウィルに適合する血液を調べ始める。適合者はロイスとアーロだったが、貧血持ちのロイスに輸血は難しいためアーロがその役を買って出る。普段は悪さばかりが目立つアーロだったが、このときの彼は違っていた。アーロはエヴァンから「誰でもヒーローになれる。現実の世界はバーチャルゲームとよく似ている。失敗したら何度でもやり直せばいい」という話を聞いていた。奇しくもこの日、アーロはエヴァンの言葉通り、ウィルの危機を救い、ヒーローとなった。
ウィルの輸血には後日談があった。グラント家は特殊な血液の家系だった。ウィルとアーロの血液が適合したという事実は、ウィルがグラント家の血を引いていることを示していた。ハンクが問いただすと、ウィルは彼の祖母とクレアの大叔父が恋をして自分の親が生まれ、その血を受け継いだことを告げる。
一方、ジルとハンクの恋は一夜を過ごすところまで進展するが、エヴァンのジャマで台無しになる。また、ジルはハンクにハンプトンズ記念病院でERドクターをやらないかと誘うが、ハンクは自由に医療を施せる今の仕事に専念したいと告げる。ERドクターの元夫を持つジルは、これを受け入れるのだった。

●映画&テレビ・ネタ
物語の前半、ヘリに乗ったエヴァンは子供たちへ「僕は君らのメリー・ポピンズだ」と自己紹介します。「メリー・ポピンズ」はジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画。煙突掃除の歌「チム・チム・チェリー」などが有名です。
前半11分過ぎ双子の姉妹が優勝を狙う「アメリカン・アイドル」は、日本でもCS放送で人気のオーディション番組。
同じシーンの最後、エヴァンが双子を引き合いにした「シャイニング」は小説家が主人公のサスペンス・スリラー。原作はスティーヴン・キングで、監督はスタンリー・キューブリック。長回しのショットで不気味な双子の姉妹が幽霊として登場します。
中盤、エヴァンが「ビジネスはトラップ一家のように家族でやるべきだ」と語ります。トラップ一家はミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」に登場する家族のこと。「エーデルワイス」や「ドレミの歌」が有名です。
●今回のハンク
今回も名医ハンクの見せ場が満載。ビリヤードのキューを添え木にし、タオルを当てて足をカバー。パスタポットで生理食塩水を作り、銀のトレーで血液を調べ、電動ドリルで血腫を取り除きました。
医者としては器用で発想豊かなハンクですが、プライベートは正反対。ジルと愛し合うんなら部屋のカギくらいかけてはどうでしょう?
●今回のエヴァン
第1話「運命のパーティー」で自分の人柄の良さをアピールしていたエヴァン。彼の言葉は正しかった!
二段ベッドで幼少期の想い出を語るシーン。狭いアパートでの暮らしは決して楽ではなかったはず。それを宇宙船の旅に変えてしまう、前向きな発想。そしてアーロを励まし、かばう様子。かっこよかったですね~。衛星電話を直したのもナイス。
●ロイスたちの歌
中盤、ロイスたちは屋外で歌を歌います。この曲は“She'll be coming round the mountain”。ボーイスカウトやガールスカウトの定番となっている曲です。「あの子が山にやってくる」という邦題もあります。
●医療豆知識「複雑骨折」
複雑骨折とは医学的に、骨が皮膚を飛び出している種類の骨折です。別名を「解放骨折」。また一般的な骨折の処置は「整復(骨を元通りにする)」と「固定(骨をくっつける)」です。今回ハンクは足を引っ張って整復し、ギブスで固定するという処置をしました。
●キャッチーな音楽
オープニングで流れるのはToby Lightmanの“Waiting”。ハンクとジルが愛し合うシーンはSharon Jones & The Dap-Kingsの“Let Them Knock”。
ハンクとエヴァンが空港へ向かうときの曲はAll Wrong And The Plans Changeの“I Suppose”。ディヴィヤとジルがバーで会うときに流れるのはCasiokidsの“Fot I Hose”です。
●今回のゲスト
ウィル役はジェームズ・レブホーン。「UC アンダーカバー特殊捜査官」「サード・ウォッチ」「ザ・プラクティス」などなど人気のテレビシリーズにゲストとして登場したほか、「ザ・バンク 堕ちた巨像」「運命のボタン」「コールドマウンテン」「ミート・ザ・ペアレンツ」「ゲーム」「カリートの道」などヒット映画にも出演しています。
妊婦のクレア・グラント役はスーザン・マイズナー。「FRING/フリンジ」「ゴシップガール」「レスキュー・ミー」「ニューヨーク1973/LIFE ON MARS」などのテレビシリーズにゲスト出演。
夫ロブ役はデヴィッド・アラン・ブッシェ。テレビシリーズ「リップスティック・ジャングル」にゲスト出演。
ロイス役はヴィエンヌ・コックス。「ボストン・リーガル」「CSI:科学捜査班」などに出演。
アーロ役はジョナ・ボボ。「ザスーラ」「ラスト・マップ/真実を探して」ほかに出演。双子のマディーはイザベル=ムーン・アレクサンダー。サムはブリエル・バーバスカです。

2010.8.17|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

8月10日(火)S1#4『リストランテの週末』

4

今回ハンクが出会った患者はイタリアン・レストランの経営者アリソン・ムーアと、シェフのヴァレンティーナ・ロッシの2人。アリソンは夫が店のレシピを盗み接客係と逃げたあと、がむしゃらに働き今の店を軌道に乗せた。だがある日、仕事中にめまいを覚える。レストランの結核検査に来ていたハンクは相談を受け、人間ドックを受けるように勧めるが、間もなくアリソンは脳梗塞を起こしてしまう。ハンクは彼女の異変にいち早く気づきハンプトンズ記念病院へ搬送する。また彼はアリソンの恋人で従業員のクリストファーから、性行為の途中でアリソンの態度が急変したことを聞き出し発作の時間を逆算する。そしてCTスキャンの結果、アリソンには血栓溶解療法を施すことになるが、彼女は脳梗塞で記憶が混乱し治療前に病室を抜け出してしまう。
数十分後、ハンクとジルはレストランの冷蔵室で倒れているアリソンを発見する。血栓溶解療法が有効とされる3時間は過ぎていたが、ハンクはアリソンが冷蔵室にいたことで体の代謝が落ちており、処置には間に合うと考える。このギリギリの判断の結果、溶解剤を投与されたアリソンは一命を取り留める。
もう1人の患者ヴァレンティーナは結核検査で陽性反応を示していた。これを知ったディヴィヤは詳しく検査しようとするが、言葉の通じないヴァレンティーナは動揺し、家にこもってしまう。しかし、それが本国イタリアで受けたBCGによる偽陽性反応だと分かり、結核騒動は収まる。このときエヴァンは怪しいイタリア語を使ってヴァレンティーナとやり取りし、ディヴィヤを助ける。また彼は持ち前の好奇心から、ボリスが屋敷にサメを運び込んだことを突き止めるが、ボリスに「賢くなれ」と暗に脅されサメの件は黙っていることにする。
一方ジルはハンクと一緒にアリソンのレストランを訪れるが、その日がちょうどハンクの元結婚式の日だったと知る。そして後日、海辺のデートで彼女は夫との破局について告白する。こうして互いの過去を少しだけ知った2人は、さらに心を通わせキスをする。

●好きな女性キャラクターは?
前回に続き、今回は女性キャラクターのアンケートです! スタイル抜群のエイプリル、知的で気の強いディヴィヤ、キュートなジル、サイバーコンドリアのリビー……。皆さんのお気に入りの女性キャラクターを是非お聞かせください!
私はキュートでおしゃれなジル派で~す。
●エヴァンのアヤしいイタリア語
レストランのシェフ、ヴァレンティーナは言葉が通じないため、検査に怯えてしまいます。そんな彼女をアヤしいイタリア語で助けたのがエヴァンでした。注射器を刺すマネをして「ロアーモ、ロアーモ」と体をくねらせる姿、楽しかったですね~。
でもディヴィヤはイラついたようで……。ディヴィヤ、一応助けてもらったんだし、彼に優しくしてあげたらどうでしょう?
●屋敷にサメ!?
ボリスは何と体長3メートルのサメを屋敷の地下室に運ばせました。自宅でサメを飼うなんて、彼の目的は何なのでしょう? 単なる「金持ちの道楽」として片づけるには規模が大きく謎めいています。
●キッチンが処置室に!
ハンクは後半、発作を起こしたアリソンを救おうと奮闘します。彼の指示でレストランの厨房は処置室に早変わり。手製の電気毛布ができ、バッグ入りの食塩水が温まり、みごと溶解剤の点滴に成功しました。さすが名医ハンク!
●ジルの過去
今回のエピソードでは、ジルの結婚歴が判明しました。彼女と元夫の間には何があったのでしょう? 今後の展開が気になります。
●医療豆知識「DNRカード」
ジルが愛車について「『蘇生しないで』というカードが入っていた」と語るシーン。原文は“The mechanic found a<do not resuscitate> card in the glove box.(整備士がDNRカードを小物入れで見つけた)”です。アメリカでは心肺停止など、急変時に蘇生を希望しない人は、その意思を示すのが一般的。医療の専門用語をかけたジョークでした。
●キャッチーな音楽
オープニングのレストランでかかるのはThe A-Sidesの“We're The Trees”。ハンクとエヴァンのテニスのシーンはKaiser Chiefsの“Good Days Bad Days”。ハンクとジルの海辺のシーンで流れるのはMatthew Perryman Jonesの“Save You”です。
ウ~ン! 「救命医ハンク」の挿入歌はホントにステキ!
●今回のゲスト
リストランテのオーナー、アリソン役はキャリー・ソーン。「レスキュー・ミー ~NYの英雄たち」ではレギュラー。「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」「ER」などテレビシリーズにゲスト出演。恋人クリストファーはマット・バーンズ。「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」「グッド・ワイフ」でゲスト出演。シェフのヴァレンティーナはジェニファー・ミッソーニ。「ダメージ」「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」ほかテレビシリーズに出演。ダーン医師はダリル・エドワーズです。

2010.8.10|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

8月3日(火)S1#3『見えない敵』

3

今回ハンクが2人の患者に出会う。スペイン系の地元住民で犬の散歩係のベニーと、上院議員の息子ケンドリック・エヴェレットだ。ジョギングの途中、エヴァンは不用意にベニーの犬に近づき、興奮した犬がベニーを噛んだ。これを見たハンクは応急処置を済ませ、病院へ行くよう告げる。だがベニーは保険が切れており、経済的な余裕もないため傷を放置し化膿させてしまう。そこでハンクは彼とハンプトンズ記念病院へ行き、すぐに処置をさせる。
もう1人の患者、ケンドリック・エヴェレットは母親ルーシーの期待を受けて育ち、名門ノートルダム大学アメフト部への入部が決まっていた。そこで息子の活躍を願うルーシーは、ハンクに健康診断を依頼する。念入りな検査の結果、ハンクはケンドリックを健康だと診断するのだが、間もなく彼は倒れてしまう。
ハンクとディヴィヤはケンドリックの検査を行うが原因は掴めず、彼は呼吸停止に陥る。見かねたルーシーは彼を病院へ搬送すると言い出すが、意識不明の患者を移動するのは危険なことだった。すると、これまで黙っていた妹のメロディがハッキリとした口調でルーシーを阻止する。
そんななか、ハンクは2つの出来事を思い出す。1つはボリスの屋敷にシカがいたこと。もう1つはメロディの「兄にタックルした」という告白だった。
これらの出来事からハンクは、遂にケンドリックが倒れた原因を突き止める。それは唾液に毒を持つ鹿ダニが彼の耳に入ったためだった。鹿ダニがヒトの血を吸うと、唾液に含まれる毒がヒトの体内に吸収されるのだ。ハンクがケンドリックの耳から鹿ダニを取り除くと、彼は意識を回復させる。またルーシーは、今回の出来事で娘のリーダーとしての素質を見抜き、彼女の将来に期待を寄せる。
一方エヴァンはニューバーグ夫人の孫や友達と故障したジャグジーに入り毛包炎にかかる。彼は「病気をうつされた」と怒る女性を見送りながら、お酢に浸したタオルで体を消毒するしかなかった。またハンクは、ケンドリックとベニーの容態が安定したあと、病院でジルと軽い食事を取る。多忙な2人にとっては、これが貴重なデートとなった。

●好きな男性キャラクターは?
「救命医ハンク」も第3話が終わり、主な顔ぶれが出揃いました。
さて、ここで皆さんに質問です。好きな男性キャラクターはいますか? あなたはハンク派、エヴァン派? それとも渋いボリス派か、一番若いタッカー派? ぜひ皆さんのご意見をお聞かせください! 新ドラマ「救命医ハンク」を盛り上げましょう~。
私は「一家に一台」なエヴァン派です。
●「ニューイングランド」
エヴァンが経営戦略(?)のために購読している「ニューイングランド(NEJM)」とは医療雑誌の“The New England Journal of Medicine”のこと。医療界でもっとも著名な医学雑誌です。
●ノートルダム大学
エヴェレット議員の息子ケンドリックが入学するノートルダム大学。同大学は1842年に創設されたカトリック系名門大学で、アメリカン・フットボールの強豪校です。
●医学豆知識「デブリドメント」
前半13分、ハンクは化膿したベニーの手を応急処置し「デブリドメントが必要だ」と告げます。デブリドメントとは感染している部分を切り取る処置で、フランス語読みで「デブリードマン」と表記されることもあります。
●有名外科医
ハンクはエヴェレット家の医療設備に驚き「内装を手がけたのは有名外科医か?」と質問します。原文は“Who's your interior designer? Sanjay Gupta?(インテリア・デザイナーは誰? サンジェイ・グプタ?)”。サンジェイ・グプタ氏は現役の医師であり、医療ジャーナリストです。
●勝者らしく戦え
健康診断のシーンの最後、ケンドリックとメロディが同時に言う言葉。原文は“Play like a champion today”。ノートルダム大学のスタジアムに掲げられたボードの言葉です。
●アイオワ州の党員集会
ルーシーは「病気のデマのせいで、夫はアイオワ州党員集会で負けた」と語ります。アイオワ州党員集会は全米でも最初に行われる大統領予備選の1つ。オバマ大統領も同大会でヒラリー・クリントン(現国務長官)に勝利し勢いに乗りました。
●木の形をした芳香剤をつける
中盤、MRIトラックの貸し出し許可を得たハンクの言葉。「木の形をした芳香剤」とはカーフレッシュナー社の「リトルツリー」というシリーズ。アメリカでは有名な車用の芳香剤です。
●キャッチーな音楽
オープニングのジョギングシーンはOh Darlingの“Colorful Day”。ケンドリックの健康診断のシーンはThe Broken Westの“Perfect Games”。
ハンクとベニーが病院へ向かうシーンで流れるのはThe Broken Remotesの“Lose The Swagger”。ケンドリックの練習シーンで流れるのは The Thermalsの“Now We Can See”。
ドライブするエヴァンのシーンはThe Kedsの“Blue Eyes”。ニューバーグ夫人宅で流れるのはMandrewの“Hotwax”。
エヴァンたちがジャグジーに入っているシーンはThe J Bandの“Let Her Fly”。日本語版のエンディングに使用している曲ですよ~!
そのあとバーで流れるのはThe Asteroids Galaxy Tourの“Around The Bend”です。
●今回のゲスト
ベニー役はギレルモ・ディアス。テレビシリーズ“Mercy”や「Weeds ~ママの秘密」でレギュラー。
ルーシー・エヴェレットはマーガレット・コリン。「インデペンデンス・デイ」の大統領補佐官役のほか「ゴシップガール」にゲスト出演。
息子ケンドリックはアーロン・ディーン・アイゼンバーグ。娘メロディ役はドリーマ・ウォーカー。「アグリー・ベティ」“The Good Wife”“Seven Deadly Sins”などテレビシリーズに出演しています。

2010.8. 3|エピソード|コメント(0)トラックバック(0)

7月27日(火)S1#2『ハンプトンズのロビン・フッド』

2

今回ハンクが新たに知り合った患者は3人。引退公演を控えたバレエダンサーのテス・プレモーリと不動産仲介業で糖尿病のシーラ・モンゴメリー。そして漁師でC型肝炎を患うジム・ハーパーだ。
バレエダンサーのテスは、食事の途中で気絶するという症状に見舞われていた。ハンクとディヴィヤはタッカーの抜糸のさい、テスの引退パーティーを知り、営業を兼ねて出席した。このとき一緒に来ていたエヴァンがテスに一目惚れする。彼は「ジャンクフードを食べたい」という彼女を屋外のファストフード店へ連れ出すが、彼女はホットドッグを食べたとたん気絶してしまう。その後も彼女はエヴァンの手料理を食べて失神する。
ハンクの診察の結果、テスは特定の食べ物を摂取すると心拍が抑制される「嚥下性失神」という珍しい病気だと判明する。簡単な手術でペースメーカーを体内に埋め込めば、バレエや日常生活に支障はない。こうしてテスは手術するためと、エヴァンが魅力を語ったマチュピチュに旅立つためハンプトンズを去ることになり、出発前エヴァンにキスをする。
一方、シーラは不動産仲介業者で、ジルの知人でもあった。彼女は糖尿病を患っているにもかかわらず、保険が切れて通院をやめていた。そんな中、彼女はオーブンで腕をヤケドしてしまう。これを知ったジルは物件の見学を口実にハンクをシーラに引き合わせ、傷の手当てをさせる。
また漁師のジムは医療システムに嫌気がさしハンプトンズ記念病院に来なくなっていた。このころジルは治療費を支払う余裕のない市民のため、無料診療所を開こうとしていた。ジムはその案内を出す予定の1人だったが、昨今の不況のため寄付が集まらず診療所設立の計画は頓挫する。それを知ったハンクはジルを説得し、治療に必要なインターフェロンを入手。ジムに薬を手渡すと、今後は無料で往診すると申し出る。
またハンクはタッカーの父親マーシャル・ブライアントと初めて会い「もっと親子の時間を持つべきだ」と提案する。これで彼はタッカーのコンシェルジュ・ドクターをクビになるが、リモコン飛行機を飛ばすタッカーを訪ね「医者はクビでも君とは友達だ」と告げる。するとタッカーは父親への反発心を示すようにリモコン機を墜落させる。
診療所の計画が頓挫したジルは1度ヤケになるものの、ハンクの支援を受けて前向きな気持ちを取り戻す。こうして彼女は診療所の夢を追い続けることを誓い、ハンクは金持ち相手のコンシェルジュ・ドクターと、庶民のための往診医になると決める。

●今回の医療豆知識「心原性ショック」
ピザの耳をかじり、失神するテスを見て、ディヴィヤは「心原性ショックだ」と告げます。心原性ショックとは、心臓が原因でショック(血圧低下)を起こすことです。
●アメリカの医療保険
前半ジルはシーラについて「保険が切れてから病院に来なくなった」と語ります。「保険」にあたる原文は“COBRA”。“Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act”の略で、アメリカにある医療保険制度に関わる法律のひとつ。退職者に対して所定の期間、元の勤め先と同じ保険料が適用されるというものです。
●バレエダンサーのテス
前半は美しいバレエダンサー、テスが登場します。テスという名前や彼女のルックスから映画「テス」を連想した方もいるのでは? 映画「テス」は1980年に公開されたフランスとイギリスの合作映画。主演はナスターシャ・キンスキーでした。
●100年くらい縁遠い?
中盤エヴァンは、海岸でテスと話すハンクを見つけ食ってかかります。「恋愛に縁遠い」というハンクに対し、エヴァンは「縁遠い? 100年くらいか?」と嫌味で返します。このときのセリフの原文は“For how long? Since the sinking of the Lusitania? (縁遠いのはいつから? ルシタニア号の沈没以来か?)”です。ルシタニア号はイギリスの客船で1915年にドイツ軍に撃沈されました。
●青年の危機
中盤28分、エヴァンはテスに「ハンクが『青年の危機』に陥った」と語ります。「青年の危機」のモトネタは「中年の危機」。心理学用語だったものが、今では一般にも知られるようになりました。
●エヴァンのダンス
物語の後半、エヴァンはテスのために料理を作ります。エヴァン流の奇妙なダンスでしたが、彼のテスに対する情熱は伝わりましたね~!
●嚥下性失神(えんげせいしっしん)
テスの病気は「嚥下性失神」と呼ばれる、とても珍しいものでした。実際ドイツの20代の女性がサンドイッチを食べ、炭酸飲料を飲んだときに同様の症状を起こすという症例が報告されています。
●トップガン
終盤、タッカーは海岸沿いでラジコン飛行機を飛ばします。このときハンクが映画「トップガン」について触れます。「トップガン」は1986年公開のアメリカ映画。主演のトム・クルーズは本作や同年公開の「ハスラー2」などをきっかけに大ブレイクしました。
●今回のゲスト
タッカーの父親マーシャル・ブライアントはアンドリュー・マッカーシー。恋愛映画「マネキン」に出演していた青年です! 彼はその後キャリアを重ね「キル・ミー・テンダー」「キル・ミー・テンダー2」などの映画のほか、「名探偵モンク」「スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル」「ゴシップガール」「リップスティック・ジャングル」といったテレビシリーズに出演しています。
●キャッチーな音楽
ファストフード店で流れるのはMandrewの“Your Turn”。ブライアント家のダイニングで流れるのはEvolveの“Where Were You Sunday Afternoon”。タッカーがラジコン飛行機を飛ばすシーンはAshton Allenの“Purpose”。ハンクとジルが夕焼けを見ながら食事をするシーンはMandrewの“Cocktail Tree”です。
●お知らせ
「救命医ハンク」のスペシャルサイトでは「今回のピックアップ」として放送後、セレブによるセレブならではの一言を紹介しています。是非ご覧ください。

2010.7.27|エピソード|コメント(2)トラックバック(0)

7月20日(火)S1#1『運命のパーティー』

1

ハンク・ローソンはニューヨークのERに勤める優秀な外科医。美女ニッキとの結婚式を目前に控え、順風満帆な暮らしを送っていた。ところがある日、勤務先のガードナー理事長が心筋梗塞でERに運ばれ治療を担当したことから、彼の人生は一変する。処置を終えたハンクが同時に搬送された青年の治療に向かったところ、理事長の容態が急変し帰らぬ人となったのだ。遺族の怒りを買ったハンクは病院をクビになり、ニューヨーク中の医療機関からは締め出され、医師との結婚を夢見ていたニッキと破局する。
そんな彼を心配して訪ねてきたのは、弟で会計士のエヴァンだった。エヴァンは嫌がるハンクを連れ出し、ドイツ系の大富豪ボリス主催のパーティーに参加する。パーティーは避暑地ハンプトンズの富豪たち向けのもので、ローソン兄弟は招待されでいなかったが、エヴァンは「ボリスの従弟だ」とウソを言って会場に潜り込む。
間もなくハンクはモデルのエイプリルが嘔吐する場面に遭遇する。そこへボリスのコンシェルジュ・ドクター(専属医)シルバーが現れ薬物中毒という診断を下すが、疑問に思ったハンクは別の症状を指摘する。この結果エイプリルの嘔吐の原因が、花に付着した殺虫剤を吸い込んだためだと判明し、彼女は適切な処置のもと一命を取り留める。
これを見ていたボリスはハンクへ小切手を切ろうとするが、彼は受け取りを拒否しパーティー会場を出る。このときハンクは運命の女性ジルに出会う。また屋敷の門をくぐる直前、ハンクとエヴァンはアタッシェケースに金の延べ棒が入っているのに気づく。それはボリスからの謝礼だった。
翌日、ハンクは急患の知らせ受け、ミキサーの発明で莫大な財産を築いたブライアント家へ向かう。同家の息子で16歳のタッカーは交通事故を起こし、ガールフレンドのリビーをケガさせた。そしてハンクの噂を聞きつけ助けを求めてきたのだった。幸いリビーは軽傷だったがタッカー自身が倒れてしまう。実は彼は血友病だった。これを知ったハンクはあり合わせの家庭用品で応急処置を済ませ、彼を病院へ搬送する。
このあとホテルに戻ったハンクをエイプリルと医療助手のディヴィヤが待っている。エイプリルはハンクに交際を申し込み、ディヴィヤはコンシェルジュ・ドクターとしての開業を勧める。ハンクが2人の提案を拒否するなか、またもや救急の電話が入り、彼は待ち合わせ場所に向かう。
彼らが到着したのはセレブたちが酷評する、ハンプトンズ記念病院だった。そこでは整形マニアのニューバーグ夫人が、潰れた豊胸バッグの修復を待っていた。バカバカしい依頼にハンクは立ち去ろうとするが、ちょうどパーティーで出会ったジルが現れる。彼女は病院長で、モンスター患者のニューバーグ夫人に手を焼いていた。それを知ったハンクはジルのため、もう片方の胸も潰すという逆転の発想で夫人の要求に応える。この様子にエヴァンもディヴィヤも感心し、チームでの活動を提案する。当初は拒否したハンクだったが、ジルと会うためハンプトンズに残ることにし、チームでの活動を受け入れる。こうしてローソン兄弟はボリスの招きで彼のゲストハウスに移り住む。

●登場人物の紹介
主役ハンク・ローソン役はマーク・フォイアスタイン。「クローザー」「ザ・ホワイトハウス」など日本で人気のテレビシリーズのほか「ハート・オブ・ウーマン」「イン・ハー・シューズ」などの映画にも出演。
弟のエヴァン役はパウロ・コスタンツォ。WOWOWで放送したドラマ「ジョーイ」でお馴染みです。
大富豪のボリス役はキャンベル・スコット。オスカー俳優ジョージ・C・スコットの息子で(オスカーは受賞拒否)「エミリー・ローズ」「ラブソングができるまで」「リトル・ランナー」などに出演。モデルのエイプリル役はタマラ・フェルドマン。「スーパーナチュラル」「ゴシップガール」などに出演。
ニューバーグ夫人はベテラン女優のクリスティン・エバーソール。名作「アマデウス」のほか、近年では「女検死医ジョーダン」「カシミアマフィア」「ボストン・リーガル」などのテレビシリーズに出演。
タッカー・ブライアント役はエズラ・ミラー。「カリフォルニケーション」で準レギュラー。ガールフレンドのリビー役はメレディス・ハグナー。元婚約者のニッキ役はパスカル・ハットン。ディヴィヤ・カダイはレシュマ・シェティ。終盤に登場したジル役はジル・フリントです。
●テレビに注目
前半13分過ぎ、飲み食いするハンクが見ているテレビに注目。1つ目は「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」。2つ目は「マスク」。3つ目はケヴィン・コスナー主演の「フィールド・オブ・ドリームス」。そのあと女性が大声でまくしたてる番組は、日本でも放送された「ジェリー・スプリンガーショー」です。
●パトリック・デンプシー
前半18分あたりでエヴァンはハンクを「パトリック・デンプシーとキリストのあいだに生まれた子供のようだ」と言います。パトリック・デンプシーはWOWOWで放送の人気ドラマ「グレイズ・アナトミー」の主演俳優。同じ医療モノだけに「ハンク」の製作陣は意識してる!?
●メモリアルデー
18分過ぎ、エヴァンが「週末はメモリアルデーだ」と発言します。メモリアルデーとは5月の最終月曜日のこと。「戦没者記念日」という表記もあります。
●映画の配信サービス
ハンクの自宅でのシーン最後にエヴァンは「映画の配信サービスが止まった」と言います。この原文は“Netflix froze your account(ネットフリックスが兄貴のアカウントを凍結した).”です。
ネットフリックスとはアメリカの映像配信サービス会社。契約すると自宅に居ながらにして、有料でDVDをレンタルできます。日本でも近年、同様のサービスが普及し始めていますよね~。
●素敵なシャツ?
物語の中盤30分でハンクが女性に声をかけられシャツを褒められます。彼女は「ラガーフェルドのサマー・コレクションか?」と聞いたのに対し、ハンクは「(スーパーの)コストコの商品だ」と返答。ラガーフェルドとはカール・ラガーフェルドのこと。シャネルやフェンディなど有名ブランドを手がけたデザイナーです。
●「エクソシスト」並みに吐いた
中盤35分、一命を取り留めたエイプリルにハンクが告げた一言。
原文は“A result of your Linda Blair impersonation(君がリンダ・ブレアのマネをした結果さ).”です。リンダ・ブレアは名作ホラー映画「エクソシスト」で、悪霊に乗り移られる少女を演じた女優です。緑色の液体を吹き出す姿を覚えている方も多いのでは? 字幕では「悪魔みたいに吐いてた」と訳しています。
●ビリー・ジョエルの交通事故ネタのジョークはナシ
中盤44分、フェラーリを大破させたタッカーがハンクに言ったひと言です。ビリー・ジョエルは2003年のほか、バイクや自動車で何度か事故を起こしています。
●フローズンヨーグルト
中盤48分、タッカーと言い合いになったリビーは「自分はフローズンヨーグルトが食べたかったんだ」と発言します。原文は“I wanted Pinkberry(ピンクベリーが食べたかった)”です。Pinkberryとはロスやニューヨークで人気のヨーグルト店。公式サイトはこちらです。
●ビニール袋とテープ
倒れたタッカーを前に、ハンクはリビーへビニール袋やダクトテープを持ってくるよう指示します。驚いたリビーは思わず「何するつもり?」と聞き返します。この原文は“Who are you? Macgyver? (あなた誰? マクガイバー?)”。マクガイバーとはドラマ「冒険野郎マクガイバー(1985-1992)」です。日本では1988年に放送されています。
●キャッチーな音楽
まずは「救命医ハンク」の日本語版オープニングとエンディング曲のご紹介。オープニングはEmil Richardsの“Call Me”。エンディングはThe J Bandの“Let Her Fly”。
ハンクとニッキが愛し合う場面で流れるのはAdalineの“Whiter/Straighter”。クビになったハンクが病院を去るシーンで流れるのはCakeの“Sheep Go to Heaven”。直後にハンクがテレビを見続けるシーンの曲はThe Ting-Tingsの“Shut Up and Let Me Go”。
ハンクとエヴァンがアパートを出るシーンで流れるのはRooneyの“I'm Shakin'”。渋滞のあとでかかるのはThe Airborne Toxic Eventの“Papillion”。
ボリスの屋敷前で流れるのがThe Wylde Bunchの“Ain't No Love in the Club”。
パーティーのダンスフロアではSuzie Roseの“Don't Rush (remix)”。暗転直後はEnurの“Calabria 2007 Club Mix”。
終盤の海辺でハンクがジルから電話番号をもらうシーンはThe Airborne Toxic Eventの“Wishing Well”。最後のゲストハウス前で一瞬かかるのはThe Blue Vanの“Be Home Soon”です。

2010.7.21|エピソード|コメント(2)トラックバック(0)